北海道の交通関係 JR北海道 札幌市交通局 北海道新幹線 北海道新幹線工事箇所 サイトアクセス傾向 並行在来線問題 保存車両 夕張鉄道 車両更新 新しい施策 自動運転 路線バス サイト更新情報 話せる券売機 日高線 高規格道路 花咲線 北広島球場輸送 夕張支線 廃線跡 留萌線 ダイヤ改正 地域交通 路線維持問題 輸送障害 読まなくていい日記 人口減少 高速バス 札幌市電 バリアフリー 札沼線 室蘭線 高速道路 ICカード乗車券 徒歩 根室線 踏切 貨物線 えきねっと 鉄道高架化 新型コロナウイルス JR東日本 千歳線 自転車 深名線 列車位置情報 時刻表 北の大地の入場券 輪行 北の40記念入場券 空港民営化 観光列車 運行トラブル わがまちご当地入場券 人手不足 一日散歩 乗車促進運動 地方と札幌 航空 フォーラム 北海道鉄道活性化協議会 夕鉄バス 空港輸送 宗谷線 JR九州 石北線 夜行列車 認知症JR事故死関係 東北新幹線 青い森鉄道 バス業界 道南いさりび鉄道 JR西日本 ホームドア 新幹線 LCC 国鉄廃止路線のその後 バニラエア 免許返納 釧網線
北海道の交通関係
北海道の交通関係サイト終了のお知らせ
当サイトは終了することといたしました。本件に関しましては以下をご確認ください。
当サイトは2023年12月末で閉鎖することといたしました
エスコンフィールドの平日ナイトゲームに鉄道とシャトルバスで行ってみました
2023/05/26
当サイトでは以前から北広島ボールパーク(Fビレッジ・エスコンフィールド)に関していろいろ書いてきたところではあります。実際に開場して既に2ヶ月が経とうとしており、エスコンフィールドでの試合数も20試合以上になりましたので、当然に様々なことが慣れてきて、一時期目立った混雑やシャトルバス運用面が改善していると考えられるとも思います。
今回鉄道とシャトルバスで仕事が終わってからエスコンフィールドへ向かい、現地で食事をし、観戦して帰宅するまでがどの程度スムーズにできるようになったかを見てみます。
「行き」のJR北広島駅
5月25日、17時の業務終了、少し苗穂での用事があり、一旦苗穂駅に向かってから苗穂発17:42の千歳行きでまず北広島駅に向かいます。
北広島駅に到着したのは18:02、ここで新千歳空港行きの快速エアポート178号を待ち合わせます。札幌を普通列車より遅く17:48に出ていますが、札幌発の千歳・新千歳空港・苫小牧方面は「必ず」先発する列車が先に着きます。混雑する快速エアポートにわざわざ待って乗る必要はありません。(このあたり乗り慣れていない人には新千歳空港行きの快速エアポートに乗れば良いと案内するというのもありましょうが)



北広島駅-Fビレッジシャトルバス
北広島とFビレッジの間を運行するバスは、通常30分間隔で、試合開始3時間前から試合開始30分後までが「シャトルバス運行」となります。18:10頃のシャトルバスの列は約150人ほど、誘導案内員も出ており、満席になったところでバスを出発させています。

並んでいますと18:20に「臨時」とつけたバスが着車します。BYD製電気バスには初めての乗車です。



車内では運転手による運賃支払いの案内がされます。現金とVISAタッチ、乗車券以外は使えないこと、VISAタッチで複数人や子供が使う場合は申し出ること、交通系ICカードは使えないこと。この案内を走行中にできることが「後払い」にした意味であろうとは思います。バスは5分程度でスムーズにエスコンフィールド前に到着します。18:28頃には着きました
2023年7月より交通系ICカード(ただしSAPICA除く)の利用が可能となりました
「入場券」で観戦
今回ファイターズ球団、エスコンフィールド独自の施策であろうと思われる「入場券」を購入して観戦してみます。エスコンフィールド入場券
https://www.fighters.co.jp/ticket/admission/
>ファイターズの試合開催時に800~1,200円で、エスコンフィールドを楽しむことができるおトクなチケットです!
>① コンコースからグラウンドを望める入場券!
>②毎試合必ず当日券を販売!
>③小学生以下は入場無料!
この「入場券」Twitterの「#聞いてよFビレッジおじさん 」タグではもう何度も勝手に席に座っているなどの問題を指摘されていますが、この「入場券」システムは前沢氏が思う根幹の部分です。
日本ハムの新スタジアム構想が凄い!「入場料無し」「弁当無し」の衝撃。
Number 2017/08/16
https://number.bunshun.jp/articles/-/828671
>「入場料はいらないと思います。入りたい人はどなたでも入ってもらえばいい。そして、座って野球を観たい人だけ『座席料』を払っていただけばいいのではないでしょうか」
今回、その悪名高き入場券で観戦がどの程度できるか?というのも試してみます。
入場ゲートは階段を降りたリポビタンゲートに限定されますし、係員さんも対応になれているのは入場券での入場が少なくないことを伺わせます。
球場内にはベンチなどはそれほどありませんが、飲食店としての七つ星横町などがありますので、座ってテレビ観戦的なのもできますし、立ち見的なカウンターも各所にありますので、充分「観戦」はできます。椅子が必要ならば席を買えば良いんです。
入場券という観戦システムについては今後も賛否があろうかと思いますが、エスコンフィールドは観客席が約2万9千席で、最大3万5千人収容としていますので、6,000席は入場券を売らないと満員にならないシステムとなっています。(これで「入場券」を観客数に加えていないというのはにわかに信じがたい)
さて、試合は万波中正選手のパリーグトップタイに並ぶ8号2ランホームランで逆転すると、5回にはマルティネス選手の6号2ランホームランで突き放し快勝、加藤貴之投手は4勝目となりました。
ヒーローインタビューなどを聞いて、球場の外に出ましたのは20:55、試合終了20分後となりました。まだ9時前ですから帰宅は余裕とはおもっていたのですが。
Fビレッジ-新札幌駅シャトルバス
以前から混雑が酷く、何度も運賃支払い方法などを変更して試行錯誤を続けていたと思われる新札幌シャトルバスに乗ってみます。今回大きく改善されたのはバスチケット売場に並ぶ人が皆無だったことです。試合中にコカコーラゲートのチケット売場で球場内でも球場外でもバスのチケットが購入できるようになり、また、それ以外ではVISAタッチしか使用できないというのも周知され新札幌便では「現金」でバスには乗れないというのもある程度は伝わったということにもなりましょう。なお、通常試合チケットなどの購入は手数料を徴収するチケット窓口ですが、バスのチケットは無手数料で券売機と同じ感熱紙による券を発売します。





私個人は「乗る」ために来ているのであまり意識しませんが、前の方は「JRの方が早い(早く乗れる)のでは?」と会話、でも「JRは本数がないからダメ!」という会話もあって、本当のところは歩いて北広島に行く方がずっと早いとは思うのですがJR忌憚はかなり根深く札幌市民にもあるように見えます。
つづら折りしてきた最後の一折り近くのところで到着したバスがなかなか乗客の乗車が終わらない。見ていますと何やら運転手と乗客のトラブルがあるんですが、ここで「STAFF」のシャツの係員は誘導するでもなく、トラブルの要因を聞くでもなくただ待っている。バスについて何かできる権限が与えられていないということなのでしょう。

このあたりまで来るとスタッフの会話が聞こえてきますが、次の便がどのあたりまで回送されているのかわからず「3台いっぺんに来たら良いんだけどねぇ」「あっ来た!あー野幌便かぁ」と、全くスタッフがバスの運行情報を伝えられない中で乗客と対峙しているわけで、声の大きい正義感の強いおっさんが「どうなってるんだ!」と声を荒げ、他方は「こんなバイト姉ちゃんに怒鳴ったってバスは来ねぇよ」とまた別のオッサンが応酬するという険悪な状況まで発生、はっきり言って全くオペレーションとしてなっていない。あまりにも杜撰なシャトルバス運行の様子を見ることになります。とかくバスが来ません。


さて、バスは無事に出ましたが、道道1180号きたひろしま総合運動公園線の渋滞というか、信号で左折する先が詰まっているのでバスがなかなか入れず、結果バスは半分信号を無視した形で交差点内で停止、これも含めて道路の作りというか、シャトルバス経路に関して一般車両とどう分けられるか?という面ですね。それでもノロノロ進んでその先頭は「ラウンドアバウト」です。信号とどちらがマシなのか?はわかりませんが、大曲側の左折に専用レーンをつけるなど、何らかの対処は必要かなぁと見ます。駐車場台数を増やす気があるのならばここは避けて通れません。
新札幌駅到着は22:02渋滞があっても約20分で到着できたのは良い面です。ただ、ここも乗り慣れない、もう支払いもないのですが降車まで時間がかかる面があります。


さて、では、仮に球場から北広島駅に行って列車に乗ったらどうだったでしょう。今回は私は札幌に戻らなければならないので新札幌からJR乗車となります。新札幌駅から乗れたのは北広島駅を22時ちょうどに出発した臨時快速でした。


エスコンフィールド内の交通案内
1階コンコースのあまり目立たない場所に交通案内を表示しています。また、各所のサイネージにもJR時刻案内などは表示されています。


距離の短い北広島シャトルバスに関しては、渋滞等があってもバスが全くない状況にはなっていませんでしたが、こと新札幌、野幌便はロータリーにバスが1台もないなかでいつ来るかわからないバスを待ち続けるというのは待つ側は厳しいものがあります。せめて、次の便がどこまで戻っているか、あと何分で来るのか的な「位置情報」を表示する仕掛けはあっても良いと思いますし、それ以前にバス乗り場に何らかのサイネージ的な情報発信の仕掛けは必要ではないかなと個人的には思うところです。
毎度、球場はとても気に入っていますし、そこで野球を見ることは楽しい。でも、きっとシャトルバスを待った方は「げんなり」「疲れるしなぁ」という感想を覚えさせてしまうとも思うのです。あくまで個人的にですが、もう多分シャトルバスは使わないですし、仕事終わりに見に行くならば天候的に体力的にある程度の問題が無い時期にJR+徒歩、または頑張って駐車場を取ってということになりそうです。駐車場を取ってしまえば、球場でお酒は楽しめない。それもまた寂しい面であります。
その駐車場に関しては、Fビレッジ公式駐車場と北広島市内の有料駐車場の状況が開幕時と変わってきていますので、近日それも書ければなと思っています。