北海道の交通関係

2022年3月改正後のJR北海道の一般形気動車の転配

2022/07/07

今年もダイヤ改正から4ヶ月ほど経ちますので、車両転配も落ち着いたかなぁと思いまして、この項記載いたします。
2022年3月改正では根室線の新得-釧路間の全ての普通列車と石北線旭川-上川のほぼすべての普通列車がH100形に置き換えられました。

前回の記事

2021年3月改正後のJR北海道の普通列車用気動車の転配
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1060


現在、旭川地区へのH100形導入が行われており、石北線(上川-網走)、富良野線あたりがH100導入のターゲットになっていくのかなと思うところですが、はっきりした予定は今のところ公表されていません。

2022年度の一般形気動車の導入予定

さて、2021年度の決算が発表され、ここに記載されている内容です。2021年度は30両のH100形が投入されたことになります。2021年7月に釧路に向けて12両、2021年10月に同じく釧路に向けて12両、そして年が明けて2022年1月に旭川に向けて6両が導入されました。

JR北海道グループ経営改善に関する取り組み
2021年度第4四半期報告・2022年度目標設定JR北海道 2021(令和3)年度 経営改善に関する取り組み
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220603_KO_KPI.pdf

 22年度主要施策KPI
22年度主要施策KPI


2021(令和3)年度 決算・経営改善に関する取り組み
2021(令和3)年度 決算
https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/mi/kessangaikyou/20220428_2021_4Q_kessan.pdf

 利便性向上の取組状況
利便性向上の取組状況


なお、車両からは離れますが2022年度に話せる券売機を12駅に導入することが既に発表されています。
●函館線
五稜郭

八雲
星置
大麻
野幌
●根室線
富良野
新得
池田
●石北線
遠軽
北見
網走

また、調達情報では札幌圏通勤用6両固定編成42両(7編成)の調達について記載があり川崎車両が落札した旨の公表がされています。これは今年度に搬入されるものとおもわれます。快速エアポートの721系は2023年改正または遅くとも2024年改正で無くなる可能性が高そうです。

2両編成ワンマン列車用車両は14両(7編成)の導入が予定されています。

H100形に関しては2022年7月に旭川に向けて8両が搬入されています。うち4両は北海道高速鉄道開発の銘板がある観光兼用車となりそうです。今年度はこの8両で終わりのように見えます。



苗穂運転所に所属する一般形気動車

・H100
H100-1
H100-2
H100-3
H100-4
H100-5
H100-6
H100-7
H100-8
H100-9
H100-10
H100-11
H100-12
H100-13
H100-14
H100-15

・キハ201
旭<キハ201-101+キハ201-201+キハ201-301>倶
旭<キハ201-102+キハ201-202+キハ201-302>倶
旭<キハ201-103+キハ201-203+キハ201-303>倶
旭<キハ201-104+キハ201-204+キハ201-304>倶

・キハ40
(機関換装・保全工事終了車)
キハ40 1701
キハ40 1790(山明号)
キハ40 1816(3列シート)
キハ40 1818(3列シート)
キハ40 1821(3列シート)

(事業用・団体・臨時用)
キハ40 301(検測車牽引車・冷房車)
キハ40 302(主に団体・臨時用・冷房車)
キハ40 303(主に団体・臨時用・冷房車)
キハ40 304(検測車牽引車・冷房車)
キハ40 331(主に団体・臨時用・冷房車)
キハ40 336(主に団体・臨時用・冷房車)
(札沼線旧石狩当別以北専用)
キハ40 401・・・転属せず、ただし運用もされていない
キハ40 402・・・転属せず、ただし運用もされていない

苗穂運転所に関しては昨年から変わったのは更新改造を行われていなかった2両が廃車されたのみで、大きな陣営の変更はありませんでした。廃車となったキハ40 819・キハ40 823は原型エンジンを積む車両でしたが、特段に必要では無いという面がありましょう。苗穂運転所のキハ40は札幌-旭川の1運用(923D-922D-926D-929D-930D-回送)でしか使用されていないので、通常運用は2両。現状は山明号が長期に観光列車等で使われても、基本的には苗穂運転所の車両のみで回せるような体制は取られているように見えます。

昨年も記載した札沼線廃線区間で運用されていたキハ40 401と402ですが、現状も大きな動きはなく苗穂運転所に留置されています。

キハ201の重要機器取替工事はD-104で施工が行われており、残りはD-102を今年度行うと思われます。(2022年6月現在でD-101・D-103・D-104が施工済)

昨年のコピペになりますが、苗穂運転所のH100は運用が広がることもなく、札幌・小樽-倶知安-長万部に運用されています。両数的には若干余裕があるはずなので、他区所研修用などの用途もあるものと思われます。こちらも、運用的に大きな変化は無いと思われます。

旭川運転所のキハ40・キハ54等の検査・修繕を札幌で行わないのであれば将来的にキハ40での運行である函館本線の普通列車は他の車両に置き換えられることになりそうです。2両ワンマン運行化の電車についての情報はまだありませんが、この区間に運用されるのであれば721系の抵抗制御車も含めた置き換えもありそうです。



函館運転所に所属する一般形気動車(キハ40のみ在籍)

(機関換装・保全工事終了車)
キハ40 1704
キハ40 1705
キハ40 1762
キハ40 1767
キハ40 1771
キハ40 1792
キハ40 1800
キハ40 1801
キハ40 1803(3列シート)
キハ40 1804(3列シート)
キハ40 1805(3列シート)
キハ40 1806
キハ40 1809(海の恵み号)
キハ40 1811
キハ40 1813(3列シート)

(参考:道南いさりび鉄道譲渡車・全て機関換装・保全工事終了車)
キハ40 1793(ながまれ号)
キハ40 1796(濃赤)
キハ40 1798(国鉄急行色)
キハ40 1799(ながまれ号)
キハ40 1807(国鉄首都圏色)
キハ40 1810(濃緑)
キハ40 1812(山吹)
キハ40 1814(山吹)
キハ40 1815(白色)

昨年度に苫小牧からの転属を受けて、表記こそ変更されていないものの運用されていますので、車両的には今回特段の増減はなかった模様です。未更新車、特に量産先行車であったキハ40 837も結果的には昨年9月頃に廃車・解体となったようです。
H100形導入は他線区優先で、函館に関しては新幹線札幌開業までは既存車両でのやりくりになる可能性が高いですが、それでもキハ150などの転属は近い将来あるかもしれません。



苫小牧運転所に所属する一般形気動車

・H100
H100-28
H100-29
H100-30
H100-31
H100-32
H100-33
H100-34
H100-35
H100-36
H100-37
H100-38
H100-39
H100-40
H100-41
H100-42
H100-43
H100-44
H100-45

・キハ150
キハ150-101
キハ150-102
キハ150-103
キハ150-104
キハ150-105
キハ150-106
キハ150-107
キハ150-108
キハ150-109
キハ150-110

・キハ143
室<キハ143-151+キハ143-101>札
室<キハ143-152+キハ143-102>札
室<キハ143-153+キハ143-103>札
室<キハ143-154+キハ143-104>札
室<キハ143-156+キハ143-157>札

・キハ40
(機関換装・保全工事終了車)
キハ40 1706(むかわ竜ラッピング)
キハ40 1763
キハ40 1780(花の恵み号)
キハ40 1783
キハ40 1785
キハ40 1786

こちらも昨年度からの変更はありません。キハ40の運用は日高線と室蘭線岩見沢方面となりますが、室蘭線ではほぼキハ150で回しているように見えます。
キハ143は2両ワンマン電車での置き換えになる可能性があろうかと思いますし、その場合一部のH100形運行列車も置き換えられる場合はキハ40の運用範囲にも関わってくる可能性はあろうかと思います。



旭川運転所に所属する一般形気動車

・H100
H100-16
H100-17
H100-18
H100-19
H100-20
H100-21
H100-22
H100-23
H100-24
H100-25
H100-26
H100-27
H100-70
H100-71
H100-72
H100-73
H100-74
H100-75
H100-76(2022年度新車)
H100-77(2022年度新車)
H100-78(2022年度新車)
H100-79(2022年度新車)
H100-80(2022年度新車北海道高速鉄道開発)
H100-81(2022年度新車北海道高速鉄道開発)
H100-82(2022年度新車北海道高速鉄道開発)
H100-83(2022年度新車北海道高速鉄道開発)

・キハ150
キハ150-1
キハ150-2
キハ150-3
キハ150-4
キハ150-5
キハ150-6
キハ150-7
キハ150-8
キハ150-9
キハ150-10
キハ150-11
キハ150-12
キハ150-13
キハ150-14
キハ150-15
キハ150-16
キハ150-17

・キハ54
キハ54 501(転換)
キハ54 502(リクライニング)
キハ54 503(転換)
キハ54 504(リクライニング)
キハ54 505(転換)
キハ54 506(転換)
キハ54 509(転換)
キハ54 510(リクライニング)
キハ54 511(転換)
キハ54 512(リクライニング)
キハ54 513(リクライニング)
キハ54 527(急行仕様)
キハ54 528(急行仕様)
キハ54 529(急行仕様)

・キハ40
キハ40 1707
キハ40 1714
キハ40 1715
キハ40 1716
キハ40 1720(流氷の恵み号)
キハ40 1722
キハ40 1723
キハ40 1724
キハ40 1725
キハ40 1727
キハ40 1735
キハ40 1736
キハ40 1740(釧路運輸車両所から転属)
キハ40 1744
キハ40 1745
キハ40 1747(宗谷急行色)
キハ40 1749(釧路運輸車両所から転属・国鉄首都圏色)
キハ40 1751(釧路運輸車両所から転属)
キハ40 1755(釧路運輸車両所から転属)
キハ40 1758(釧路運輸車両所から転属・国鉄首都圏色)
キハ40 1759(釧路運輸車両所から転属・国鉄一般色)
キハ40 1761
キハ40 1766(釧路運輸車両所から転属・国鉄一般色)
キハ40 1774(釧路運輸車両所から転属)
キハ40 1775(釧路運輸車両所から転属)
キハ40 1778(釧路運輸車両所から転属)
キハ40 1779(釧路運輸車両所から転属・森の恵み号)
キハ40 1784
キハ40 1787
キハ40 1791(紫水号)
キハ40 1797

H100形の導入が続く旭川運転所です。2021年度末で18両、2022年度新車が8両入ってきていますので、単純に26両となります。
釧路でのキハ40運用が終了されたこともあって状況の良い車両を回したのか、釧路から転属されてきた車両があります。森の恵み号の他国鉄首都圏色、一般色の車両もありバラエティに富んでいます。一時的にとはいえ31両という昨年より多い両数が配置されています。結果未更新車は全て姿を消しています。
運用的には石北線と一部音威子府までの宗谷線に入る可能性がありますが、運用数は多くなく、イベントなどに使用する車両を旭川に配置するという形もあるのかもしれません。

個人的に気になるのがキハ54の処遇で、留萌線の運用減(場合によってはキハ40やキハ150での運用を検討?)で多少余裕が出たキハ54を釧路に持って行くかどうかという面でしょうかね。



釧路運輸車両所に所属する一般形気動車

・H100
H100-46
H100-47
H100-48
H100-49
H100-50
H100-51
H100-52
H100-53
H100-54
H100-55
H100-56
H100-57
H100-58
H100-59
H100-60
H100-61
H100-62
H100-63
H100-64
H100-65
H100-66
H100-67
H100-68
H100-69

・キハ54
キハ54 507(転換・流氷白)
キハ54 508(転換・流氷青)
キハ54 514(転換)
キハ54 515(リクライニング)
キハ54 516(転換)
キハ54 517(リクライニング)
キハ54 518(転換)
キハ54 519(リクライニング)
キハ54 521(転換・地球探索)
キハ54 522(リクライニング789・ルパン)
キハ54 523(リクライニング)
キハ54 524(リクライニング)
キハ54 525(転換)
キハ54 526(リクライニング)

・キハ40
(機関換装・保全工事終了車)
キハ40 1738
キハ40 1742
キハ40 1752
キハ40 1756
キハ40 1768
キハ40 1776

H100形が24両で新得-釧路の全普通列車を置き換えました。キハ40はチェックした限り6両が残っていますが、波動用なのか余剰廃車待ちなのかというところですね。旭川運転所と車両を入れ替え、釧路にて廃車された車両もありますので、今残っているものも転属せずに廃車されるかもしれません。

これはあくまでも、希望的観測ではあるのですが、今キハ40がまだ動く状態で定期運用が無く残っている。これを使えば増発実験も増結もできるわけです。釧網線をもういちど2016年時点の本数にすることでの需要喚起実験とか、沿線で考えていただけないかと思うところです。


今後の予測

H100形が旭川に8両、さらに来年度追加で昨年度同様に年度で30両程度の導入があるならば富良野線等のキハ150のほとんどの運用を置き換えることが可能になります。旭川配置のキハ150は17両ですので函館に15両、苫小牧に2両を転属させることで函館と苫小牧のキハ40を全て置き換えることが可能になろうかと思われます。室蘭線・函館線の2両ワンマン列車導入での捻出分も含めて、キハ40をまず全て定期運用から外すこと。これが命題でしょうか。来年度とまでは言いませんが、キハ40に乗れるのは遅くとも2年程度、そして、新幹線札幌開業までにはキハ54・キハ150も含めた従来気動車の終焉は見えてきたと言っていいと思われます。

北海道の交通関係 JR北海道 車両更新

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