北海道の交通関係

支障移転が進む長万部駅を見てきました

2021/11/10

10月末に在来線ホームを新しく移転した倶知安駅に続き、こちらも支障移転が行われている長万部駅を見てきました。

倶知安駅に関しては前回の記事に追記しています。

支障移転が進む倶知安駅を見てきました
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1078



新幹線長万部駅の構造

平成18年の長万部町作成資料「北海道新幹線長万部駅周辺整備構想」によると、駅付近の整備計画はこのようになっています。

在来線ホーム部分は基本的に今と変わりなく、在来線駅舎が橋上駅の形で設置されます。新幹線駅は高架でありますので、ホーム位置を3階として駅舎を2階、そして在来線駅まで平面的に移動できるような形を取るように思います。駅の規模は違いますが、新幹線が高架で在来線が橋上駅ないわて沼宮内駅に近いイメージでしょうか。在来線の室蘭線側はJR北海道のままですので、乗り換え改札などがつく関係なら新青森駅も参考になるかもしれません。

また、その後の整備計画でもこの基本方針は受け継がれているようです。いくつかの配置計画はありますが、基本的に駅そのものの構造は変わらないと思われます。

長万部町 新幹線駅周辺整備計画(平成29年3月)
https://www.town.oshamambe.lg.jp/uploaded/attachment/4075.pdf



倶知安駅と異なる点は在来線の存廃問題が函館方、倶知安方の2方向で、室蘭線はJR北海道の路線として残ることになっています。このため、ホーム数の削減などはあるかもしれませんが、基本的に在来線設備が維持されることが前提となります。あくまでも駅西側の側線は残した上で、そのさらに西側に駅が構築されるようです。

新幹線駅予定地は駅の西側長万部機関区の跡地となります。1970年代までSLが多数所属していた長万部機関区の跡地は少しの側線以外はほぼ更地の状態になっています。また函館方には職員住宅の跡地が、これも更地の状態です。新幹線駅はこの部分に作られます。函館方の線路は中ノ沢、国縫付近までほぼ在来線と併走し国縫トンネルに入りますし、倶知安方面もほぼ室蘭線と併走し静狩付近から離れ内浦トンネルに入ります。この付近は北海道新幹線には珍しく地上区間が続きます。


長万部駅検修車庫支障移転

現在長万部駅の倶知安方には機関区跡地に検修庫があり、長万部発着の普通列車はこのあたりまで引き上げて、側線、ホームへの転線を行ってます。


位置的にはちょうど新幹線線路がかかりますので、これを廃止移転するようです。また、側線の1本を本線とみられる線路として変更する工事を行っています。これは新幹線線路の橋脚などの位置関係での移転のように見えます。また、倶知安方面が第三セクター鉄道となった場合に現在の4番ホームを第三セクター専用とできる意味がある可能性もあるかもしれません。(室蘭線、函館線函館方面と分離することが可能になる)



新しい検修庫は現在の側線を延長した場所になる函館方になります。現在の長万部公園線にかかる道路跨線橋(ふれあい大橋)からもよく見える位置です。
現在使用中の側線をそのまま延長した場所に留置線2線、検修庫2線そしてホームへ転線可能な線路が新設され、完成後は現在の倶知安方への転線は行われないと思われます。

なお、在来線の本線の支障はないので移転はないとは思いますが、線形が少し歪んでるので修正されるでしょうか。



このふれあい大橋自体も場合によっては新幹線支障になりそうですが、どうなるんでしょうかね。在来線をまたぎ新幹線をくぐる形になるんでしょうか。

長万部駅の裏手のダート道を歩きます。長万部機関区があった時代からここには道路があったようです。




用地杭や関係者用道路などが見えます。緑化事業もあったんですね。特段木は生えてはいませんが。
留置してあるH100形の後ろには期成会の看板があります。


中央跨線橋撤去




長万部町によると、駅から長万部温泉方面に行く「中央跨線橋」は2022年3月31日から通行止めとなり撤去される予定です。

長万部町 広報おしゃまんべ4月号
https://www.town.oshamambe.lg.jp/uploaded/attachment/5161.pdf



これの代替は新駅の自由通路の完成予定の2027年となりそうで、それまでは大きく室蘭線長万部道路踏切、函館線砂盛道路踏切を経由する形で迂回することになりそうです。駅から長万部温泉までは1.2kmほどとなり、列車待ち時間での訪問では注意したいところです。

少し前の長万部駅






2018年8月撮影。現在本線として作っていると思われる引上線はこの時点で使用中止でした。また、ホームや跨線橋の看板類、案内表示がずいぶん違いますね。


2020年12月撮影。ホーム駅名標は電照式、駅前にみどりの窓口の案内看板がありました。

長万部駅の現在

長万部駅の現在の様子を撮影してきました。


長万部駅の室蘭線-函館線の本線は1番線2番線ホームとなります。



1、2番ホームの駅名標。


跨線橋もなかなか年季が入っていますが、今は特急列車乗車案内が設置されています。


跨線橋からの風景です。


長万部駅は乗り換え、乗車、下車かならず階段を使わなければなりません。エレベータ設置は新駅移転後ですね。



改札外の待合室。キヨスクがなくなり観光案内所で物販がされています。


駅舎外観。みどりの窓口の古そうな看板が無くなっていますね。


期成会の看板は線路側は剥がれてしまっています。道路側からはちゃんとしていますが。



3、4番ホームは普通列車専用です。普通列車の本数も数えるほどしかないので、寂しくなりました。
ちょうど側線から先ほど紹介した留置線、検修庫への線路を設置していました。


長万部駅は今後大きく変わりますので、定期的に訪問したいと思っています。

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