北海道の交通関係

島松駅・大麻駅・南小樽駅・登別駅の変化を見てきました

2022/09/22

JR北海道の駅バリアフリー化に関しては工事が進んでいた南小樽駅のエレベータ設置が9月17日に完成し披露されました。その他工事を行っている駅、今後行われそうな駅を見てきました。


前回の記事

島松駅・北広島・南小樽の変化を見てきました
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1079



南小樽駅

南小樽駅のエレベータ完成は北海道新聞地方面とSTVが報道でも取り上げています。

南小樽駅 より便利に バリアフリー化 エレベーター利用開始
2022年09月18日 北海道新聞 小樽・後志面
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/732756/
>工事は2018年7月に始まり、段差があった陸橋を架け替え、エレベーターと多目的トイレを新設した。新しいトイレは19年3月、陸橋は21年7月から使われている。事業費は約7億6千万円で、JR北海道が約2億2千万円、市が約2億1千万円、国が約3億3千万円を負担。市によると、当初の事業費は約4億2600万円だったが、軟弱地盤対策などで増え、完成も当初予定の21年春から遅れた。


【「便利になってよかった」】JR北海道・南小樽駅バリアフリー化完成式典
2022年09月19日 STV
https://www.stv.jp/news/stvnews/hapssv0000000tfx.html
>南小樽駅は新たにエレベーターが設置されたほか車いすの人でも利用できるようにトイレもバリアフリー化されました。
(利用者は)「足腰大変な方もいるので便利になって良かった」
JR北海道は「これから多くの人たちに安心して駅を利用してほしい」と話しています。


道新は隣の小樽駅にエレベータが未設置であると書きますが、貨物用エレベータが設置されていること、旅客用エレベータそのものの設置予定があることや現状は車いす移動運行が可能なエスカレータが整備されていることを書かないのはちょっといけませんね。

 南小樽駅エレベータ通路
南小樽駅エレベータ通路
 南小樽駅エレベータ通路
南小樽駅エレベータ通路
 南小樽駅改札階エレベータ
南小樽駅改札階エレベータ
ホームからの通路も幅を持たせてあり、特に移動に難儀はしないように見えます。
また、既に完成している多目的トイレ設置と既存の男女トイレの洋式化、そして改札、駅出入口の自動ドア設置が行われています。小樽方の階段下出口に関してはそのままになりますが、基本的には駅正面入口からの利用がメインでしょう。
 南小樽駅ホームからエレベータ建屋
南小樽駅ホームからエレベータ建屋
 南小樽駅小樽側口
南小樽駅小樽側口
 南小樽駅正面入口
南小樽駅正面入口
これにより小樽築港、銭函駅とともにエレベータが整備されたことになります。小樽駅は必要性は正しく理解されていますが、工事に難儀する場所であり工法を検討しているところとなっています。


島松駅

恵庭市になりますが、島松駅は改修工事の真っ最中です。現在駅への入口部へのスロープ設置、ホーム間エレベータ設置が行われています。
 島松駅正面
島松駅正面
 島松駅正面
島松駅正面
既に多目的トイレ設置と既存の男女トイレの洋式化は行われており、付随するスロープ、エレベータ設置が佳境という感じですね。
 島松駅1番ホーム
島松駅1番ホーム
 島松駅1番ホーム
島松駅1番ホーム
 島松駅1番ホーム
島松駅1番ホーム
1番ホーム側はエレベータ本体も設置が終わっているようです。
 島松駅2・3番ホーム
島松駅2・3番ホーム
 島松駅2・3番ホーム
島松駅2・3番ホーム
 島松駅2・3番ホーム
島松駅2・3番ホーム
 島松駅跨線橋部
島松駅跨線橋部
2,3番ホームは元々が狭いホームであるのと階段部も狭いので、どうしてもエレベータへの通路が手狭になってしまう感があります。

<恵庭市長選2021>バリアフリー化完了延期のJR島松駅 事業全体 見通し不透明
2021/11/05 北海道新聞 千歳面
> 島松駅のバリアフリー化は、09年に初当選した原田裕市長が公約に盛り込み、11年度からJRと協議を始めた。市は駅周辺の広場や、線路をまたいで駅舎の東西を結ぶ新たな「自由通路」などの整備も含めた島松駅周辺整備計画を策定しようとしたが、JR側と費用負担で折り合えず、15年に計画そのものをいったん断念した。
 それが動きだしたのは18年1月。市、国、JRが協議会を設置した。国が障害者らの移動を円滑にする「バリアフリー法」に基づき、利用者3千人以上の駅を対象に、20年度までに利用者負担の軽減策を取る方針を掲げていたことが理由。19年8月にエレベーターの新設などを含む事業計画がまとまった。総事業費は約5億6千万円で、3分の1は市、それ以外は国とJRが負担することで合意した。


今工事しているものを「予定通りできるのか」って懸念の声を入れる道新の書き方は良くないが、選挙で現市長批判の側面とは言え、ここまでまとめ上げた事が大事であって、できないよりもできなければ困るという観点を持って記事を書く必要があると思われます。
ここまで完成していますので、年度内完成は問題なさそうです。


砂川駅

バリアフリー工事に関して二転三転した砂川駅、市長は任期満了で来年の市長選不出馬を表明しています。

町づくりに実績 市民に感謝 善岡砂川市長、不出馬表明
2022年09月15日 北海道新聞 中・北空知面
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/731225/
> 公約だったJR砂川駅のバリアフリー化が実現できなかったことにも触れ、「後輩が達成できるものと思う」と期待した。最後に市民に感謝を伝えると、市議の一部や傍聴席から拍手が上がった。


一度も選挙が行われていない、無投票での三期であります。それだけ市民の支持があったのでしょう。
砂川駅のバリアフリーに関しては、何度も市は金を出すがJRに断られたという趣旨の答弁を行っていますが、その後に別の駅では工事が進んでいるわけで虚偽が疑われます。結局市はJRに対して正しく依頼もしていない、のらりくらり市の負担を行いたくない意識で反論しない企業を悪者に仕立て上げる形で、いつまでもできない。そういうことを取材するのが地方の記者の役割なのに、市の言い分しか聞いてこないで記事を作る。これでは正確な内容は伝わらないのです。

 砂川駅正面
砂川駅正面
 地域交流センターゆうから駅ホーム
地域交流センターゆうから駅ホーム
 地域交流センターゆうから駅ホーム
地域交流センターゆうから駅ホーム
 自由通路から駅ホーム
自由通路から駅ホーム
 砂川駅1番ホームと自由通路エレベータ
砂川駅1番ホームと自由通路エレベータ
 砂川駅ホームから地域交流センターゆう
砂川駅ホームから地域交流センターゆう
 砂川駅2・3番ホームから1番ホーム
砂川駅2・3番ホームから1番ホーム
現在定期的な利用は無いはずの3番ホームを廃止して改札口を作る話もあるようですが、特急停車駅でもあり、あまりザルな改札を作るのもどうかと思う面があります。自由通路がありますので、連動した方法も考えられそうには思うところなのですが。


大麻駅

2001年にホーム間連絡通路に車いす対応エスカレータを設置し、北口、南口利用は段差の無い大麻駅、その南北を結ぶ自由通路が古いままになっています。
江別市資料では2021年度着工予定でしたが延期、2022年6月着工ともされていますが、今のところ特段の工事が行われている形跡はありません。
 大麻駅北口
大麻駅北口
 大麻駅南口
大麻駅南口
 大麻駅自由通路北口側
大麻駅自由通路北口側
 大麻駅自由通路
大麻駅自由通路
 大麻駅構内エスカレータ
大麻駅構内エスカレータ
大麻駅の階段側跨線橋にはこんな看板がありました。国鉄時代からあるんじゃないかな。多分北口しか出口が無かったためのもので、南口側には同様の看板が無いように見えます。
 大麻駅古めかしい看板
大麻駅古めかしい看板


登別駅

JRとの跨線橋撤去、新設の費用負担で揉めていました登別駅ですが、費用負担がまとまり、来年度工事開始となります。

登別駅エレベーター 市負担6億6000万円
2022/03/19 北海道新聞 室蘭・胆振面
> 【登別】市は18日、JR登別駅に2023年度から着工するエレベーターについて、国の補助金を有利に切り替えることで市負担額が1億1千万円減り、6億6千万円になる見通しであることを市議会予算・決算委員会で明らかにした。
 事業費は総額10億2千万円


駅のバリアフリーを前に、今年度開業を予定しているのが駅に隣接する「情報発信拠点施設ヌプル」で、観光案内所、登別市役所の支所、飲食店、バスターミナルが入るとしています。

 登別駅
登別駅
 登別駅前から情報発信拠点施設ヌプル
登別駅前から情報発信拠点施設ヌプル
現状は施設との間にJRの室蘭信号通信所登別派出所の建物がありますが、既に使われていないようで、これを撤去し、施設との連絡通路となるようです。
 駅との間にはJR施設が
駅との間にはJR施設が
 1番ホームから情報発信拠点施設ヌプル
1番ホームから情報発信拠点施設ヌプル
登別駅は明治生まれの木造駅舎で、確かに重厚感もありますが、拠点施設との間を考えるとこの際に駅舎の新築、駅舎自体を拠点施設にすることの検討の方が良かったのかなと思わないでもありません。駅舎2階からそのまま跨線橋で移動できる形、施設内で1階に降りると温泉行きバスに乗れるなんて形は理想かなと思うのです。
 登別駅跨線橋
登別駅跨線橋
 登別駅跨線橋
登別駅跨線橋
跨線橋は一旦取り壊し新しいものを設置するとしています。今のところ工事は行われていません。


おまけ:北吉原駅

白老町にある室蘭線の駅北吉原ですが、当時の大昭和製紙白老工場(現日本製紙北海道工場白老事業所)が全額負担し作られた橋上駅舎でした。老朽化が進んでいたことから2019年にホーム上に簡易待合室を置くことで駅舎を解体し、ホーム間の連絡は製紙工場正門への踏切(日本製紙正門通り踏切)を使用し、指定通路を使って連絡する方法となりました。
 北吉原駅南側駅舎
北吉原駅南側駅舎
 北吉原駅ホーム間連絡についての案内
北吉原駅ホーム間連絡についての案内
 北吉原駅北側駅舎
北吉原駅北側駅舎
 北吉原駅南側指定通路
北吉原駅南側指定通路
 北吉原駅北側指定通路
北吉原駅北側指定通路
駅舎北側はダート道ではありますが、日本製紙裏門通り踏切方面(北吉原住宅街)にも繋がっています。この北側駅舎の苫小牧、札幌方面ホームは段差無く指定通路に繋がるのですが、残念ながら東室蘭方面のホームは必ず段差を必要とします。それが無ければ無断差で利用できる駅になるんですけどね。

2019年に解体前の以前の駅舎の写真を撮影していました。
 北吉原駅旧駅舎
北吉原駅旧駅舎
 北吉原駅旧駅舎
北吉原駅旧駅舎
 北吉原駅旧駅舎
北吉原駅旧駅舎
 北吉原駅旧駅舎
北吉原駅旧駅舎


おまけ:長都駅

長都駅札幌方面ホームは拡幅が予定されています。その前に昨年度特にホーム端部にCPライン表示が行われています。赤いラインが引かれています。

JR北海道 お客様満足(CS)の向上を目指した取り組み
https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/customer_voice/kaizen/r03.html

 長都駅CPライン
長都駅CPライン


 長都駅CPライン
長都駅CPライン
2022年3月の撮影では確かにこれが行われているのですが、最近撮影した写真ではこのラインが見えません。こんなに早く剥がれるものなのでしょうか?

また、駐車場側の木が切り倒されています。ホームの拡幅の準備工事ではないかと思いますが、ホーム自体は特段の工事は行われていません。年度内に工事が開始になるように報道はされています。
 長都駅札幌方面ホーム
長都駅札幌方面ホーム
 長都駅札幌方面ホーム
長都駅札幌方面ホーム
 長都駅札幌方面ホーム
長都駅札幌方面ホーム
CPライン全く見えません。

長都駅ホーム拡幅へ JR、今春測量工事
2022/03/11 北海道新聞 千歳面
> 【千歳】定例市議会は10日、代表質問を続行し、山口幸太郎市長は、拡幅を要望してきたJR長都駅のプラットホームについて、JR北海道から「2022年度に札幌方面のホームの一部を拡張する考えがある」との回答があったと明らかにした。今後、市はJRと協議を進め、今春にも測量工事が行われる見通し。




おまけ:上野幌駅

上野幌駅のバリアフリーに関しては全く気配がありません。駅の構造自体がエレベータ設置がかなり難しい面があります。
上野幌駅のホーム下には線路をくぐり抜ける通路がありますが、基本的にこの通路は工事関係が使用するか、裏手のマンションの住民の非公式な通路になっているように見えます。
 上野幌駅
上野幌駅
 上野幌駅(ホーム下通路東側)
上野幌駅(ホーム下通路東側)
 上野幌駅(ホーム下通路西側)
上野幌駅(ホーム下通路西側)
 上野幌駅2・3番ホーム
上野幌駅2・3番ホーム
 上野幌駅1番ホーム
上野幌駅1番ホーム
厚別東通りアンダーパスも含めて、西側にはスペースがあり、ここに新たな札幌方面ホームを作成、ホーム下通路部分を「駅舎」にすることで改札と通路を作ることができないか?そして、待避線と本線を抱き込んだ外側にエレベータを作成するというのが素人的な考えになります。普通列車の待避列車をホームのある本線に設定、通過列車を現待避線を使う形にする(通過列車が減速する厚別駅上り線のような待避方法になるものの)ことは難しいか?もちろん費用面の問題がありますが、現駅舎、現ホームのままエレベータ設置はかなり難しいように見えます。
なお、保線関係者が使っている現状の施設の代替施設が必要になる面はあります。

上野幌に関しては、北広島市との境にあり札幌市の考えがよくわからないという面があります。このままでは問題だとはわかってるはずなのですが、動きが見えないのが気がかりです。

北海道の交通関係 バリアフリー JR北海道

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