北海道の交通関係

2020年を振り返って

2020/12/28
とかく全てを新型コロナウイルスに持っていかれたような2020年でありました。
本業のネットワーク、サーバ関係の業務にしても、テレワークによる通信量の増大に走り回る感じでもありましたし、その余波もあって今でもネットワーク機器は世界的に品薄になっており、毎年行われる「年度末までに納品」にお応えできないだろうなぁというのもあります。

とかく、今までとは違う社会になっていくんだという部分は、誰もが認識しなければならないところであろうと思います。

当サイトもだいぶ運営者の気力が削がれている部分もあって、新しいコンテンツを増やすこともできず、記事にしても安直な「北の大地の入場券買ってきた」が増えていたわけです。とはいえ、これはJR北海道問題に関して新しいものが少なく、記事にするにしても以前の記事と大きく主張を変える必要も無いし、何かが劇的に進んでいくことも起きていない以上、新たな記事を書きにくい部分もあります。その中で日高線の鵡川-様似の2021年4月1日廃線が確定(国交省も廃線繰上を問題無いとの判断)、留萌線も地元自治体の駆け引きが続いているなかで、方向性としては廃止に進む。「8線区」のアクションプランもさすがに当初の「フォトコンテスト」こそ見かけませんが、駅の美化とか書いている時点で大きく解決に進むとも考えにくく、私個人の印象としては粛々と「葬式前活動」をするしかない状態ではあります。多分多くは残らないでしょう。

そういう意味では来年も新しい記事として書ける「ネタ」は少ないかもしれませんが、それでも、この趣味としては続けていければなと思う次第です。

さて、2020年の北海道の交通関係での主な出来事を列挙していきたいと思います。
1月3日 香港からの観光客が運転したレンタカーがJR根室線踏切で衝突事故を起こし多数の運休
1月8日 年末年始の利用客はJRが減少、航空、道路輸送は上昇で道東道では渋滞
1月8日 北海道がJR北海道を支援する「持続的な鉄道網の確立に向けた基本的な考え方」表明、財政支援は「利用促進」のみ
1月15日 北海道エアポートが道内7空港のビル経営を始める
1月25日 新型肺炎 道内の春節特需直撃 ホテルや百貨店、対応手探り(この頃はまだ春節特需が続いていた。しかし、観光業界は対策を本格検討を始めた時期)
2月1日 HAC、紋別―丘珠便、運航実験開始
2月4日 さっぽろ雪まつり開幕。コロナウイルスによる札幌市の経済損失64億円 3月末まで推計 13万3千泊解約
2月5日 トラックの架道橋衝突事故で運休していたJR根室線芦別~富良野間運転再開
2月15日 HAC新型機(ATR42-600)1号機到着
2月26日 学校の臨時休校を要請
3月1日 夕張拠点複合施設「りすた」オープン
3月3日 浦河の観光貸切バス会社業務停止(新型コロナ関連では初)
3月7日 外出自粛要請を受けてJR北海道の特急利用者が70%減となったことを発表
3月11日 JR北海道特急・快速エアポート656本の減便を発表
3月14日 快速エアポート増便を柱とするJR北海道のダイヤ改正
3月16日 コロナウイルス関係で札幌-新千歳空港の空港連絡バスを半減
3月25日 北海道新幹線全区間で携帯電話利用が可能となる
3月28日 深川留萌道全通
3月29日 この日から新千歳空港全国際線便が欠航に
4月1日 札沼線石狩当別-浦臼の代替バス運行開始
4月15日 JR北海道社員1450人を5月から一時帰休実施と発表
4月18日 札沼線北海道医療大学-新十津川最終運行。緊急事態宣言を受け前夜に発表する異例の対応
4月18日 道内高速バス、函館山ロープウエイなどで5月連休明けまでの運休、減便開始
4月18日 札幌駅直結商業施設の営業休止を発表
5月7日 札沼線北海道医療大学-新十津川この日をもって廃止
5月8日 JR北海道の大型連休中利用者は93%減、特に新幹線は97%減
5月18日 JR北海道ホテルズ、「JRイン函館」開業
6月1日 JR北海道島田社長再任
6月1日 緊急事態宣言解除に伴い札幌駅商業施設の再開
6月10日 JR北海道列車減便を徐々に解除し7月1日から通常運行復帰を発表
7月1日 北海道民向け道内旅行割引制度「どうみん割」開始
7月12日 開業延期が続いていた民族共生象徴空間「ウポポイ」開業
7月17日 JR北海道「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」などを発売。北海道の補助を受けたもの
7月18日 JR北海道「北の大地の入場券」発売開始。道内と青森県の86駅
7月18日 運行開始が遅れていた観光列車「ノロッコ号」運行開始
7月22日 政府の消費喚起策「GoToキャンペーン」開始
8月1日 ピーチ釧路-成田線就航
8月12日 日高町村会、日高線鵡川-様似のバス転換を合意
8月18日 JR北海道のお盆の利用者は62%減
8月18日 留萌線沿線自治体会議、留萌線石狩沼田-留萌のバス転換容認を表明
8月28日 観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」運行開始
8月29日 道南いさりび鉄道、「1日フリー切符」発売開始
8月31日 JR北海道、キハ261系多目的車両「はまなす」編成公開
9月5日 JR北海道・富良野美瑛広域観光推進協議会・ふらのバスのトマム-富良野広域観光バス運行開始
9月22日 シルバーウイークは駅・空港久々の賑わい
9月24日 国土交通省 北海道新幹線の年末年始青函トンネル区間の210km/h運行を発表
9月28日 JR北海道 キハ40の1両を塗色変更「キハ400 宗谷線急行気動車風」
10月1日 政府「GoToトラベル」東京出発追加
10月2日 JR北海道ホテルズ、「JRイン札幌北2条」開業
10月5日 エアアジア・ジャパン12月5日で日本撤退を発表
10月6日 JR東日本 東北新幹線盛岡-新青森の最高速度320km/hへの工事着工
10月14日 JR北海道と当別町 あいの里公園-石狩太美間に新駅設置で合意
10月23日 日高町村会とJR北海道、日高線鵡川-様似の廃止、バス転換を合意、調印
10月25日 ピーチ新千歳ー那覇線就航
10月27日 HAC、紋別―丘珠線週3回定期運行開始
11月8日 鉄道・運輸機構 手稲区で新幹線工事掘削残土処分に関する展示
11月20日 工事が難航していた音威子府-中川の音威子府バイパス音中トンネル貫通。
12月9日 JR北海道 来春ダイヤ改正で利用の少ない18駅廃止、特急を含む一部列車の減便を発表
12月9日 札幌市交通局 地下鉄の年越し深夜運行の中止を発表
12月13日 道央道苫小牧中央IC開通
12月14日 札幌市営地下鉄南北線北34条駅連絡通路が漏水により水没、列車運行に影響。26日から運行は全面復旧
12月15日 政府「GoToトラベル」の年末年始停止を発表
12月16日 岩見沢などで大雪、交通機関に大きな影響
12月18日 ピーチ女満別-成田線2月に就航を発表
12月24日 ピーチ新千歳-中部線就航

こんな感じでしょうか。新型コロナウイルス感染者は夏場に減少したものの11月頃から再度増加し、その原因であると繰り返し報道された政府のGoToトラベル事業が結果的に停止。これにより観光旅行に直接従事するものだけで無く、運輸、飲食、宿泊、そして衣料なども含めて非常に広い分野に影を落とすことになります。
旅行というのは、着飾って移動し、食事し、その地で宿泊する、衣食住を移動先で行うそのものなのですから、当然移動先の地域の様々な事業に関連してくることは誰でも理解できるはずです。それを止めて「直接給付」したところで観光に直接従事する人しか救わないのでしたら結局その地は「生きていく」ことはできません。


あくまでワタシの勝手な想いではありますが、今後、アフターコロナとなっても、もう地方が観光で生きることは難しく、地方の住民は都市部に流れるほかありません。地域の雇用を維持していた観光、運輸、飲食、宿泊が無くなれば、彼らの働き先はもうそこにはないですから、地方は疲弊していくことしかできません。そして、利用が少なくなれば運輸関係も生きてはいけません。JRの路線維持問題も、それとして生きていくだけの利用が無いのならやはり生きていけない。

JR北海道にとって最後の頼みの綱である国交省からの支援は来年度以降も継続となりましたが、それは路線維持のための継続ではないのは明らかなことです。支援が継続されたから○○線が生き残る!ってことは残念ながらありません。

国、政府にしてみても、今後大盤振る舞いできない状況にもなろうかと思います。医療だけでなく、新型コロナウイルス感染は人との交流が全て制限される以上、その交流を促進する全ての事業に影響があります。そして、飲食店がなくなり、旅行関係が無くなり、それでも自分達の仕事は大丈夫なんて事はありませんので、自分の身の振りも含めて、今後どう生活していくのか?どう考えて生きていくのか?を考える一年になるのではないかとも思っています。


当サイトの年内の更新は多分今日を最後にすると思います。今年一年の閲覧に感謝。そして新しい年が少しでも楽しく、笑顔でいられる年でありますよう祈念しております。

カテゴリ: 北海道の交通関係

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