「ナンバリング」を甘く見る北海道の公共交通

札幌駅バスターミナルの代替バス停番号が「重複」（一応案内上は重複していないが現地のバス停はそうはなっていない）という事例を出したのですが、以前から非常に大きな「重複」が発生しているのが「駅番号」「駅ナンバリング」です。

札幌市営地下鉄の駅ナンバリング

札幌市営地下鉄は2006年から地下鉄全駅にナンバリングを行いました。2006年2月のさっぽろ雪まつりまでに各駅の掲示類を駅ナンバリング表示を含めたものに更新しています。

外国人も利用しやすく 地下鉄各駅を番号表示
2006/01/24 北海道新聞 札幌市内面
>　駅番号表示は、全国の地下鉄で導入が進んでいる。札幌市の場合は、南北線の各駅は「Ｎ」の後に、麻生駅から「０１、０２、０３…」と番号を振り、真駒内駅を「Ｎ１６」とした。
　東西線は「Ｔ」とし、宮の沢駅から新さっぽろ駅に向かって、東豊線は「Ｈ」として栄町駅から福住駅に向かって番号を振った。表示板には、駅番号とローマ字表記した駅名を入れた。

国内の地下鉄ではサッカー国際大会の関係での2002年の横浜市営地下鉄が最初で、その後2004年には民営化された東京メトロ、そして名古屋、大阪、神戸、京都の各地下鉄でも採用されます。札幌はそれに次ぐものでした。

JR北海道の駅ナンバリング

JR北海道は2007年10月のダイヤ改正に合わせ、道内350駅にナンバリングを設定しました。JR各社でのナンバリングはJR四国が2006年に導入したものに続き2例目になります。

札幌０１、旭川Ａ２８ 「駅番号」で外国人にやさしく ＪＲ北海道、来月導入
2007/09/13 北海道新聞
>　駅番号は、札幌が「０１」、他の駅は、札幌からの方面別に決められたアルファベットと、札幌に近い順に割り振られた数字の組み合わせとなる。例えば、函館は東室蘭、函館方面の路線を示す「Ｈ」と、札幌から七十五番目の駅であることを示す「７５」を合わせた「Ｈ７５」。旭川は「Ａ２８」、釧路は「Ｋ５３」となる。

JR東日本は2016年10月から首都圏を中心に導入、JR東海は2018年からICカード使用可能エリアで導入、JR西日本は2014年から広島地区で、その後2018年から近畿圏で導入、JR九州は2018年から福岡地区で挿入しています。