北海道の交通関係

札幌市北区に札幌市電電車保存

2022/05/10

ネット上で少し話題になっていたのですが、札幌市電の廃車体を札幌市北区に設置するというプロジェクトが行われました。



札幌市内で建設業を経営する角川氏がクラウドファンディングで集めた資金を元に、北24条駅付近の旧幌北車庫の跡地である札幌サンプラザ付近に市電を保存するというプロジェクトです。

<さっぽろ10区>北区 市電車両保存へCF 「北創」角川社長 サンプラザ前に展示計画 目標460万円 返礼品にバッジやキーホルダー
2022年04月01日 北海道新聞 札幌面
(WEB配信無し)
 建設業「北創」(屯田9の12)を経営する角川(つのかわ)幸治社長(52)が、幼少時から親しんだ市電の車両を、かつて市電鉄北線の終点、北24条電停近くの幌北車庫があった札幌サンプラザ(北24西5)前に保存展示しようと、クラウドファンディング(CF)で資金を募っています。廃車・解体が決まっていた車両2両を、市の入札に参加して既に取得。1両を北24条商店街振興組合に寄贈し、地域の行事や市電ファンの集いの場として活用してもらう計画です。
>市は昨年11月、一般競争入札を実施。「248号」と「213号」の2両を、角川さんが計22万円で落札しました。
 角川さんは2両のうち248号について、北24条商店街振興組合に無償譲渡を打診。組合の小泉詔信理事長は「商店街としても、地域住民とともに市電の歴史を守り継承することに協力したい」と快諾。土地を所有する市の許可を得て、74年まで幌北車庫があったサンプラザ前に保管し、市電ファンや地域住民、商店主らの交流拠点、地区の歴史を伝える写真展の会場などとしての活用を考えているといいます。一方の213号は北創敷地に保管。市電グッズや鉄道模型(Nゲージ)レイアウトの展示、走行会の開催などで、市民にも開放する計画です。


鉄道車両は車両自体の価格というのはそれほど高いものではないのですが、輸送に非常にコストがかかるという面があります。これをクラウドファンディングで調達されています。

readyfor 市電の歴史を紡ぐ史電プロジェクト〜市電を活躍したふるさとに戻したい


https://readyfor.jp/projects/shiden


クラウドファンディングは目標金額を集めることに成功し、2022年4月16日に札幌市北区屯田に213号車が搬入されました。

 札幌市屯田に保存された213号車
札幌市屯田に保存された213号車
 札幌市屯田に保存された213号車
札幌市屯田に保存された213号車
2022年4月27日の深夜に札幌サンプラザに248号車が搬入されました。
 札幌サンプラザに保存された248号車
札幌サンプラザに保存された248号車
 札幌サンプラザに保存された248号車
札幌サンプラザに保存された248号車

札幌サンプラザ 『市電248号』が帰ってきました!


https://www.s-sunplaza.or.jp/information/p0266.htm


札幌市電は現在車両を新型車両であるA1200形(ポラリス)や1100形(シリウス)車に入れ替えている最中で、外見的に「古い」車両であるこれらの車両は多くが今後数年内に引退するものと思われます。213号車は1958年製造、240形も1960年製造と60年以上札幌市内を走り続けた車両であります。しかも両車とも札幌綜合鉄工共同組合(札幌市内で車輌製造を行っていた会社の共同企業体)で製造された北海道生まれの車両であります。

やはり気になるのは、保存はされたものの、その後の維持、管理が適切に行われるかです。車両の保存は、その保存車自体が利益を得る物ではないという面があります。結果的にボランティアベースとなってしまう。その後その保存に尽力された方が手離れていくにしたがって車両が荒廃してしまうということが見られるのも事実ではあります。

今回、比較的都市部に保存されたことで、モニュメントとしての意味もあり、また、しばらくは綺麗な状態を保つことになるとは思いますし、このような形で車両が保存されたことは素晴らしいことだとは思います。末永く維持されることが期待されます。

北海道の交通関係 札幌市交通局 札幌市電 保存車両

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