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北海道の交通関係
北海道の交通関係サイト終了のお知らせ
当サイトは終了することといたしました。本件に関しましては以下をご確認ください。
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JR北海道の構内踏切設置駅・跨線橋設置駅
2022/08/26
国土交通省は2019年(令和元年)度よりバリアフリー法に基づき、毎年度「移動等円滑化取組計画書」を国に提出することを公共交通事業者に求めています。そして、その計画書は公表することを義務づけています。
北海道の鉄道事業者であるJR北海道、札幌市もその対象となり移動等円滑化取組計画書を公表しています。
JR北海道 移動等円滑化取組報告書・計画書
https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/other/enkatsuka.html
JR北海道は令和3年度の移動等円滑化取組計画書で各駅の取組状況を令和4年3月31日現在でまとめています。
https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/other/pdf/r3_houkoku_eki.pdf
見ることができない場合
https://traffic.north-tt.com/txt/20220826_01.pdf
札幌市交通局 移動等円滑化取組計画書及び取組報告書について
https://www.city.sapporo.jp/st/barrier-free/idoenkatsu-plan.html
函館市 移動等円滑化取組計画書・報告書
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2020062500049/
JR北海道では駅を列挙して、ホーム数(あくまでホームとしての数、2線あっても一つのホームなら「1」であることに注意)とスロープ・エレベータなどの対象数、そしてスロープなどで段差を解消している駅、ホーム数についても記載しています。
鉄道利用時の段差問題は、大きく分けて
・街から駅そのものへの段差
・駅改札口からホームへの段差
この2種類があり、改札口に接するホームは対策が比較的容易でありますが、その先線路を跨いだ先にさらにホームがある場合、跨線橋または構内踏切にて移動する必要があります。
跨線橋にエレベータを設置して、それを改善している駅が少しずつ増えているのは現状ではありますが、構内踏切のある駅の場合、段差そのものは少ないながら、線路自体を横断するという危険性と線路からホーム上までの段差、スロープによる対応が必要となりますので、移動制約者の対応に難しさが出る面があります。
ただし、介助者の観点から見ると跨線橋よりも階段段差が少ないために楽であるという面もあります。この場合も列車の進入、通過に伴う問題を解決するための鉄道職員の立ち会い、介助が必要であるのは言うまでもありません。
JR北海道の構内踏切設置駅一覧

表の中で利用者数は「国土数値情報 駅別乗降客数データ」より作成した1日あたりのものです。乗降客数となりますので、実際の利用者数は約半分と考えられます。また、無人駅は2014年以降提供されていませんので、黄色表記は2014年度を、有人駅でデータが提供されているものはコロナ渦前の2017年度のものを採用しています。

ホーム数は島式ホーム(ホームの両側に列車が着発する)場合も1と数えます。
列車自体が基本的に走行しない線路を越える場合も含みます(東鹿越・鵡川等)ただし保守用の線路を越える踏切に関しては除外しています。
実質的に構内踏切の先に発着列車が無く、構内踏切を使用しない場合も含みます(札内・厚床など)
●駅舎側にホームがあり、対向ホームに構内踏切で移動する例

このタイプの構内踏切では過去に痛ましい事故が発生しています。現在は有人化しエレベータの設置された跨線橋によるホーム間の移動が可能な高砂駅は設置当時は無人駅でした。
JR高砂駅の死亡事故 無人駅 重すぎる責任 利用客急増10年で10倍 マナー頼りの綱渡り 有人化や改築未定
1996/02/27 北海道新聞
> 同駅は無人駅で、反対側のホームに行くにはレールを横断する連絡通路を歩いていかねばならない。地元高砂町自治会の白勢宏副会長は「地元住民は『事故はついに起こった』と受け止めている。危険は以前から言われていた」と指摘する。
連絡通路は幅約二メートル、長さ約二十メートルほど。両側に遮断機と列車の方向をランプで示す指示機が設置されている。列車が近づくと「危険ですから通路を渡らないでください」と三回、音声が流れる。
遮断機の作動中は警報も鳴るが、死亡した女性は下りホームに停車中の普通列車のために警報がなっていると思い込み、その陰から進入して来た上り特急に気が付かなかったらしい。
> 市も昨年九月、高砂町自治会から有人化などの要望を受けながら、具体的には動いていない。今回の事故で「安全のために何ができるのか、JRとも話し合う必要がある」(森山庸美企画部長)と橋上駅化なども含めた対策を検討する方針だが、駅舎建設には多額の建設費がかかり、当面は利用客のマナーに頼るしか方法はないようだ。
●駅舎側から本線1線だけ構内踏切で移動する例
あまり例は多くないのですが、1線だけ構内踏切で越える例です。閉塞するのが片側だけとなりますので、対象の列車が半分になることで、若干は安全性が高いと言えるかもしれません。


●特急停車駅で構内踏切で移動する例
白滝・丸瀬布・生田原と女満別という石北線の特急停車駅4駅が構内踏切を有しています。利用の決して多くない駅ではあるのですが、いずれも無人駅であります。宗谷線では天塩中川だけではありますが、基本は本屋側に停車することで構内踏切の利用を抑える工夫があります。


JR北海道の構内跨線橋設置駅一覧
無人駅・簡易委託駅に限って跨線橋の設置駅を列挙します。




そして、逆を言えば、通過列車が多い駅の構内踏切をどうにか廃止する方法も模索してほしいのです。