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札幌市営地下鉄開業50周年記念、おなかの出っ張り解消に沿線を歩いてみる(北24条-北12条)
2022/01/25
札幌市営地下鉄の開業50周年を記念した沿線徒歩ですが、一旦最終回です。都心部は最後に、そして残り2路線は本来年明け早々にやってみようと思いましたが、現在札幌市内はどこも除雪が非常に遅れており、歩道も少ない中を歩くのは難しい面もあります。ちょっと落ち着いてからやってみましょう。
南北線の北側終点、麻生をスタートして北24条駅まで来ました。ここから札幌駅北口に近い北12条駅まで歩いて行きましょう。
前回の記事
札幌市営地下鉄開業50周年記念、おなかの出っ張り解消に沿線を歩いてみる(麻生-北24条)
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1107
北24条駅
1971年の南北線の最初の開通区間は北24条-真駒内でした。都心部より北側は純粋な通勤路線と言えましょうか。駅を紹介する前に北24条が札幌にとっては重要な位置であったことを紹介しましょう。北24条西8丁目付近(北海道芸術デザイン専門学校付近)には札幌飛行場跡地の正門が今も残されています。終戦とともに閉鎖されています。
また航空写真と見比べていただければと思いますが、1945年(昭和20年)-1950年の写真には空港跡がはっきり写っています。そして、それ以北に比較すれば人家自体もこのあたりまでは多く、札幌の北の終端がこの北24条付近であったことがわかります。
札幌市電が札幌駅の北側で運行を開始したのは1927年(昭和2年)に5丁目踏切-北18条に開業したのが始まりになります。北24条まで開業するのは戦後の1952年(昭和27年)までかかることになります。1959年(昭和34年)に北27条まで開業と、北24条地域より北は住宅も少ない郊外だったことがわかります。先の地理院地図の1961-69年の地図では北27条までの市電路線があったように見えます。麻生町開業が1963年、新琴似駅前開業が1964年ですから、札幌市の都市化は進む中でも郊外への住宅の伸びは60年代以降に急激に進んだと言えましょう。
札幌市電の車庫は現在は中央区の「電車事業所」に集約されておりますが、北24条に幌北車庫(ほろきた)がありました。幌北車庫は昭和2年に開設され、北24条以北のみが残され廃止された1974年まで現在札幌サンプラザがある北24条西5丁目にあったわけですね。
1・2番出口と北側コンコース
北24条駅の構造は駅そのものの上部にバスターミナルを備えた1974年建築のターミナルハイツ24と一体になっています。この建物内の1階がバスターミナル、地下1階が定期券売り場、地下2階がコンコースの形になっています。1番出口は北24条側にある単独建屋になります。












バスターミナル・定期券売り場
現在は中央バスとジェイ・アール北海道バスが使用しています。乗り場は4つで、ターミナルハイツの3階以上の部分がひさしの役割をしていますので、雪や雨が入りにくい構造になっています。バスターミナル自体は1973年に使用開始としていますので、ターミナルハイツの建設中にバスターミナルは開業してたということになりますね。タイルの壁や意匠が1960年代っぽさがあります。






ターミナルハイツの2階は商店街となっており、不動産店、旅行代理店、美容室、蕎麦店などが入っています。
地下鉄駅からバスターミナルには入れる階段は3カ所あり、住民以外入りにくい管理人室の脇を通る階段など、なかなか面白い構造だなと思います。
3・4番出口と南側コンコース
北24条駅はメインの出口が北側のようで、比較的南側は静かな感じですね。券売機も2台ですし、改札機通路も少なめです。








ホーム
北24条駅は開業時終点でしたので、島式ホームとしています。南側にエレベータが設置されています。






北24条-北18条
北24条駅を後に南側に歩きます。4番出口のあった城山コーポラスの隣には幌北変電所があります。

幌北中央保育園(こちらも「こうほく」)の敷地内には排気筒がありました。かなり大きなもので、開業当初からこのような排気筒が必要とされていたのでしょう。


北18条駅
北18条駅に到着です。付近はマンションが多く、北海道大学の施設も近いので学生が多く住むイメージです。北18条通りは環状にはなっていませんが環状通の一角を形成していて、北海道大学の下を2001年に開通したエルムトンネルで通過し下手稲通り方面に抜けることが可能です。交通量の多い道になります。1番出口とコンコース
北18条駅は行先ごとに出口が別れています。1番出口は真駒内方面へのホーム入口になります。エレベータ建屋は2009年に開設され、既存出口からは独立しており、改札口も別れていますが同じ1番出口を表示しています。まず、階段でアクセスする出口から。











2番出口とコンコース
2番出口は麻生方面へのホーム入口になります。エレベータ建屋は地上では別れていますが地下コンコース内では一体となっています。多目的トイレはこちらの出口に設置されています。








真駒内方面1番ホーム
ホームは相対式で、改札付近を除けばそれほど広くはありません。まだ新しいタイプの案内表示にはなっていませんね。


麻生方面2番ホーム
麻生方面ホームもホーム自体の広さは変わらないように見えます。ホーム間の連絡通路は写真の印象も暗いのですが、実際にもちょっと暗過ぎる感じですね。通常は地上部で行き先別の改札を使うのであまり使うことは無いと思いますが。





北18条-北12条
今日最後の区間になります。古くからの住宅地でありますので、お屋敷的な広い敷地の家も見えますね。北海道大学病院にぶつかる3車線の広い環状通を過ぎますと懐かしい感じの泉燃料店の木造家屋なんかもまだ見ることができます。北12条駅のある交差点からはもう札幌駅北口が目前なのがわかります。


北12条駅
北12条駅はさっぽろ駅の隣ですので、ちょっと存在感が薄い駅ですが、こちらも北海道大学の最寄り駅になりますので通学利用も多く、最近は札幌駅北口にも企業や公共施設が多いので朝ラッシュ時は通勤も見られますね。1番出口とコンコース
北12条駅も行き先毎に出口が別れる駅です。1番出口は真駒内方面ホームに繋がっています。1番出口は建屋内にエレベータが設置されており、一旦コンコース階まで利用し、改札内でホーム階まで降りる形になります。比較的地下が浅いので、1番出口の外からコンコース階を見下ろす窓があります。コンコース階も外の光が入り明るいです。











2番出口とコンコース
2番出口は麻生方面へのホームに接続されています。下車利用の方が多いことから朝夕以外は無人となっていますね。エレベータ建屋は独立しており、改札も別れていますが2番出口と称しています。








真駒内方面1番ホーム
北12条駅の特徴は、まずコンコース階までの階段があり、改札を出場して地上への階段という、2層になってるところですね。ホームは北18条駅と大きくは違いませんが上下線間の柱に防風板がついています。いままであまり触れていませんが、ホーム端部には鏡があります。自殺防止として自分の姿を写して思いとどまってもらうという意図があるようです。車内にも鏡がありますね。


麻生方面2番ホーム
ホームから列車に正対する形で急に階段ですので、ちょっと不思議な感じがしますね。コンコースの方が暗いので、少し異質な感じもします。この駅も案内表示はまだ更新されていませんが、連絡通路の看板などは古いまま残されています。




北12条から中島公園までは、まぁ、何度も歩いているのでという感じですが、都心は別な機会に「全ての出口を歩いてみる」という感じでやってみようかなと思っております。
今回は南北線の北側を歩いてきました。各駅、見てみると結構特徴があるんだなというのがわかります。あくまで印象ですが東西線、東豊線は画一した感じで設計されているのでは?と思っていますので、実際の所どうなのか今後見に行くのが楽しみになってきました。
地下鉄の沿線歩いて少しは痩せられるでしょうか。今年の目標としてもう少し頑張ってみますね。