北海道の交通関係

釧路まで「クルマ」で行ってきたら思いのほか快適だった

2022/08/04

札幌に住んでおり、道内企業を相手に仕事をしていますと、北海道内の各都市に仕事に行くことがままあります。
そのなかで鉄道のある地域は鉄道で行くのが楽だったりもしますし、以前でしたら高速化のインセンティブもありますので、車内で駅弁食べてうたた寝して、現地では安価に借りることが可能な駅レンタカーでという出張は以前は非常に多かった。

今は私自身がそのような仕事での移動が減ったこともありますが、私の勤める会社ではJRの石勝線炎上事故後からクルマ出張が選択に多くなった感があります。

今回、私ひとりでしたら列車で行っていたでしょうが、同僚と同行ですからクルマで出かけてみます。釧路まで車で移動したというと、ここ10年近くご無沙汰ですので、道路設備がどの程度良くなったのかも気になります。

国道337号線と道央圏連絡道路(55km・約1時間)

今回出発点はあいの里教育大駅近くのお客様でしたので、国道337号線に出まして、道央圏連絡道路として整備されている高規格道路を進みます。当別町蕨岱からは自動車専用道路っぽい雰囲気の片側1車線美原道路を進み美原大橋で石狩川を越え、道央道江別東IC脇に出ます。
道央圏連絡道路は江別東付近からは事業中の中樹林道路・長沼南幌道路に接続、開通の暁には長沼町道の駅「マオイの丘公園」近くの長沼南ランプに接続され新千歳空港まで繋がることになります。
今回は国道337号線で南幌町、道道1009号長沼南幌線から道道3号札幌夕張線、道道602号東三川由仁停車場線を経由し東三川のセイコーマートともひろ店脇の国道274号線に合流します。
 あいの里-由仁町東三川
あいの里-由仁町東三川
出発からちょうど1時間程度ですので、コンビニでお茶を買って進みましょう。

札幌圏では市街地を経由することなく、郊外を周回できる道央圏連絡道路が建設されており無料の地域高規格道としての規格ですので江別東ICや千歳東ICへは直接の接続はしていませんが、付近にランプは作成されますので、高速道路間の連絡、そして都心部への車両流入の抑制の効果が期待できます。

北海道開発局 道央圏連絡道路(一般国道337号) 泉郷道路
https://www.hkd.mlit.go.jp/sp/release/gburoi000000py50-att/gburoi000000v2e3.pdf

 道央圏連絡道路
道央圏連絡道路



国道274号線と日勝峠(127km・2時間)

東三川からは国道274号線を進みます。国道274号線は札幌市東区北33東1(札幌新道と国道5号線・国道231号線交点)から標茶町を結ぶ国道になります。札幌市内は札幌新道として上に高速道路を従え、夕張から清水までの日勝峠ルートは「石勝樹海ロード」と呼ばれる細道になります。札幌と帯広・釧路を結ぶ重要なルートではありますが、その開通は1991年(平成3年)と新しいものです。(日勝峠区間は1965年開通、当時は平取側を経由しなければ札幌から向かうことはできなかった)

日勝道は50分の短縮-国道274号全線開通決定。防雪対策に力
1990/12/28 北海道新聞
> 日勝峠経由で札幌と道東を結ぶ最短ルート・国道274号が、来年秋までに全線開通することが正式に決まった。一九九一年度道開発予算大蔵原案に不通区間(胆振管内穂別町-日高管内日高町間三十二キロ)の事業費が計上されたためで、全線開通により札幌-帯広間は従来より五十分前後短縮される。
 国道274号は札幌-帯広間二百十四キロを結び、日勝峠(標高一、〇二三メートル)をはさむ日高-十勝管内清水町間は六五年に開通。不通区間は六六年に着工したが、険しい山間地とあって二十五年間と約六百十億円を投じる難工事となった。
 札幌-帯広間の新ルートは、国道237号経由などのルートに比べ、二十九-五十五キロ短く、所要時間は五十分-一時間半短縮される。


1990年年末の記事です。1991年9月に開通した国道274号線、国鉄バス-JR北海道バスが帯広-日高町を運行していた「日勝高原線」が何故富内線の日高町駅までの運行、また、富内線廃止後も旧駅跡を発着していたか?そこから「西側の道路がなかった」からというのは、今の感覚ではなかなか理解に難しいところでしょう。
国鉄は1981年に石勝線を開通させ、札幌-帯広・釧路の高速化時代が幕を開けます。2007年(平成19年)に道東道トマムIC-十勝清水ICが、2009年に占冠IC-トマムIC開通、2011年に夕張IC-占冠ICが開通し、やっとこの峠越え区間が2重化されました。
日勝峠区間の国道は2016年の台風により日高-清水で1年にわたり通行止めになり、JRも約4ヶ月不通となりました。高速道路が数日で開通し、並行道路不通区間を無料で代替しその強靱さを見せつけた格好になります。

さて、川端駅前で左折をするとあとは一本道。次の休憩場所は日高町の道の駅樹海ロード日高で、約70km1時間ちょっとでしょう。淡々と60制限の道をひた走る形です。新夕張駅近くの夕張市紅葉山地区を出ますとカーブが多い地域になります。夕張市登川地区(石勝線楓信号場付近)からは石勝線とも道東道とも離れて、少し寂しい無人地帯を走ります。
穂別キャンプ場や樹海温泉はくあなど、気になる施設はありますが今日はパスです。
●この区間の主な構造物(主に100m以上の構造物)
由仁町川端地区
・川端橋(1991年・255m)
・雨霧橋(1974年・280.7m)
・滝の下橋(1973年・80m)
・竜仙橋(1972年・178m)
・滝の上こ線橋(1975年・47.6m)
・十三哩橋(1997年・122m)
・瑞穂橋(1968年・155m)
夕張市紅葉山地区
・紅楓橋(1958年・102.5m)
・登川トンネル(1978年・345m)
・オマナイ橋(1988年・174.2m)
・桂木橋(1986年・129.6m)
むかわ町稲里地区
・佐主橋(1973年・85m)
・長和トンネル(1983年・281m)
・穂別大橋(1979年・506.2m)
・山水橋(1979年・53.5m)
・沼の沢橋(1983年・188m)
・稲里トンネル(1985年・1441m)(北海道で最初にNATMを採用した道路トンネル)
・ペンケ橋(1985年・120.7m)
・下福山橋(1982年・129.9m)
・オロロップ橋(1983年・205.9m)
・福山橋(1984年・134.7m)
・福山大橋(1968年・160m)
・千坂橋(1975年・138.7m)
・オコタン橋(1985年・338m)
・モトツトンネル(1991年・924m)
・モトツ橋(1988年・62m)/モトツシェルター(1990年・62m)
・福山トンネル(1991年・839m)
・福穂橋(1990年・210m)
・穂高トンネル(1991年・1991m)
・穂高橋(1988年・140.6m)
・高翠橋(1988年・114m)
・占翠橋(1989年・167m)
・赤岩大橋(1970年・157.4m)
・渓流大橋(1974年・153.7m)
・日高トンネル(1972年・730m)
最後に開通したモトツトンネル-福山トンネル-穂高トンネル区間。前後がつづら折りで一気にトンネルと橋で繋ぐ感じがダイナミックなのですが、トンネル貫通に5年以上の歳月がかかるなど難工事だった区間のようです。

 由仁町東三川-日高町
由仁町東三川-日高町
 日高町駅跡の石碑
日高町駅跡の石碑
旧日高町駅舎は作業所として再利用されていましたが、現在は解体されており、駅前に石碑が残されています。ここから出ていた季節運行のバスも、かなり遠い記憶になりました。一度は乗ってみたかったのですが。

道の駅からは道路は向きを変え、峠に挑む感じであります。道の状態は悪くなく、今日は小雨のぱらつく天気ではありますが、日勝峠頂上付近は霧が予想されます。
 日高町-清水町
日高町-清水町
快調に走っていますと鹿鳴第二覆道手前で前方に停車車両が。すぐにハザードを灯して後ろの車両に合図します。このあたりは峠の3合目を超えたところ。覆道内がカーブがあり単独事故があったようで、交互通行していたようです。それほど待たずに通過できたのはよかったです。
 鹿鳴第二覆道
鹿鳴第二覆道
●この区間の主な構造物(主に100m以上の構造物)
・千呂露橋(2018年・120.9m)
・清瀬第一覆道(1995年・221m)
・清瀬第二覆道(1979年・100m)
・清瀬第三覆道(1979年・334m)
・清瀬第四覆道(1975年・370m)
・上滝トンネル(2000年・135m)
・新清見橋(2009年・105m)
・清見トンネル(2009年・910m)
・鹿鳴トンネル(2004年・543m)
・鹿鳴第二覆道(1980年・544m)
・清流橋(1980年・115m)
・浪の沢覆道(1985年・125m)
・浪の沢橋(1983年・138m)
・浪の沢トンネル(1983年・237m)
・嶺雲大橋(1987年・205m)
・源流橋(1991年・111m)
・日勝トンネル(1991年・722m)
・日勝大橋(1986年・185m)
・熊見トンネル(1986年・252m)
・清流覆道(1984年・264m)
・清泉覆道(1975年・216m)
・石山トンネル(上り)(1999年・218m)
・石山トンネル(下り)(1972年・85m)
・清水跨線橋(1970年・23.1m)
日勝峠は開通後も断続的に改良が加えられていて、清見トンネルは旧トンネルが見えていたり鹿鳴トンネルで貫かれた脇の川沿いには今も鹿鳴第一覆道が眠っているのでしょう。

止んでいた雨は次第に激しくなって頂上付近では霧が出てきました。ライトを付けて、前の車両に付いていくような運転になります。前の車両がトラックだとちょっと安心です。峠になれていない乗用車の後ろに付くと下り勾配で急にブレーキをかけて減速するような車も見えます。

日勝峠は頂上の日勝トンネル付近で1160mほどと標高が高いこともあり、やはり1000mを越えたあたりに天候の急変があるように見えます。霧がトンネルの中まで入っているというのが、なんとなく薄気味悪いですね。日勝トンネルの旧トンネルは今のトンネル脇にあるはずですが、埋められているのか。峠のサミットを越え清水側に向かう時は古く短い石山トンネルを潜り大きくつづら折りし坂を下りていきます。

展望レストランとかち亭のあたりにローソンがあったのはもう大昔の話です。レストランは営業しているはずで、景色の良いところです。今回は通過して清水の市街地に入ります。帯広市内に用事ですと高速道路に沿っている道道55号清水大樹線に曲がるところですが、今回は釧路ですのでGoogleMapにお任せ経路で行きます。

なお、清水市内に入る時に斜めに清水町体育館方面に向かう町道が旧国道です。その先にある日勝踏切がそれを名前だけ残していますね。駅でちょっと休憩してから先に進みましょう。
 十勝清水駅
十勝清水駅
 日勝踏切
日勝踏切


十勝清水から本別ICへの不思議な経路(80km・約1時間20分)

今回、有料道路を使わないという設定でGoogleマップを使いますと、予想だにしない経路を出してきました。
 Googleが出した不思議な経路
Googleが出した不思議な経路
地図を見ても、道的には細線で書いてあったり、ちょっと通るのに躊躇しちゃうようなダート道だったらどうしよう?と思いましたが、えいままよと車を進めます。

国道274号線を鹿越方面に進め、カーブと勾配が急な美蔓パノラマパーク付近を越えると、何もないような場所で右折を勧めてきます。行き先を確認できる青看板すら付いていません。あとで調べてみますと鹿追町道美蔓21号線から美蔓19号線という道のようで、道幅こそ若干狭めですが走ることには支障はありません。
 ストリートビューで見る鹿追町上然別付近
ストリートビューで見る鹿追町上然別付近
この道がぶつかったところが音更町万年地区。万年とはちょっと縁起が良さそうな集落で「開基百年これから万年」とか貼ってあったり、あと、萬年(万年)神社というなんか良さそうな神社があります。ひとりだったらもう少し見たかった集落です。
ここからは道道239号熊牛音更線を進み、音更川を渡るところだけ国道241号線、そして道道31号音更池田線に入ります。途中に三菱自動車の研究所があるんですね。ストリートビューには看板やモニュメントがありましたが、今は看板だけがそれを示しているようです。
音更町立葭原小学校跡を左折してさらに音更池田線を進むと国道242号線、そして道東道池田IC前に出ます。ここから乗っても630円ほどで済むのですが、そのまま国道242号線を進めば道東道本別ICに到着します。ここから道東道は無料区間で、現在建設中の区間や根室方面も含めて有料道路区間はできません。


本別IC-釧路市内(75km・約1時間)

本別ICから現在開通している阿寒ICまでは無料区間となる道東道です。この区間、並行する一般道は国道274号線で旧白糠線北進駅付近を経由する大きく廻るルートになります。道東道が日勝峠区間や、この釧勝峠区間を越えていなかった頃は無駄な道路扱いをされていたことは、まぁ、北海道側の陳情や必要性を提示できない問題はありましょうが、非常に歯がゆい感じがしたものであります。
 本別IC-釧路市内
本別IC-釧路市内
●この区間の主な構造物(主に100m以上の構造物)
本別IC(千歳恵庭JCTから193.0km)
・貴老路大橋(2008年・730m)
上浦幌PA(198.5km)
・栄穂橋(2008年・117m)
浦幌IC(201.0km)
・炭山第1トンネル(2014年・1510m)
・炭山第2トンネル(2014年・260m)
・新釧勝トンネル(2014年・4460m)
・音別川橋(2012年・91.8m)
・小音別トンネル(2014年・190m)
・衆音別トンネル(2014年・344m)
・ヤツナミ橋(2012年・166m)
・衆音別川橋(2013年・201.2m)
・軽満トンネル(2014年・1964m)
・白涼トンネル(2014年・516m)
・里音別川橋(2011年・623m)
・カラ里トンネル(2014年・3016m)
・カラマントンネル(2014年・145m)
・カラマン沢川橋(2012年・122m)
・カラマン別トンネル(2014年・520m)
・白音トンネル(2014年・713.9m)
・ヤスイ川橋(2012年・138m)
・南上茶路橋(2012年・247m)
・茶路川橋(2012年・252m)
・国道392号橋(2007年・51m)
・大曲トンネル(2014年・896m)
白糠IC(227.0km)
・縫別川橋(2010年・128m)
・ノイベツ橋(2007年・58.4m)
・縫別トンネル(2013年・499m)
・フモト川橋(2010年・168m)
・鍛高トンネル(2009年・2383m)
・クショナイ川橋(2010年・162m)
・上庶路トンネル(2007年・758m)
・タンネナイ川橋(2010年・214m)
庶路IC(235.0km)
・庶路川橋(2008年・123m)
・庶路トンネル(2011年・2265m)
・阿寒トンネル(2008年・1173m)
阿寒IC(241.0km)
・建設中:釧路空港IC(仮称・250.2km)
・建設中:釧路西IC(釧路新道・259.1km)
 阿寒トンネル
阿寒トンネル
 阿寒IC案内看板
阿寒IC案内看板
言い方には語弊はありましょうが、暴力的に山を貫いています。4460mと危険物搭載車通行禁止の回避もあろうと思いますが限度に近い新釧勝トンネルをはじめ、長いトンネルが連続する区間になります。国道を経由するより25kmは短縮しており、単純に30分以上はこの区間で改善しているはずです。

また、阿寒IC以降は約18kmで釧路西ICまでが事業中、釧路西ICから釧路新道・釧路外環状道路を経由して釧路別保ICまでが開通していますので、ほぼ釧路市内市街地を回避して根室方面に接続されていることになります。

釧路市 道東自動車道・釧路外環状道路の開通状況
https://www.city.kushiro.lg.jp/kurashi/michikawa/douro/kousoku/page00012.html

 道東自動車道・釧路外環状道路
道東自動車道・釧路外環状道路


そして、釧路空港IC開業で釧路市内側から釧路空港までのアクセスも改善されることになります。

 釧路空港
釧路空港
現在南側を向いている釧路駅ですが、全体的な釧路の市街地は高規格道路のある北側に広がっており、釧路市が鉄道の高架化による南北の移動手段の確保を考えることは非常に理にかなってると言えましょう。

結果的に、途中かなり休み休み来ていますので6時間ほどかけて到着していますが、自動車道と市街地回避の道路ルートによる短縮効果はかなり大きいと感じさせてくれました。



帰りは峠を回避

釧路市内の用事はすぐ終わりましたので、すぐに帰宅です。釧路市街地を15時に出発、元来た道をそのまま引き返す形になります。帰りは峠付近を回避するために十勝清水-夕張で道東道を使っています。高速料金は2,370円です。
結果、札幌都心部に到着したのは20時前、5時間かからず到着できました。
 上浦幌PA
上浦幌PA
 道東道トマムIC付近
道東道トマムIC付近
そして、今回使用した車ではトリップメーターと簡易燃費計で678km、19.9km/lを計測しています。比較的涼しくエアコンをほぼ使用しなかったこともあります。
 燃費計
燃費計
到着後の給油量は35リッターほどで、約5,200円、もちろん車そのものの価格や維持費用、実際の運転に関わるリスクや大変さという数字にできないものも含めて、車移動と公共交通機関移動のどちらを取るのか?という話になります。
全区間高速道路を使用したとして高速料金は5,590円、札幌市内-釧路市内各中心部同士でも片道4時間程度で移動できることになります。


最近の車に装備されている安全装置、快適装置ですが、ベース200万円代の普通乗用車でもオートクルーズ、自動操舵(これは自分の感覚と合わないのであまり使っていない)、オートワイパーにオートライト、エアコンは標準装備ですし、iPhoneをカーナビに接続するCarPlayでGooglemapの航空写真による鳥瞰画面で道案内がされていきます。これは案外便利で、もちろん画面を凝視しませんが、あの建物は何?と思ったらすぐ回答が出るのは面白いですね。

燃費に関してもトヨタや日産、ホンダなどのハイブリッド車ならさらに良いはずで、特に60キロ制限の国道を流れに乗って走る感じですとリッター30キロも出る車はありましょう。

当サイトは公共交通に関する記事をよく書きますが、実際には車移動も少なくありません。自分が運転しないという最大のインセンティブがある公共交通移動ですが、比較して必ずしも公共交通を使うか?というのは、私が好きだというのを差し引いても、なかなかそれを選択しにくい状況であることはおわかりいただけるものとおもわれます。しかし、誰もが車を持ち、運転できるわけではないということも考慮が必要です。

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