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北海道の交通関係
北海道の交通関係サイト終了のお知らせ
当サイトは終了することといたしました。本件に関しましては以下をご確認ください。
当サイトは2023年12月末で閉鎖することといたしました
新球場初観戦、球場内は楽しく、でも設備と駐車場・道路
2023/04/20
当サイト管理者はFビレッジ、エスコンフィールドには何度か訪問し、その都度バス、鉄道でのアクセスについて記載してきました。
今回実際に家族と今シーズン初観戦を行い、その上で見えてきたいくつかを書き残しておこうかと思います。今回は駐車券を購入して自家用車での訪問も行ってみます。道路混雑と駐車場問題に関しても気がつく面がありました。
快適な平日観戦
これは平日だからだったのか、もしくは想像以上に観客が少なかったからなのかもしれませんが、ネット上で見られる「混雑」に関してはかなり緩和されたように見えます。それは当然関係者の工夫によるものもありましょうが、観客自体が少なくことでもあろうかと思われます。あくまで当サイト管理者がネット上で見かけていた混雑問題はアクセス面を除いても飲食店・グッズショップの列の話が大きく、中にはたこ焼き購入に2時間並んだなどの極端なものも見かけています。しかし、このあたりは現場もこなれ、観客もこなれ、そして観客自体が多くない状況では徐々にその問題が小さくなっていくとも言えましょう。
●4月18日(火) 18:00-20:54 2時間54分 16,606 人
これが当サイト管理者が観戦した際の情報になります。ただしNPBの観戦客数のカウント方法は
・シーズンシート契約数
・当日までに販売されている有料チケットの入場者数
・招待券などの入場者数
そしてエスコンフィールドでは「入場券」という席はないものの球場内施設を利用できる券を販売していますので、その発売数をプラスしています。シーズンシート契約数がどの程度あるのかは球団のみが知ることになりましょうが、あくまで目算的には1万人~どんなに多く見積もっても1万2千人程度ではないかと見えました。特に外野席に空席が多く見えます。
しかし、駐車券は満車でありました。こうなると4000台収容とされる駐車場に2人乗ってくることで8000人、残りがシャトルバス・鉄道利用としても新札幌・野幌シャトルバスで1000人程度運ぶなら鉄道利用は3000人程度、混雑問題が発生することはほとんど無かったであろうと推測できます。
駐車場問題
さて、当サイト管理者はこの日午前中の用事を済ませて2時頃に家を出発。一般道を国道274号線札幌新道-大曲通-道道1180号きたひろしま総合運動公園線ラウンドアバウト経由で約1時間で到着しています。札幌市内の西側からでも大きな渋滞が無ければ約30km、1時間程度で到着できると思われます。エスコンフィールドの周回路、道道1180号きたひろしま総合運動公園線側から到着しますと駐車場へは「右折」で入ることになります。個人的にはそれを避けたいことから一旦北広島高校まで大回りし駐車場に入ることにします。
●駐車場の入口は「満車」と表示
これは意味合いはイベント時なのでチケットを持っていない車両は入れない意味での「満」なのでしょうが、わかりにくいです。その入口には誘導員が立っています。


もちろん球団側にも事情があり1台でも多くの駐車券を売りたい面もありますし、逆に観戦者側もクルマでの訪問のためには駐車券が必須であることを考えてもなかなか解決しにくい問題になりましょう。
●駐車券と「車両」を紐付ける登録
球団のオフィシャルチケット販売サイト「Fチケ」で駐車券を購入時「車両番号」(ナンバープレート記載事項)を登録することでチケットをかざすことなくバーが開き、時間が大幅に節約されます。しかし、ローソンチケット(ローチケ)で購入した駐車券は紙チケットをゲート係員に見せ、その操作がなければゲートが開かないという問題があり、大幅に入庫に時間がかかるという問題があります。ローソンチケット購入者にもナンバー登録をさせる機会をつくるか、せめてQRコードの入場を行えるようにする必要がありましょう。

●波打つ誘導通路と駐車スペース
これは冬期に舗装していることもあるんでしょうが、誘導用通路がガタガタです。駐車場の一部も波打つような状況が見られますので、早めに改善して欲しいところです。

国道274号線清田通交差点(白石区流通センター付近)から札幌新道、大曲通、道道1180号きたひろしま総合運動公園線を通ってエスコンフィールド駐車場までのドライブレコーダー画像を公開します。約4倍速になりますので、実際の映像内の時間は26分です。
https://traffic.north-tt.com/txt/20230420_01.mp4
●出庫は長い時間がかかる
今回、試合終了20分後にクルマに戻りましたが、出庫を待つクルマで全くという程動きません。もちろん一斉にクルマが出庫するのですから渋滞は避けられませんが、合流地点に係員がおらず、ユーザーの「善意」で合流を1台ずつ行っている状況で、それを無視して頭を突っ込んでくる、または、意地悪く「絶対に他車を前にいれるものか」と頑張る車両など、駐車場スペースから出るまでに25分以上を要します。

なお、この出庫時の問題、オープン戦、開幕戦時は出庫時もゲートを閉めて駐車券の確認を行っており、それが出庫時間の大幅な増加という問題がありましたが、この日は出庫時はゲート開放となっています。

●横断歩道と車列の錯綜
駐車場の出口はセントラルアベニュー(球場-駐車場の間を走る一方通行路)になります。この出口と駐車場へ向かう徒歩移動車が向かう横断歩道がどうしても錯綜します。結果出庫渋滞も発生しますし、歩行者はなかなか横断できず、出庫した車両も突然の横断者に驚くという状況です。ちょっと危なっかしいです。


こちらもエンジンをかけてから出庫-道道1180号きたひろしま総合運動公園線-大曲通-国道274号線札幌新道を清田通交差点までのドライブレコーダー画像です。約4倍速になりますので、実際の映像内の時間は56分です。
https://traffic.north-tt.com/txt/20230420_02.mp4
●試合時の駐車料金問題
この日の駐車料金は2,500円でした。球団では駐車料金を1,500円~3,000円としており、週末は3,000円、平日の特定日を1,500円としていますが、近隣に時間貸し駐車場が少ないこともあり、なかなか強気な設定とも言えます。アクセス面から駐車券が先に埋まる現状もありますので、今後も駐車券はこの金額で進みそうです。
●試合のない日の駐車場問題
なお、試合のない日にエスコンフィールド内店舗を見に行った際はそれ以上の酷い出庫渋滞に見舞われました。その理由は試合のない日は駐車場を時間貸しとしており、駐車場自体が無料にならず、結果出口精算機で必ず精算が必要になるという面です。
大きなショッピングセンターのような事前精算機がないため、必ずその場所で小銭などで支払うという状況で、4月9日17時の段階で出庫に30分以上かかり、駐車料金は30分刻みであり気持ち的には30分150円分多くかかったなぁという不満を覚えます。

私たちはこの日30分程度で出庫できましたが、1時間以上かかったというネットの声も聞いています。これでは試合は無いけどちょっと飯食いにエスコンフィールドにというのも難しくなります。
●車いす利用の駐車場について
一般駐車場に近い北側B4駐車スペースが車いす用の駐車場となっています。この駐車スペースは通常時に一般利用ができることから駐車幅は一般同様狭くなっています。大きく開いて車いす乗降は難しくなっています。


道道1180号きたひろしま総合運動公園線
これは市道西裏線バイパス(国道274号線・道道46号江別恵庭線方面)整備がまだ先になることで新札幌方面、札幌都心部方面も含めて国道274号線に向かうクルマがここに殺到し、2車線道路でのキャパシティを越えてしまっている問題になります。ラウンドアバウトを先頭にノロノロ滞った状態が続き、ほとんどのクルマがラウンドアバウトから国道274号線側に行きます。当方はここを大曲側に向かうと道路は全く渋滞しておらずスムーズに走ることができます。これは道路面での広報が上手くいっていないとも言えましょう。特に新札幌方はシャトルバスの経路になっており、シャトルバスが渋滞に巻き込まれることで台数が確保できない(新札幌に向かった車両が戻ってこない)ことが拍車になりますので、この区間だけでも3車線で作れなかったかと思わないでもありません。次善の策として2車線とも新札幌方向への一方通行にするというのもありそうですがシャトルバスの返却側の問題にもなりますので行いにくいですね。

開場前の「居場所」
さて、今回は混雑も予想して家を出てきましたが、道路があまりにも快適に進んだこともあって開場約1時間前にエスコンフィールドに到着しています。開場前にエスコンフィールド付近、Fビレッジ内は「外」で遊べたり、花などを愛でることができます。人工芝で休憩できる場所や、子供が遊べる部分などがあります。この部分に関しては入場料も必要ありません。




エスコンフィールドの周り、公衆トイレは少し離れた「KUBOTA AGRI FRONT」裏部分にしかありません。しかし、開場前にTower11ゲート内のトイレの利用は許可しており、職員さんに申し出ることで利用が可能です。Tower11ゲートにはイオン銀行ATMも設置されています。

リポビタンゲートは開場前は「リポビタンキッズ PLAYLOT by BørneLund」の利用券を持つ方はその利用のために入場が可能です。ここにはトイレの他授乳室、おむつ交換台などの設備を設けています。紙パック飲料の自動販売機が用意されています。

そしてエスコンフィールドの東側リポビタンゲート、Tower11ゲート付近にあるのが「THE LODGE」で、ここにはゲート前道路直結の2階部分に
・AINZ&TULPE F BEAUTY 北海道ボールパーク店(ドラッグストア)
・HUB HOKKAIDO SELECT SHOP(お土産品などセレクトショップ)
・ICHIBIKO 北海道ボールパークFビレッジ(いちごスイーツ専門店)
が、1階部分には
・THE NORTH FACE F VILLAGE
・Specialized Hokkaido Ballpark F Village Experience Center
・poool -Espresso Bar-
があります。

開場前にやたら列が見えたのが複合型ベーカリーとされるTruffleBAKERYとフランス料理店シンシアです。
・TruffleBAKERY 北海道ボールパークFビレッジ店
・フランス料理店「Sincere」

この日は天気も良かったのですが、エスコンフィールドの建物に近いところはビル風があるのか肌寒く、THE LODGE1階から水辺のあたりが風も弱く居心地が良いスペースでした。また、少し離れてはいますが「KUBOTA AGRI FRONT」もカフェが併設されていますので、開場前に訪問できる場所ともいえましょう。
ただし、座る場所が多くないので、あまり早く来すぎるのも考え物ではあります。
開場
今回は駐車場側の3rd BASEゲートから入場します。午後はこちらが日陰となります。夏期の日当たりが良すぎる時間帯は南側のコカコーラゲート(1塁側)よりもこちらからの入場の方が良いかもしれません。一般の入場は通常は試合開始2時間前ですので、この日は16時、年間シートなどを持つ方は先行入場ゲートから15:45に開場されます。なお、車いす利用の場合も先行入場ができることになっていますので、係員に確認してください。


ただし、飲料水などを移し替えるコップなどは用意していないので、飲料水は完全に持ち込めないことに留意してください。
開場直後だけとは思いますが、ファイターズガールがゲート付近にいてお出迎えをしてくれるのは嬉しい配慮。アイドル好きであるうちの奥さんも小さくて可愛いとべた褒めでありました。
グッズショップと飲食店の混雑。そして「入場券」問題
今回はお土産を買う都合上先にグッズショップへ。店員さんが親切ですし、まだ並んでいる人も少なく会計も早い。また、並ぶと噂された「HOTDOG FUN」でホットドッグを購入。こちらもまだ並ぶ人は多くなく20分まで並んでいないはずです。



現在は開場後30分から「入場券」での入場ができるようになります。エスコンフィールドの入場券は800円~1200円で席はないが入場はできる券。モラルとマナー問題というか、勝手に「良い席」に座ったり、通路から試合を観戦するなどの問題がありますが、球団的には
Fビレッジおじさん
https://twitter.com/FVillageOjisan/status/1648239750002905088
>「多様な観戦環境」の実現に向け「他者との調和」、「モラル」を持ち合わせたここ北海道であれば実現すると信じております!
とのことで、席指定のない入場券販売は球団幹部前沢氏も「理念」(理念的には無料入場)としていたものですから、なかなかやめる決断はできないのでしょうか、せめて大人は席券を買って欲しいと思わないでもありません。
日本ハムの新スタジアム構想が凄い!「入場料無し」「弁当無し」の衝撃。(2017/08/16)
https://number.bunshun.jp/articles/-/828671
>入場料も、お弁当も存在しない。つまり誰でも無料で入ることができて、つくりたての美味しい料理が食べられるスタジアム――。
この入場券での入場が増えてから飲食店はかなり混雑が見えました。「HOTDOG FUN」は店舗内だけでは並ぶ場所が足りず通路まで列ができ1時間程度の待ち時間、七つ星横町もどの店がどの列かわかりにくいほどの混雑になっています。平日の入場者数がそれほど多くない状況でこれだと、席を購入して飲食を楽しみにしている人は試合前に購入して席に着くことは難しいでしょう。
エスコンフィールド内の飲食問題2
開幕戦での飲食店の混雑の大きい問題は特に飲料だけを購入できる場所が限られ、スタンドにもソフトドリンクの売り子が来ないということが多く聞かれました。現在ソフトドリンクとビール・サワー的なお酒をセクション117付近で販売、また、弁当類をセクション119・セクション133付近でで販売しています。119は1塁ベースが見えるあたり、133は3塁ベースが見えるあたりの1階となります。

なお、持ち込み不可であるために飲料水が入手できないことに関しては、tower11ゲートのインフォメーションにウォーターサーバが、七つ星横町では飲料水を提供しています。
今回私たちが観戦したのは応援団にも近い3階席でしたが、ビールもソフトドリンクも販売員が回っていましたので、飲料購入に関してはかなり改善された(客が少ないので回りやすくなったとも言える)様子はあります。
感動するチャンピオンフラッグ
札幌ドームには移転後から何度も通った我が家でありますので、やはりチャンピオンフラッグの展示は嬉しく感動します。



エスコンフィールド内のネットワーク問題
エスコンフィールド内のネットワークはCisco社が絡んでいるようで、それをPRするブースが設けられています。ハリボテ的に嘘っぽい監視画面のほか、ラック内には光回線によるネットワークが構築されているように見えます。


NTTドコモ
ES CON FIELD HOKKAIDO×NTTドコモ
https://hokkaido.ad.at.nttdocomo.co.jp/escon2023_01/index.html
これが、恐ろしく遅く、特にiPhoneに関しては認証強度の問題とはいいますが、面倒な手順を介さなければ接続もできず、接続後も遅く、通知がまともに来ない、アプリが開かないなど、どこが国内最高水準じゃと個人的には最もがっかりした項目です。10.0.0.1と入れてくださいって正気で言ってるんですか?
また、館内の普通の4G接続に関しても、かなり電波が薄い弱い場所が散見されています。今回館内のキャッシュレス化のために移動販売員は決済端末を持ちますが、これが4G接続であり、電波が弱い場所での決済不良が特にオープン戦、開幕戦で聞かれました。もちろん改善していくとは思いますが、準備不足を否めない、ネットワーク機器の最高峰、Ciscoを選べば間違いないという信頼、docomoという国内ではここに任せておけば安心ではないかという信頼が脆くも崩れており、未だにこんな杜撰な内容ではさすがに恥ずかしくありませんか?という印象です。
エスコンフィールド内VIP対応
高額なシーズンシートやスポンサーなどのVIP待遇が必要な方に対するサービスとして西側フルテックゲートが専用の駐車場となり、直接ダイアモンドクラブラウンジに入れる導線になっています。

このほかにダグアウトクラブシート利用者専用ラウンジである1塁側「docomo CLUB LOUNGE」3塁側「Panasonic CLUB LOUNGE」が用意されています。札幌ドームにも同様のラウンジを用意してはいましたが、飲食まで含めた付加価値のあるシーズンシートを設定できるのは自前球場ならではといえるかもしれません。
シャトルバスチケット発売窓口
シャトルバスに関しては試行錯誤が続いており、19日にも新札幌線帰宅時VISAタッチの利用を中止しチケット発売に一本化しているなど、そろそろ落ち着かないと案内が困りそう(しかもSNS的には一切公式が案内しないという問題もある)ですが、いずれにしても試合中でもコカコーラゲート付近のチケット売り場でシャトルバスのチケットは購入できるので、新札幌線に関しては用意しておくのがよいのかもしれません。当サイトではVISAタッチ利用をお勧めしていましたが、現時点ではそれが使えるかどうかは「当日現地に行かないとわからない」ような案内体制ではお勧めするのは無理です。
試合終了後の飲食店案内
試合終盤になりますと、そろそろ飲食店の列は無くなります。そのかわりアイスやスイーツの列が長くなってくる面がありましょう。そして試合が終わると多くの店が終了します。それは仕方ないことですね。ちなみに試合中継画面、スポンサーの表示があるのは仕方ないのですが、その場所が悪く画面のアウトカウントが見えないという致命的な問題があります。




エスコンフィールド営業時間
https://www.hkdballpark.com/visitguide/schedule/
営業時間
エスコンフィールド内で試合日に試合終了以降も22時まで営業するのがホットドッグ売場もある「tower eleven foodhall」そして「七つ星横町」と「そらとしば」、あとグッズショップになります。試合時間が22時を越えるとどうなるんでしょうね。
その他
試合の無かった日に訪問した分も含めてエスコンフィールド内で気がついたことをいくつか取り上げます。●音響と映像
選手紹介の画像は格好良いし、音響も音の割れなどはなく聞きやすいですが、それもあってか音量が大きすぎる感じがします。選手登場曲とか驚くほどです。ビジョンに写る内容は数字面では少し不足気味ですが、昨年の札幌ドーム比であって、それ以前は選手の細かい情報は見えなかったわけで、そのあたりどこまで表示するかという選択でしょう。
●3階の狭い部分と梁の出っ張り
3階部分ですが、梁で低くなっている部分があって、結構怖いかもしれません。構造上仕方が無いのですが。

●トイレ案内も含めて「英語」
トイレくらいはわかるだろうと言いながらも、一方通行になっているトイレなどの進入禁止がわかりにくかったりというのがあります。この誰にもわかりやすいサインは難しい面がありましょうね。



●七つ星横町は面白いが段差に注意
球場内で飲食を楽しめる、そして特にお酒を楽しめるスペースとしての七つ星横町はとても面白い試みです。子供も楽しめる小上がりのような場所もありますが、その代わり段差がある場所があるのは要注意です。





●ATMは「イオン銀行」のみ
球場内の多くの施設は現金が使用できません。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済のいずれかの利用が必要です。現金を電子マネーなどにチャージすることが可能になっているのがtower11ゲートに設置されているイオン銀行ATMと館内に8箇所設置されているWAONチャージ機のみとなっています。


エスコンフィールド完全キャッシュレスガイド
https://www.hkdballpark.com/visitguide/cashless/
これは「イオン北海道」が「オフィシャルキャッシュレスパートナー」であることでもあるんでしょうが、各パートナーが独自に自社環境で構築することが、他のパートナーとは無関係になっていることで、けっきょく困るのは来場するファンそのものであるという面、そして、その不満がパートナー各社に向けられることは不憫でなりません。その調整を行うのは闇雲にパートナーを募った球団にあるわけですから、もう少し訪問者の立場に立った対応を期待したいところです。
●tower11の壁画
写真撮影スポットになるダルビッシュ投手、大谷選手の壁画、このあたりはトイレの出入口もあり、飲食物をトレーで運ぶ方もいる「通路」なのですが、写真撮影と錯綜して狭くなっています。特に飲食物を運びながらの通行は注意してください。(多分「立ち止まるな」と案内できない以上簡単に解決しない)
●デーゲーム時間帯の「外光」
外からの光が入ることがプレーに影響するかどうかはわかりませんが札幌ドーム時代は暗幕で神経質に閉めていた状況から明るく開放的になっています。特にナイトゲームではマジックアワーを感じながら徐々に暗くなる感じは見ている側は素敵に見えます。ただ、札幌ドーム時代のあの神経質な外光の排除を考えると、選手がどう思っているのかは気になるところです。
●球場そのものの見やすさ、移動のしやすさ
1階部分の座席は座席自体にクッションがあるのも含めて高級感があります。
3階席になるとクッションが随分薄くなる、そのような格差を設定しています。
あと、1階席この時期まだ寒いです。ゲートからの外気がもろに入ってきます。また2階席、3階席も寒いとまではいいませんが暖房の利きはあまり良くないので、冷たいものを飲んでいると寒くなってきました。夏はどのような感じになるのか(開口や外光の問題も含め)気になるところです。
●ロッカー少なめ
球場内のロッカーは現金が使えず、球場外のロッカーは現金のみです。あまり数が多くないのはビジター観戦者の荷物面での問題がありそうです。飲食物持ち込み禁止でお土産品などを持ち込めないという問題もあります。北広島駅(自由通路のエルフィンパーク)にも数は多くないので、何らかの形で荷物を預ける場所を確保して欲しいところです。(有料の荷物預かりを行うとのこと)
●試合のない日も楽しめる
エスコンフィールドで試合のない日「tower eleven foodhall」ではビジター試合を放映していました。これは良い試みと思いますし、一部の座席を開放し座りながら食事もできます。これも当初は座席を開放していなかったので座るところが少ない不満がありました。試合のない日も館内を開放できるからこそ、掃除などの問題はありますが、開放できる席を増やして、観戦の見本にしたいところです。なお、試合がない日だからこそスタジアムツアーがあり、細かく球場内を見ることができるところもあります。また、試合のない日だから新札幌便のシャトルバスが朝から運行されるというのもありましょう。(試合日は観客輸送時間以外の便は出ない)
●ファイターズガールさん大変そう
球場とは無関係ですが、ファイターズガールを見る機会が急激に増えた印象があります。試合前に球場内を歩いていたり、試合中もほぼイニング間でずっぱり、試合のない日もスタジアムツアーの解説をされているなど、ご苦労かと思いますが、これも球団が試合や選手以外での集客という面で考えていることと思われます。
●ゲートをくぐって目に入る風景
球場の印象を強くするのはゲートを潜って入ったときの風景と思います。
・コカコーラゲート
・3rd Baseゲート
●さいごに
新球場自体はとても素敵です。理念や球場内の座席や見え方などを考えて設計したのだろうとも思いますし、多分来た人が普通に野球を見ることに対する満足感は高いのではないかとは思います。
だからこそ細かなオペレーション部分がアクセス面も含めて杜撰であったのは否めない。その細かな部分を改善していくことでさらに満足感を上げる球場になると思われます。
私も含めて一般的にチケットを買って駐車場を取っていく人と、VIP的に駐車場から並ぶことなくラウンジに直行しフィールドレベルなどで試合を見る人との感想は大きく異なるでしょう。
逆を言えば「庶民は並べ」と言われているような違和感のようなものは少し感じる球場ともいえるのかもしれません。
そのなかでも改善がいくつか行われ、試合のない数日を使って様々考えているのだろうというのはわかります。ただ、なかなか「長い目」では見てくれない。球団の成績も含めて冷めてしまった特に多くの集客面で必要な札幌市民をどう足を運ばせるのか?という簡単な解決策もないのも現状でしょう。
そして、北広島市の半分の人口を占める大曲地区からの観戦が行いにくいということについても改善が急務です。
球場内で働いている方々は、笑顔で、親切です。彼ら彼女らも「通勤」というアクセスを考えなければ継続的に働いてはくれません。エスコンフィールドのバイトは素晴らしいよとなっていかなければならない。そのための施策も必要です。歩いて通える人だけでは回らないのはわかっているはずです。
当サイトが何度もファイターズスポーツ&エンターテイメントの前沢賢取締役事業統轄本部長の発言を取り上げるのか、その理念は共感できる部分があるんです。今まで無いものをつくる。それがなかなかできない。金銭面も含めて企業が収益で考えるとやりにくい。
【日本ハム】新球場仕掛け人の前沢賢氏「むしろここから」団体観光客すでに約10万人申し込み(2023年3月30日)
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202303290001079.html
>「小さいことの積み重ねで人の印象ってガラッと変わる。小さいことが小さいとは思わずに、どれだけつぶせるか」
北海道日本ハムファイターズ新球場の仕掛け人、ボールパークへの夢を語る(2022年04月06日)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2204/06/news028_2.html
>日本人がニューヨークに行ったら、ヤンキースの試合を観に行く方が多数いらっしゃいますが、ヤンキースが好きだからニューヨークに行く人はあまり多くはないでしょう。ニューヨークだから、ヤンキース戦を観ようかな、メッツ戦を観ようかな、またはブロードウェイを観ようかな……そこには、本当に好きではないものの、連想付けられているものから選択している事実があります。
日ハム新球場はマーケの実験場 真の価値は「球場の外」にあり(2023年03月17日)
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00803/00001/
>「野球が好きな人にとってもそうでない人にとっても、365日居心地よく過ごせる空間を目指した。子育て中の父親・母親が、子供を連れて思わずコーヒー1杯を飲みたくて来てしまうような野球場のある街。それがFビレッジだ」
様々な記事を読んでいますが、ならばなぜ札幌市を、札幌ドームから搾取され新しいことができないと思わせるようにさせたのか(前沢氏が直接言っているわけではないが、その意を汲んだ道内メディアは札幌市をファイターズの理念に逆行する「極悪」とした)がわからない。
やりたい球場、やりたい「ビレッジ」を作るには札幌ではできなかった。だから北広島に移った。そこにアクセスも関係ないし野球を見に来なくても良いとするならば、何も札幌市、ひいては札幌市民に「文化」面でこき下ろす必要もなかった。
そして、細かなことが何もできていない結果を運輸、飲食に「丸投げ」したように私には写っている。コーヒー1杯を飲みたくて来る人に対する仕打ちが出庫に1時間待たせて駐車券課金をすることですか?と問いたいわけです。
壮大な理念に対して杜撰なオペレーションによって来た人をがっかりさせている。これが現状です。
アクセス問題を考えた割に、その道のプロとやらを招聘してこれかいってのが、正直な印象ではあります。理念が素晴らしいだけに、それが絵に描いたものになってしまう、これはファンとしてどれだけ辛く悲しいことか是非球団はもう一度その理念と来てくれるファンに対しての態度と実態を考え直して欲しい。そう思うのです。
そして、必要だったとしてもパートナー企業を調整無く入れていることでファンが迷惑している現状についてももう一度整理し直し、必要な対策を取らなければならないでしょう。
北海道のファイターズを応援する草の根の活動が根付いて、でも年に何度も観戦に行けない遠方のファンもたくさんいる。試合を見たらその日に帰れないような地域の人がたくさんいる。だから「アクセス」を無視してはならない。
私は当サイトで「北広島球場輸送」というタグでずっと書いてきた内容はそのことです。札幌ドームだろうがエスコンフィールドだろうが北海道民は野球が好きだった。年に1度しかない円山球場の巨人戦を楽しみに行った、地方球場であまりファンではない球団であっても2軍戦を楽しみに行った。そんな思い入れのある野球ファンがたくさんいるんです。
そして札幌ドームで西川遥輝のうちわを持って応援した女子高生、仕事帰りに730チケットを待って入ったけどダルビッシュが投げてたからもう8回さぁって懐かしそうに言うサラリーマン。みんな野球が好きで、地元球団になったファイターズを心の底から応援していた人たちです。
彼らを、彼女らを、もういちど「野球を見に行くのはこんなに楽しいんだ」と思い出して貰って、エスコンフィールドに足を運んで貰うにはどうしたら良いのか?
当サイトはシャトルバスが北広島駅が駐車場がとマニア的に書いていますが、この項で言いたいのは、そんな野球ファンの道民の気持ちの話なのです。