北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3

2019/08/24
JR北海道が北海道内の沿線101市町村へ訪問しなければ購入できない「わがまちご当地入場券」を作った事は、いろいろネット上では意見もありましたが、非常に良い機会だったなと思っています。

当サイト管理人も、何かと北海道内の交通関係について言うことはありますが、実際に現地に赴いて、特にジャンクション駅でもないような駅や町に降り立つことはそう多くはありませんでしたので、この2年で道内10市町村、青森1町のJR北海道沿線を廻ったというだけでも、新たな発見を多くしました。そして多くの町が鉄道はおろかバスなどの交通に対してもそれほど興味が無く、事業者に任せておけば良いという意識を隠しもしていないというのも見ています。バスに関しては補助金支出もあるにもかかわらず、町の中心地のバス停ですら色あせ、まともに時刻表も貼っていないなんてのも見ましたし、駅への取付道路もボロボロ、舗装が剥がれていたり、駐車スペースが整備されていないなんて言うのも含めて街の玄関口が酷すぎて驚くような町も少なくありませんでした。

改めて買い直しに廻ってみても、改善されていない街、改善している街、JRの経営問題を受けて対応し始めた街、何もしない街様々です。

前回
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=890

新得駅(新得町)

この駅のご当地入場券は再購入対象外の駅ですが、ジャンクション駅で、降り立てば街を巡っています。今日は駅内の蕎麦店は休業の模様。そして駅前には今日も宗教の勧誘が立っています。
2016年の台風10号による鉄橋流出があった現場付近も立ち寄る場所です。この付近今度は道路を通行止めにして大規模な川の流域を変える工事が行われています。その後道路橋も再整備するのでしょう。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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駅の裏側には旧新得機関区の案内も。1985年まで存在していた新得機関区ですが、その昔は狩勝越えのSLが多数所属していた場所になります。
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駅前にはなにやら子供の乗り物のような線路と車両が置いてあります。どうやら北海道拓殖鉄道のキハ112を模した15インチ鉄道を作って定期的に走らせているようです。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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レイルラボ
新得町商工会、「北海道拓殖鉄道展」を開催 10月12日から21日まで
https://raillab.jp/news/article/10038

また、新時駅構内の「ステラステーション」を覗いてみますと地元寿司店の作った「新得地鶏めし」なる弁当がありましたので購入してみました。素朴な掛紙がついていて、中身はたっぷりめ。キュウリの漬物が乗っかってるのは珍しいですね。700円。鶏肉の量も多く美味しかったです。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
さて、ホームに出てみますと、今も電照式のホーム案内が。「富良野・滝川方面」が点ることはもう無いかもしれません。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3


スーパーとかち8号

昨日夜に発生した貨物列車と熊の衝突事故で午前中に運休も派生していた石勝線の特急列車ですが、その煽りで先行のスーパーおおぞら6号は30分程度の遅れ、私が乗るのはそのあとのスーパーとかち8号ですが、こちらも10分程度遅れている模様です。まぁ、そう急ぐこともないでしょう。普段は上下とも1番ホームを特急用としていますが、この日はスーパーおおぞら6号を2番線にいれ、新得駅での交換がありました。ついでに釧路方からDE10が単機でやってきたり、なかなか面白いんだけど私写真あまり撮らないんで。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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さてスーパーとかち8号の自由席で新夕張まで行きます。言わずと知れたこの区間、普通列車がありませんので特急列車の自由席に青春18きっぷでも乗車できる区間です。石勝線でのキハ261の運行は揺れが少なく快適。うつらうつらしていたらあっという間に新夕張です。寝過ごしたらえらいことになりますので、最後の区間はデッキに立っておきます。私は見ていませんがNHKの朝ドラのステッカーが貼られていました。261系の自由席車輌(グレードアップ指定席シートではない車輌)はとかち専用になるのでこのような装飾が可能なのでしょうね。


新夕張駅(夕張市)

石勝線の支線であった新夕張-夕張が廃線になって半年近く経ちます。新夕張駅のホームは1・2の2つのホームだけで列車を捌いているようで、以前普通列車が発着していた3・4ホームは使われなくなっています。ホームには寝っ転がって座り込んでる学生団体のような方々。おかげでホームの端っこを歩くことになります。スーパーとかちの車掌さんもひやひや見ていたんじゃないでしょうか。それにしてもいくら田舎の駅でもこれは酷い。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
ホームの次駅表示、乗換案内はシールで隠されただけになっています。せめてバス乗換の案内くらいあっても良さそうなものですが。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
改札前の駅出口にはバス案内が追加されています。もうちょっと洗練されててもいいように思うところです。サイネージとまでは言いませんが電照案内で、次のバスの案内くらいあってもいいかもしれません。そこまで廃止線に肩入れする必要は無いかもしれませんが、鉄道とバスが一応は連絡し、駅員さんの案内でもバスの案内を行っていますので。

新夕張駅は平日・土曜のみ窓口営業を行い、平日も15時半までの営業。そんなんでご当地入場券の購入はちょっと難儀だったんですね。以前同様旧夕張駅隣接のホテルマウントレースイのフロントでも取り扱っています。そちらは廃止直後に購入済です。

清水沢で行われていた昔の駅写真の展示が追加されて新夕張駅でも行われています。当面の間継続とのことで、石勝線開業時の新夕張駅の電照案内があった頃の改札口写真と現在の写真。JR北海道は主要駅でLEDによる電照案内表示を採用しました。これがこんな本数の少ない駅でも行われたのは乗換の関係もあると思いますが英断でしょうね。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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さて、3時間半程度ここでは時間があります。この間に代替バスで夕張市街地や旧夕張駅を往復しても良いのですが(ちょうどいい時間にバスもあるので)今回は徒歩で沼ノ沢へ向かいます。実はこの支線内、基本全区間歩くってのをやってたんですね。沼ノ沢までは過去にも歩いているんですが、今回は廃線跡を少し見て歩きたいのもあります。酔狂ですね。
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ちょうど石勝線の鉄橋を潜りますと先ほどの単機DE10が札幌方面に向かっていきました。単なる検査とかなのか、それとも来年度行われるという東急とのリゾート車牽引機としての改造、塗装を行うんでしょうか。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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支線の線路はまだまだ残っており、新夕張への遠方信号と思しき信号機もそのまま存置。また、マヤチ川の鉄橋もそのまま残っています。真谷地方面への道道の踏切は支線の線路は撤去されて舗装されていますが、旧複線部分の線路はそのまま存置。これは境界杭がありますので、既にJRの土地ではないので、撤去対象外だったのでしょうか。この付近踏切以外線路が残っていないので、逆に支線の線路は踏切以外残っているのが対照的です。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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沼ノ沢駅は今もレストランおーやまが入居していますが本日は休業の模様。ホームなどは立入禁止になっています。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3
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ここから沼ノ沢郵便局へ。旧夕張緑小学校の跡地に訪問看護ステーションとともに入居しており、比較的新しく感じるのは1985年に沼ノ沢小学校と真谷地西小学校が併合して誕生した校舎だからですね。夕張の歴史は炭鉱の歴史で、真谷地炭鉱が閉山になる1987年を待たずに真谷地地区から小学校がなくなったわけです。そして、2011年に緑小学校も夕張にただ1校になったゆうばり小学校に併合されます。
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小学校の裏手にある緑陽中学校も2010年閉校。こちらは向陽中学校と登川中学校が1987年に併合しており、現在はNPO法人のスポーツ施設として利用されています。

1980年代は遠い昔ではありません。そこからの40年ほどでこの町は大きく変わりました。そして、その変化のスピードがあまりにも速く、対応しきれなかったというのが破綻問題の一つの要因でしょう。それをただ責めたり、住民の負担でどうにかしようというのは難しいところでもあります。かといって誰かが助ければそれでいいというものでもありません。そのバランスを取るのが政治の力もあるのでしょう。

さて、駅に戻ってきました。千歳からの普通列車が2番線に到着、そして、直後に釧路行きのスーパーおおぞら9号が到着。凄く接続が良いですね。この列車ですと帯広、浦幌までは普通列車に乗り継いで当日中に行くことができます。札幌方面から普通列車新夕張乗り継ぎで帯広方面は接続が悪くなかなか大変です。最初からスーパーとかちの「えきねっとトクだ値」あたりを利用するのが安くて良さそうです。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅6-3

新夕張からの最終普通列車は意外と5人ほど乗せて出発。追分からは高校生が少し乗りますが全体的にあまり乗客は多くないですね。既に夕張市民は新夕張-南千歳の特急利用代用票が発行できますので、普通列車の必要性はかなり減っているように思われます。場合によってはこの夜の便も減便になるかもしれませんし、そう困らないだろうとも思います。
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カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 わがまちご当地入場券 一日散歩

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