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北海道の交通関係
札幌市営地下鉄開業50周年記念、おなかの出っ張り解消に沿線を歩いてみる(平岸-中島公園)
2022/01/05
1971年に開業した札幌市営地下鉄南北線を南側から沿線を徒歩で見てきています。地上高架区間であった南平岸までの区間と違って、地下区間に入ると、地上にあまり目標物もなくて寂しい感じがいたします。
前回の記事
札幌市営地下鉄開業50周年記念、おなかの出っ張り解消に沿線を歩いてみる(澄川-平岸)
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1102
平岸-中の島
白石・中の島通りを歩く形になります。比較的急な下り坂で降りていきますと精進川を渡ります。この精進川、自衛隊前駅の下も流れており、放水路の形で豊平川に注ぐためにこの中の島地区では水量が少なくなっています。橋の少なかった時代、中の島は「中島」と言われて本当に島だったわけで、今のマンションが建ち並ぶ様子からは想像できない光景だったようです。中の島といえば「中の島ブルース」ですが、札幌で活動していたアローナイツが札幌の中の島を舞台に作り、その後メジャーデビュー時に大阪と長崎を加えた「中の島ブルース」となったという話もあります。こちらのサイトではない話ですね。
昨今はマンションが建ち並ぶこの地区も、少し離れればちょっと前までホテル街でありました。中の島ブルースに歌われる赤いネオンはそれなのでしょうか。
坂を下りると駅が見えてきました。中の島通りとの交差点に駅があります。
中の島駅
現在は交差点の四隅に出入口が設けられていますが、エレベータ設置の関係で、建設当初は真駒内方面の1番出口を1970年建設の中の島ビル、大通・麻生方面の2番出口を1971年建設の中の島ステーションビルに設置していました。その後土地を取得し2008年に2番出口に、2011年に1番出口にエレベータ建屋が設けられています。

1番出口・1番ホーム真駒内方面
2011年に新設されたエレベータ建屋です。角地ではなく、少し豊平側にあり、あまり目立ちません。
豊平川の堤防に対して低い位置にあるため、駅出口には氾濫に備えた止水板が設置されています。









2番出口・2番ホーム大通・麻生方面
平岸駅同様比較的浅い位置を走ることもあって、出口は方面別に分かれています。交差点を挟んで点対称に出口が設けられているのは他の駅でも見られますね。








駅近くに自転車駐輪に関する警告看板があります。「札幌市」や「さっぽろ市」という表記はよく見かけますが「サッポロ市」は珍しいと思います。

中の島-幌平橋
駅からすでに豊平側にかかる幌平橋が見えています。この橋は1927年(昭和2年)に個人が私財でかけた橋が最初となります。現在の橋は1995年に架け替えられた4代目の橋になります。歩道部にアーチ状の展望台がありますが冬期間は使用できません。広く取られている歩道は姉妹都市であるアメリカオレゴン州のポートランドからポートランド広場と名付けられています。




幌平橋駅
橋を渡ると幌平橋駅です。この区間は営業キロとしても500mですので、非常に短い区間になっています。出口は2箇所で1994年にエレベータ建屋が新設されています。


駅構内
この駅はコンコースがあり、切符売り場、改札が1箇所にまとめられています。












幌平橋駅は通常利用を行わない非常時のみの通路となり、中島公園内にその出口があります。
幌平橋-中島公園
幌平橋駅は中島公園の南の端になりますので、公園内の遊歩道を歩くと中島公園駅に出ることができます。遊歩道と線路は多少違うところを走っているでしょうが、今年の札幌は雪が深く、公園内もほぼ雪の中です。幼少の頃に遊園地があったあたりは現在コンサートホールkitaraがあります。



中島公園駅
お昼前からはじめて、時刻は夕方4時くらい。もう辺りは暗くてカメラの機能で明るめにしています。



北側コンコース
元から存在する駅内コンコースです。エレベータの設置に苦戦したことがわかります。









南側コンコース
南側コンコースにはエレベータは設置されませんが、階段の傾斜が緩やかであるなどの新しい出口ならではの配慮が見られます。






ホーム
中島公園駅のホームは少しカーブを描いています。この先大通、さっぽろ、麻生方面はほぼ直線の札幌駅前通を通っていきます。



1日目さいごに
さて、真駒内から約7キロ歩きました。さすがに足が疲れてしまったので今日はここまで。次回は都心部を避けて北側から始めてみようかと思います。歩いた感想というか、各駅を見てくるということはあまりないことですので、新鮮な気持ちでした。エレベータやトイレの位置などを気にすることも少なかったこともあります。駅のトイレはかなり改善されていますが、元々の開業時の設計思想では仕方ないのが段差の問題で、90年代に設置されたエレベータはそろそろ改修の時期でもあります。さらに古い設備に新たな設備を接合するような形はどうしても行わなければならず、現場が苦戦されているようにも見えます。
1970年代に「先進的」だった地下鉄を、50年経って、もう一度使いやすく、良いものに変えていくこと。交通局と駅を運営する公社をこれからも応援していきたいと思っております。
次回の記事
札幌市営地下鉄開業50周年記念、おなかの出っ張り解消に沿線を歩いてみる(麻生-北24条)
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1107