北海道の交通関係

当サイトの終了したサービス・終了するサービス(北海道鉄道時刻表終了のお知らせ)

2022/10/25

予告はしておりましたが、当サイトのコンテンツ「JR北海道札幌圏列車位置」と「北海道内空港運航状況」を終了しました。

この2つのサービスについては、なんとか維持したかったというのが個人的な想いではありましたが、このコンテンツだけのために管理者の自宅にWindowsサーバを設置し、定期的に提供元サービスにアクセスして情報を取得するというサービスであり、自宅サーバの維持・管理が非常に難しくなってきたというのが提供終了の大きな理由です。

また、情報の収集にMicrosoft社のInternet Explorerを使用しなければ正常に動作せず、時代遅れなシステムをセキュリティの劣る状態で維持しなければならないという状況も避けたいこと、Internet Explorer 11のサポートが2022年6月に終了し、その後もだましだまし使っていたことが非常にストレスであったことが挙げられます。

もちろん、技術的に新しいブラウザソフトウエアで収集できるよう開発することは可能でありますが、今後JRも航空もシステムの変更、自社での表示改良が行われるという予想がありますので、ここで終了といたしました。


JR北海道札幌圏列車位置の終了

札幌圏の列車位置表示につきましてはJR北海道が将来的に列車在線位置表示を行うことが検討されている旨のプレスリリースを出しています。

JR北海道 2022.06.08 【社長会見】2022年2月札幌圏大雪による大規模輸送障害の検証と改善策(最終報告)
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20220608_KO_Snow.pdf

 「列車在線位置表示」に触れている
「列車在線位置表示」に触れている


また、現実に無人駅での列車位置表示を解決しようとされていること。

 太平駅に設置された運行情報モニター
太平駅に設置された運行情報モニター
 トマム駅に設置された運行情報モニター
トマム駅に設置された運行情報モニター
在線状況はあくまでテキストであっても公表されていること

JR北海道 Kitacaエリア(札幌近郊)列車運転状況
https://www3.jrhokkaido.co.jp/monitor/index.html


を考えますと、少なくとも近いうちにJR北海道は公式的な「列車在線位置表示」をサイトなりアプリなりで表示する仕掛けを行うであろう事は充分に考えられ、それまでの間と思ってはいたのですが、機器、運用システム的にこれ以上引っ張るのは難しいと判断いたしました。冬期の事を考えれば2022年10月16日の札幌駅ホーム運用の変更時に新システムが提供されるのではないかという淡い期待がありましたが、これを行わないということはこの冬も昨年同様の情報提供のままと考えられ、正直げんなりしているというのも本音です。

当サイトが「Kitacaエリア(札幌近郊)列車運転状況」から情報を取得して列車位置表示を開始したのは2018年1月です。2017年7月に札幌圏各駅に情報を拡大した「Kitacaエリア(札幌近郊)列車運転状況」を見ていても、冬期の運休多発状況ではどこまで列車が来ているのかがわかりにくく、また大幅遅れ列車と定刻運転列車が一緒に走っている状態では表示順が列車到着順と一致せず、しかも始発駅を発車していない遅れは「定時刻」として表示されるにつけ、列車をいざ使おうとすると、あーーー、次の列車はどこにいるんじゃ!と腹立たしくなったのが作成のきっかけです。正直作成には1ヶ月とかかっていません。

すでにそこから4年半以上。個人でも作成できる在線位置表示すらJR北海道は仕掛けを作れなかった、公開できなかった。公開の必要性を感じていながら「あの大雪」のあと半年以上も経って未だ公開していない。実際に作っているのかすらわからない。JR6社で最低の情報提供体制を維持した状態のまま未だに「Kitacaエリア(札幌近郊)列車運転状況」を表示し続けていることをいち利用者として愕然とするというのが正直なところです。(始発駅の遅延などは表示が改善されているものの・・・)

North-tt  2021/03/05(終了)当サイトの札幌圏列車位置と鉄道各社の「列車位置表示アプリ」
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1029


この記事を書いたのももう1年半も前です。どのような仕掛けで位置情報を表示していたのかという過去の記録として残しておきます。

更新履歴
取得側の更新履歴は禄に記録していない。
●JR北海道列車位置情報検索
●更新履歴
2017.12.07 新規作成
2017.12.11 なんとなく完成
2019.09.20 JR北海道の仕様変更で修正

表示側の更新履歴は苦心の跡がある
// 2017.12.07 新規作成
// 2017.12.11 なんとなく完成
// 2017.12.13 同一列車が複数出る、一部の列車の列車番号識別不安定修正
// 2017.12.15 停車駅、次駅が停車駅の場合時刻、遅延時分を出すよう修正
// 2017.12.27 過去1時間まで遡れるよう修正
// 2019.02.22 アプリ表示版(画面白)
// 2019.03.18 区間快速の快速運行区間表示分けに伴う設定変更
// 2019.06.06 公告表示改善
// 2019.09.20 JRサイト変更による修正
// 2020.03.04 同一列車が複数出る、一部の列車の列車番号識別不安定修正(種別情報を判定に付加)
// 2021.11.11 963D関係の表示修正、快速エアポート種別変更区間、表示抑制列車の整理、5分間隔取得に伴う12回データ保持




北海道内空港運航状況の終了

また、空港のサイトから取得していた道内各空港の運行情報は、空港毎として個人的には自身でも見るのが楽しみなコンテンツではあったのですが、こちらもコロナ渦での欠航の多さで表示が見辛く、また、本来は北海道エアポートが道内7空港を一括管理しているわけですからサイトも合わせて移行されるべきと思うところです。旧態同然の正直わかりにくい運行状況を放置しているのも、個人的にはあまり好ましく思っていないこともあります。

何度も書いていますが、鉄道・バスも含めて運行状況を一元的に見ることができる仕掛けをどうか北海道は考えて欲しいのです。悪天候で欠航です、千歳だけ晴れて降りてきていますが鉄道は動いてません、バスはどうなっていますか?わかりません。こんな状態を一体いつまで放置してるんですか?北海道に来てくれる人たちを「勝手に来て、勝手に調べて、勝手に帰ってくれればオレたち何もしなくてもいいじゃないか」ってのが蔓延していませんか?

これが北海道の「サービス三流」なんですよ。景色も食い物も素晴らしいと言われながら「観光客なり利用者が頑張らなければそれにたどり着けない」札幌までの公共交通の有無すら何も提案できていないじゃないですか。こんな恥ずかしい話がありますか?

当サイトが何かに便利だったかどうかはわかりませんが、こんな個人サイトの情報がまぁまぁアクセス貰って無くなってからアレはまぁまぁ便利だったと言われるのは「恥ずかしいこと」なんですよ。

こちらもプログラム上更新履歴を禄に記録していない。
●更新履歴
2018.01.09 新規作成
2018.01.11 とりあえず完成




北海道鉄道時刻表の終了

2013年に開発を開始して丸10年経ちます。JR北海道が2013年11月改正で特急列車の減速を開始する前になんとか間に合わせるべく開発を行ったのを思い出しますが、10年前の私は馬力があったなと思うところであります。
時刻表サイトとしてなんとか形になり、データの充実化もできるだけ行って、10年を経過しました。当サイトのメインコンテンツとしてサイトアクセスの6割を占めています。
つまり、このコンテンツを廃止することは当サイトの半分以上の閲覧者を失うということになります。

しかし、当初はマニア的に便利だったら良いなぁと始めた時刻表も、閲覧者が増えてきますと、残念ながら間違いを「てへっ」で済ませられなくなる、責任的なものも出てきているということがあります。

North-tt 2018/07/13 旅のお供が「道内時刻表」だった時代
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=324


随分前に書いた、時刻表を作成した経緯の説明です。それ以前にiモード等携帯電話閲覧が可能なバス時刻表の開発を個人的に行っていて、ちゃんとデータベース的な仕掛けもされていましたので(自己満足ではあるが)これ、商業利用可能じゃね?とか思っていました。

これをPHPで書き直して、表形式、駅毎の時刻表形式と複数形対に対応させるというのは、今思ってもなかなか骨の折れる作業ではありました。結果スクロール表示を行える現在の表示に落ち着いた形です。2013年から基本的な構造は大きく変わっていません。駅時刻表表示をつけたのはかなり後だったんですね。

更新履歴
// 2013.08.13 新規作成
// 2013.08.15 愛称欄等設置
// 2013.08.21 乗換案内設置・ソートをルーチン化
// 2013.08.23 いろいろルーチン化
// 2013.08.25 経由なし「||」を自動表示化
// 2013.08.26 臨時・休日運休便など色付け
// 2013.08.27 特急列車表示なしオプション設置
// 2013.08.27 css外部化、フォントサイズ可変、画面サイズに合わせる
// 2013.08.28 休日、祝日、第○曜日等対応
// 2013.09.02 読み込み時「Now Loading...」表記を出すようにした(完了まで表を表示しない)
// 2013.09.02 回送・貨物対応(マニア向け表示時のみ)
// 2013.09.04 指定時刻スクロール対応
// 2013.09.10 駅時刻表(javascript)対応(結局思ったような動作を得られずボツ)
// 2013.10.31 メッセージ、改正日、その他対応
// 2013.11.11 運用表示対応
// 2013.11.19 運用(マニア向け)表示対応
// 2014.04.01 DBファイル変更
// 2014.05.29 地域ごとに路線一覧を表示するよう修正
// 2015.02.13 メイン画面をメニュー表示するよう修正
// 2015.07.07 lineviewテーブルも日付で制御するよう変更
// 2015.07.25 駅時刻表完成
// 2015.08.13 mysqliでDBアクセス書き直し
// 2015.10.08 駅時刻表埋め込み対応
// 2015.11.12 1本も列車の無い駅でのエラー表示発生修正
// 2015.12.18 旧・新データを表示できるオプション追加
// 2016.02.04 表示しない駅、信号場を含む路線で営業キロが正しく表示されていなかったのを修正(ずっと間違ったままだったんだな)
// 2016.09.16 駅時刻表で[]で囲まれた時刻(原生花園など臨時停車列車を想定)を表示できるようにした
// 2017.04.21 列車単独時刻表示(仮)
// 2017.04.25 メニュー表示内容・種別情報のをDB化
// 2019.03.07 個別列車表示のソート変更(個別列車営業キロ導入)
// 2019.06.06 公告表示改善


この時刻表をデータベースで管理するためには「駅情報」「路線情報」「列車情報」「駅時刻表情報」そして「路線にどの列車を表示するか」を付加した情報が必要で、複数のテーブルから必要な情報を取得し表示する仕掛けは、なかなか難しいものでした。それでも、はじめて画面上「路線時刻表」が表示した時は嬉しかったですね。それを実現しているサイトが多くなかったというのがありますし、かなり無理をしていますが種別の色分けや乗り換え路線表示なども対応していましたので。

時刻表表示用データベーステーブル一覧
xtmessage メニュー表示
xlassification 種別・休日等入力
xineud 路線情報(路線コード・運行会社・路線名称・方面等)
xineview 路線情報(その路線に所属する駅コード・駅名称・駅情報・路線距離等)
xransfer 乗換駅情報(乗換駅名・駅コード)
これは駅名違い・駅コード違いだが乗換駅であるものを処理するためのテーブルである
ex.大通-西4丁目・地下鉄すすきの-市電すすきの・函館-市電函館駅前
駅時刻表ではこれに加え表示したくない行先等にも使用している
xrain 列車情報(列車コード・[鉄道会社の]列車番号・列車名・始発駅・終着駅・直通情報・駅時刻表の行き先略称などもここ
xrainview 列車-路線情報を接続するテーブル(列車コードとその列車を表示するべき路線コード)
xraintime 列車コード・駅コード・発車時刻・到着時刻・番線など実際の時刻情報


スクリプト内の注釈に列車時刻表示の列車順(ソート)についての記載があった。他人様に見せるために一応こんな注釈を随所に入れている。

・列車時刻表ソートについて
本時刻表が他の時刻表に誇っている(つもり)なのがこのソートの考え方である。ただ、このオプションは表示時間の遅延を招く諸刃の剣である。
市販される紙の時刻表は大きな駅(例・札幌)の出発時刻でソートがかかっている。たとえば旭川駅に到着するまでに普通列車なら数本の特急に抜かされることになる。
これを途中駅(岩見沢・滝川)などでソートをかけることで見やすい時刻表にしたいわけだ。
    特急 普通 特急 特急 普通
A駅発 08:00 08:10 08:30 09:00 -----
B駅着 08:30 08:50 09:00 09:30 -----
B駅発 08:30 09:10 09:00 09:30 09:40
C駅着 09:00 09:50 09:30 10:00 10:20
この場合、A駅でソートすると便利ではある。しかし、それだけだとA駅を経由しないB駅9:40の列車が表示されなくなる。
かといって、C駅で先にソートするとA駅の順番が大幅に入れ替わり使いにくい。なのでB駅でソート、しかもB駅の着時刻がある場合は着時刻で、着時刻が無いものは発時刻でソートするという必要がある。
これは機械的処理の宿命ではあるが、残念ながら意図しない変な時刻順で表示している例もあるし、ソート回数が多ければ表示時間が長くなるので、いつも頭を悩ませる部分である。
しかし現時点でこういう紙時刻表形式で時刻表を掲載しているサイトである「えきから時刻表」がひっくるめて始発駅の出発時刻順で並んでいる
(学園都市線のような単純な路線ですらちゃんと列車が時刻通り並ばない)のを思うとかなりマシだと思っている。


 ソートされて一定の表示ができている例
ソートされて一定の表示ができている例
実際の時刻表表示用のスクリプトは一部を外部ファイルにしているとはいえ6000行に満たない。

時刻表に求められるのはプログラム・スクリプトでは無く、時刻情報。そしてその正確性と、ダイヤ改正への迅速な対応というのはわかっています。過去もダイヤ改正時は比較的入手難易度が低い時刻情報を先に入力し、発着番線、入線時刻、運用車両情報は後から入力されます。その期間は数週間から場合によっては情報を現地に確認しに行く期間として数ヶ月かかっています。そこまで一般利用としては必要では無く、マニア向け情報だから待って貰えるよねって甘えはもう許されない時代です。
現在はそれでは「○○駅の発車番線が間違っている」とか「入線時間が違う」など、一部ダイヤ変更が行われた際の即座の対応ができなければクレームを頂戴する、そういう時代になった、そういうサイトになったということになりましょう。

JR北海道は現在交通新聞社のJR時刻表アプリ準拠の時刻表を公式サイトに公開しており、表形式の時刻表として完全な形で表示しています。このタイプの時刻表を当サイトが苦心して維持する必要はもうなく、乗換駅でのエレベータ設置等も進んだ結果、発着番線をどうしても記載しなければ不便であるという状況も無くなりました。入線時刻などは趣味の領域であり、使用車両に関しても一般的には興味は無いでしょう。そもそもここまで使用車両も単純化されてきていますので、表示の意味を失っているのも実際です。当サイト内ではJR北海道札幌圏列車位置で時刻データを使用していましたが、これも終了しましたので問題が無いことになります。

これらを含めて当サイトの時刻表の役割は終わったと判断しています。なお、メールなどでのお問い合わせに関しては、この記事を持ってお返事にかえさせていただきます。

●今後の予定

北海道鉄道時刻表は2022年11月の札幌市電冬季ダイヤ改正は掲載せず札幌市電時刻の提供を11月15日に終了。2023年3月のJRダイヤ改正には対応せず、その前日までで終了し「旧ダイヤ」に移行、2012年から2022年までの各時刻表は今まで通り「旧ダイヤ」として表示はできるようサイトを再構築する予定です。

今までの閲覧ありがとうございました。

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