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北海道の交通関係
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「北海道新幹線トンネル掘削土受入候補地(手稲山口)オープンハウス」に行ってきました
2020/11/10
鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局、札幌市まちづくり政策局新幹線推進室の主催で手稲区の星置地区センターにて開催されました「北海道新幹線トンネル掘削土受入候補地(手稲山口)オープンハウス」に行ってまいりました。
このオープンハウス。残念なことに鉄道・運輸機構のホームページには記載が無く、また、会場の星置地区センターサイトにも一切告知が掲載されていません。なんとかみつけたのが札幌市の北海道新幹線のページに記載があるのみで、あまり大々的に公表し見て貰いたいという意欲の感じる告知では無かったように思います。
もちろん、その主の目的は星置地区の住民に対する手稲山口地区へのトンネル掘削土(要対策土)の受け入れ問題とリンクしている、たいへんナイーブなところにあることは理解するところではあります。しかし、これは札幌市全体で考える必要のあるものでもあるかと思いますので、星置地区のみに告知して、その住民だけに見て貰えば良いという考えはあまり感心しないものであります。
11月7日・8日の土曜日曜と9日月曜日の夜間に行われたこの「オープンハウス」ですが、早速各報道が入って、記事になっていますので、それをまず確認してみましょう。
北海道新聞 2020年11月05日
北海道新幹線の要対策土処分 意見聞かせて 札幌市
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/478254
札幌市と鉄道建設・運輸施設整備支援機構は7~9日、北海道新幹線の札樽トンネル工事で出る重金属を含む要対策土の処分について、写真パネルで説明し来場者の意見を聞く「オープンハウス」を、星置地区センター(手稲区星置2の3)で開く。
候補地の地元に限定せず、幅広く要対策土処分への理解を深めてもらう狙いで開く。市が要対策土処分の候補地とした3カ所のうち、機構が事前調査に入り、処分方法の検討を進める手稲区手稲山口の最終処分場「山口処理場」について説明する。
要対策土の性質や処分方法、トンネル工事の様子や新幹線の効果などを紹介し、市や機構職員が来場者の質問に答える。
7、8日は午前9時~午後5時、9日は午後1~8時に開催。無料。マスク着用を。
北海道新聞は開催前に記事にしました。ただし、札幌面であって、あくまで市民向けであることを示しています。
NHK 2020年11月08日
土砂受け入れ理解求めるパネル展
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201108/7000026553.html
北海道新幹線のトンネル工事で出る、重金属を含む土砂の受け入れ先が課題となる中、候補地の1つ、札幌市手稲区の山口地区や周辺住民に、受け入れへの理解を深めてもらおうというパネル展が開かれています。
北海道新幹線の「札樽トンネル」の工事では、自然由来の重金属が含まれる「対策土」が発生しますが、札幌市内の受け入れ候補地3か所では住民から反対の声が相次ぎ、2030年度末の札幌延伸に影響が出かねないと懸念されています。
このため、札幌市と新幹線の工事を行っている「鉄道・運輸機構」が、候補地の1つ、手稲区の山口地区や周辺の住民に理解を深めてもらおうとパネル展を開きました。
会場では、説明のパネルを見た住民から土の安全性に対する質問が寄せられ、担当者はシートで覆うなど重金属が漏れ出さない対策を講じることなどを説明していました。
会場に訪れた70代の男性は「パネルの展示ではなく、きっちりとした住民説明会を開いてもらいたい」と話していました。
鉄道・運輸機構の高橋源太郎工事第6課長は「今後も住民に理解を深めてもらう取り組みを継続していきたい」と話していました。
パネル展は、札幌市手稲区の「星置地区センター」で9日まで開かれています。
NHKは8日のニュース内で報道。
HTBニュース 2020年11月07日
トンネル残土問題 住民説明会の方式に市民団体反発
https://www.htb.co.jp/news/archives_9272.html
新幹線のトンネル残土の処分場候補地となっている札幌市手稲区で、自由に立ち寄る形式の説明会が始まりました。開催の方法を巡り市民団体は反発しています。
手稲区の星置地区では7日、住民が好きな時間に自由に立ち寄る形式の説明会が始まり、鉄道運輸機構や札幌市の職員が質問に答えています。隣の山口地区は、新幹線のトンネル工事で出る有害物質を含む残土の処分場候補地となっています。従来の形での住民説明会で議論を深めることを求めてきた市民団体は、反発を強めています。星置守る会代表・福盛田勉さん:「これが終われば、住民の意向は聞きました、理解を得られたと、(計画を)先に進められると非常に心配です」。この説明会は9日まで、札幌市手稲区の星置地区センターで開かれています。
HTBはあくまで反対住民の視点で開催自体を問題視する報道になっています。
また、北海道新聞は会場の様子を地方面に掲載しましたが、WEBの記事にはしませんでした。
当サイト管理人の北海道新幹線に関する考え
最初に当サイト管理人は北海道新幹線の札幌延伸は一刻も早く行って欲しいと考えています。私たちは過去に先祖達が造り上げたインフラを使って生活しています。そして、その改良が日々行われています。しかし、北海道という地理的条件で本州への移動はほぼ航空機だけという状況になっています。また、札幌-函館という区間においても大きく室蘭を回るルートを主に使っており、災害に対しての脆弱性があります。札幌-本州、札幌-函館を安全かつ安定的に移動できる第二の選択を子供の代までに作っておく必要があるのではないか。そう思っています。ですので、多くをトンネルという雪害の恐れが少なく、安定的に走行できる北海道新幹線の建設は是非進めていって欲しいという考えをもっています。当然、その建設に問題がある点はオープンな形で解決していかなければならない。そう思っています。
そのなかでの疑問点
かといって諸手を挙げて現在の鉄道・運輸機構や札幌市の考えが必ず正しいとも思っていません。今回の掘削土処理問題については以下の疑問を持っています。・札幌市は必ず発生することがわかっているトンネル掘削土の処分用地をなぜ今まで策定できていないのか
北海道新幹線の新函館北斗-札幌のルート確定は1996年(平成8年)12月に遡ります。この時点で札幌市内は手稲富丘付近までトンネル(その後ルートを札幌駅近くまでトンネルと変更された)であることは確定して環境影響評価まで行われているのに、なぜこの時点でも概要でも処分地の設定を行っていなかったのか。
また、2012年(平成24年)6月には工事実施計画認可、8月には起工式も行われていたのにもかかわらず、それから8年も経って、既に札幌市内の工区が動いている今になっても処分地を決められなかったのはなぜか。
これに関しては正直札幌市が北海道新幹線に真剣に取り組んでおらず、2035年開業という当初の予定から「いまやらなくていい」を続けてきたツケではないのか。2015年になって与党から5年の完成前倒しが発表され2018年には札幌市内の工区の掘削開始が想定された時点で、やっとお尻に火が付いたが如く処分地設定に動き始め、各所で反対を食らっているのが現状なのではないか。やる気という言葉は嫌いだが、札幌市が北海道新幹線の必要性を考えず不要と思っていたなら、最初から建設しない方が良かった。札幌市がここにきて、もう後がなくなったことで、住民の反対が大きいであろう説明会を開かず、このような「展示」で済まそうとしているのではないか?という疑念を持ちます。これは歴代の市長の「考え方」の問題もありましょうが。
・鉄道・運輸機構のPR不足(というか秘密主義に見えてしまう)
北海道新幹線の建設を行っているのは鉄道・運輸機構になります。ちなみにJR北海道は建設には直接的には関わっていませんので、赤字のJRが北海道新幹線を建設しているという批判は大ハズレです。しかし、北海道に住み、鉄道を利用する立場にしても鉄道・運輸機構という組織はまるで正体が掴めないような謎な組織です。
正式名称は「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」日本鉄道建設公団(鉄道公団)と運輸施設整備事業団(運輸事業団)の継承組織です。鉄道公団(鉄建公団)といえば北海道では赤字が見込まれるローカル線を建設し、それを国鉄に引き渡したことが後の分割民営化にも繋がるわけですが、当時と違い今は引き受け手がいない限り新線を建設することはできません。北海道新幹線の札幌延伸工事もJR北海道が引き受けることが確約し、また、北海道も費用負担を行っているからこそ建設されているということになります。
とはいえ、彼らが何かで表立ったPRを行うことはありません。北海道新幹線のPR活動(雪まつり)などでも、名前こそ登場しますが、基本的には各自治体でのPRになりますし、北海道新幹線の建設工事に関するPRはなかなか行う機会も無いのでしょう。
札幌駅近くのマルイトビルにある新幹線建設局にパンフレットもらいに行くも、全く一般ウエルカムではないわけで、せめて玄関先にちょっとしたPRコーナーでも設けておけばと思わないでもありません。素人は知らんでもいいという印象を与えてしまっているのは(そう思ってるとしても)得策では無いと思います。新幹線の工事がどの程度進んでいるのかな?と思った時にホームページの無味乾燥な案内で良いのか?はもうすこし考えて欲しいと思います。将来の技術者確保にも必要なことです。
・過去の札樽自動車道などの建設時にも(トンネルではなく切り通しであっても)残土は出ているはずで、場所的に重金属が必ずあったはずだが、その当時はこのような問題が無かったのか。
これは、今検索しても札樽道の残土問題についてはほぼ検索されません。適切に処理されたと思いたいところですが、残念ながら土対法がなかった時点の残土処理は単なる埋め立てであって、その残土が高速道路の土盛りであったり宅地開発などに使われた可能性は高かろうと思っています。つまり、要対策土もなにもなく、全てまとめて「土」として使用されたということになりましょう。
土壌汚染対策法が制定されたのは平成14年(2002年)で、その後に掘られるトンネルであったり下水道であったりの残土は要対策土を分離した上で適切に管理しなければならなくなった。だからこそ今回の捨て場の話が出てくるわけです。
もちろん、公害を放置していた国、自治体を含めた問題はありましょうが、早く建設されたところが「得」であるという形になるわけです。一般的な自然由来の多量ではない「新幹線トンネルの残土程度」の土は、造成に使用されていたという点は考えなければいけません。
オープンハウス展示内容

星置地区センターは星置駅から500mほどの下手稲通り沿い。9日は札幌も湿った雪が積もり足下が悪く難儀します。なおこの付近のバスはあまり便利ではなく、手稲駅、星置駅が起点ですから、会場への足としての意味はあまりありません。
札幌市
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/index.html#R2.11_openhouse
配付資料
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202010_openhouse_flyer.pdf
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_01.pdf
札幌市が用意したと思われるフライヤーです。
センターの玄関にはサンドイッチマン的に肩から訴えを提げた方がおられます。何か話しかけてこられましたので対応しましたが、まず、見てからかなと思わないでもありません。互いの意見を聞く必要はありましょうが。どこから来たのか、何の目的でなどと聞かれるのは正直閉口です。
許可を得て会場内の模型展示部分を撮影しています。入場時は検温とアルコール消毒、そして感染者連絡用に連絡先と氏名の記載を求められます。ただ、これは少しハードルが高いかもしれませんね。人によってはここに見に来たことすら知られたくないという方もおられそうです(そういう意味では入口に立つ反対派の方にも地域の人なら顔バレするわけで、そういう観点もありそうです)展示のパネルの内容は印刷したものを配布されています。壁を取り囲む形でパネル展示、中心部には15分程度の映像での説明、そして模型展示です。
会場内には鉄道・運輸機構と札幌市の担当者がかなりの人数おられまして、質問も可能となっています。質問内容と回答内容は速記の方がおられ記録されるようになっており、意見、疑問点が多分冊子となって機構と市に伝わることになろうかとおもいます。私は疑問点、意見を言い、それが記録されることはいいと思っていますが、人によっては記録されることを是と思わない人もおられましょうね。
パネルの内容は配付された資料と同じものになります。札幌市がサイトで配布しています。
札幌市
北海道新幹線トンネル掘削土受入候補地(山口地区)に関するオープンハウスを開催しました。(11月13日)
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/index.html#R2.11_openhouse
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202011_openhouse_panel.pdf
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_02.pdf
パネルの記載内容は当然に機構が要対策土を周辺環境に配慮し安全を確保し処理しますとしているわけで、シートに穴が開かないのか、残土が飛ばないのかという質問は、想定する範囲であったり、問題は起きないという回答にしかならないわけですので、まずは、資料を確認をとしかいいようがありません。
また、画面モニターで放映されていたものは、この映像と思われます。
鉄道・運輸機構
自然由来重金属等を含むトンネル発生土の安全性について(北海道新幹線)
(なぜか動画が削除されていましたので、鉄道・運輸機構サイトから同様の動画をリンクします。現地で流されていたものとは異なります)
自然由来重金属等を含むトンネル発生土の対応について(北海道新幹線)【フルバージョン】
(2021年6月11日 さらに動画が削除されていましたので、鉄道・運輸機構サイトから同様の動画をリンクします。なぜ、こうアドレスを何度も変えるのかわかりません。このようなサイト紹介が迷惑だと思ってるのでしょうか。)
自然由来重金属等を含むトンネル発生土の対応について(北海道新幹線)【フルバージョン】
先も書きましたとおり、この内容は星置の住民だけが見ればいいというものではありません。もっと広く知られるべきものです。ただ、過去の住民説明会では、最初から反対を叫ぶ住民が会自体を糾弾会にしてしまい、まったく説明が入ってこないという面があります。そのような意見とは別にかたやの事業側の展示を見ることもそれはそれで大事なことです。願わくばこの展示は札幌市内のショッピングセンターなどを使うなど、広く見られる場所で行うべきものではないかと思います。
反対する地元住民の訴える内容
とても寒い中会場外でプラカードを持って訴える方とも少しお話しいたしました。彼らが言うのは「説明会を開け」なんだけど、先の話通り、説明会の説明を聞ける人がどうしても少ない上に、手稲山口の説明会は40人非公開、私のような者はどう間違っても入ることができないのです。では、説明会で住民の皆さんが「説明」を聞いただけで終わるわけがないので、説明が終わる前に糾弾会になってしまっては、本当に話を聞きたい人も参加できないという残念な状況になってしまうという点があります。ですので、個人的には今回の「オープンハウス」は直接機構、市の担当に疑念をぶつけることが可能で(速記されるのが嫌というのは聞かれたくないようなことを言ってるって話なので、ここでは除外する)一定の解決方法だと私は思っています。

もう一つ、では、住民の皆さんは何を訴えたいのか?という面です。リスクになるような要対策土持ち込みは一切認められない。でも、自分達は他のどこに持っていけば良いかは知らないし、勝手に考えればいい。俺のところじゃなければいい!なのか。それとも条件面や安全面の担保があれば持ち込みは可能なのか。そこがお話ではわからなかったところですので、帰宅後ネット上で調べた限りなのですが、その辺の主張が残念ながら見えません。
手稲山口の新幹線工事要対策土から星置と周辺地域を守る会
https://www.facebook.com/pages/category/Not-a-Business/ 手稲山口の新幹線工事要対策土から星置と周辺地域を守る会星置守る会-104986287973847/
(短縮url)
https://bit.ly/2Uig1DT
残念なのはせっかくのfacebookも活用されていないのです。訴えのチラシを見ても「住民説明会を開け」だけなんですね。これは裏返せば意見を言わせろなはずなんです。だったら意見を書かなければなりません。住民説明会を開くための署名ではなく、「持ち込ませたくない」ならばそちらで署名を得るべきでしょう。
お話を伺う中で、もっと発信しなければ、賛同者を集めなければと私は思いました。しかし、彼らは自分達はWEBを作ることもできない。とおっしゃる。ブログでもSNSでももっとこまめに発信しないと意見が伝わらないのです。ビラではその地域だけの小さなコミュニティの小さな話に終わってしまうのです。本当はそうではない。
そして「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」で星置の件も発信しているという話もありました。しかし、この手稲の会は特定の政党の影を隠してもいません。こうなってしまうともう、その政党の支持者くらいしか賛同できなくなってしまうのです。政党と連結しているように見られるのはとても悪手です。
星置のみなさんには、是非自分達で発信して、今回のオープンハウスで見た内容に対して疑問がある。これは正しくないのではないかなど自分達の言葉で発信していって欲しい。私はそう考えます。ただ、反対住民の方でオープンハウスを見ていないなんて言われるのは正直驚きました。見もしないで批判してるんですか?と。
さいごに
札幌に居を構え、札幌で仕事をしている私でも、正直をいってしまえば手稲の奥地(言い方は悪いが)の出来事と興味無く眺めてしまいます。これは多くの札幌市民、周辺住民でもそうでしょう。しかし、このことは札幌市民全体が考えなければならないことです。地域の環境を守ること。しかしそのリスクが低いならば受け入れる余地があるかもしれないし、ないのであればその理由を出して反対しなければなりません。リスクゼロでなければならないというのは難しいところです。既に周辺はゴミの埋め立て地であって現在までに特段の被害も出ていないのです。いずれにせよ札幌全体の話であると意識しなければなりません。また、「札幌であるとは法律的に決められていない」とも反対派の方から聞きましたが、では石狩なら良いのか江別なら良いのか?北斗市が一部他の自治体の掘削土を受け入れていますが、そこまでの関係性を札幌市は他の自治体と結べてはいないでしょう。そして、なによりも札幌市の逃げの姿勢自体は批判されようと思います。なぜその場所なのか。理論立てて説明できることが望まれます。北海道新幹線の札幌開業は必要であるというなら避けて通れない課題だったはずです。それを今になって二転三転(しているように見える)では、住民の理解を得にくいでしょう。市が矢面に立ってこの場所が最適で、この場所じゃなければダメなんだという確固たる姿勢を見せること。そしてそれを粘り強く交渉することが必要です。今の市の姿勢は「文句を言われた、特定の政党が出てきた」から逃げたと捉えられる面があります。だからこそ、星置のみなさんは声を上げるべきですし、説明を求める必要があると思うのです。
2020年12月29日追記
札幌市は2回目のオープンハウスを開催しました。
札幌市
北海道新幹線トンネル掘削土受入候補地(山口地区)に関するオープンハウス(第2回)を開催しました。(12月28日)
・案内チラシ
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/index.html#R2.12_openhouse_part2
・展示内容
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202012_openhouse_panel.pdf
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_03.pdf
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_04.pdf
資料が大幅に変更されていますので、こちらもご確認いただければと思います。
2021年4月15日追記
札幌市は手稲山口地区で開催した説明会資料を公開しました
札幌市
令和3年3月28日から3月29日に手稲区手稲山口地区で開催した北海道新幹線トンネル掘削土受入候補地に関する説明会における資料を公表します。(3月29日)
・説明会資料
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202103_yamaguchi_shiryou.pdf
・説明会資料(参考資料)
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202103_yamaguchi_shiryou_sankou.pdf
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_05.pdf
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_06.pdf
札幌市は3回目のオープンハウスを開催しました。
札幌市
北海道新幹線トンネル掘削土受入候補地(山口地区)に関するオープンハウス(第3回)を開催しました。(4月12日)
・案内チラシ
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202104_openhouse_part3.pdf
・展示内容
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202104_openhouse_panel.pdf
・オープンハウス(第1回・第2回)でいただいた主なご意見とその回答
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/documents/202104_openhouse_part1-2_goiken.pdf
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_07.pdf
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_08.pdf
https://traffic.north-tt.com/txt/20201110_09.pdf