北海道の交通関係

石北線・宗谷線での駅・踏切廃止報道

2018/05/01

今月よりできるだけ北海道の鉄道関係につきまして、報道内容を掘り下げた記事を書いていこうかと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
まず、JR北海道が石北線・宗谷線で提示された利用の少ない駅、踏切の廃止を地元自治体に打診した記事です。
口火を切ったのはNHKのこの報道です。

NHK 2018年04月23日
石北線 無人駅廃止検討など提示
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180423/4189751.html
> JR北海道が見直しの対象としている石北線のあり方を考える会合が23日、北見市で開かれ、JR側は利用者が1日30人未満の無人駅の廃止を検討するなどとした経費削減策を提示し、今後自治体側と協議していく考えを示しました。


1日30人未満という言葉が一人歩きし、ネット上では特急停車駅ですら30人未満の駅が散見されるのに、ほとんど駅が残らないではないかと物議を醸し出しました。この報道はすぐに訂正されます。

NHK 2018年04月25日
石北線のあり方を考える会合(訂正情報有り)
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180425/4269391.html
>このニュースを23日午後8時45分からお伝えした際、JRが廃止を検討したいとする駅の利用者数や踏切の通行量に関して具体的な数字をあげてお伝えしましたが誤っていました。


北海道新聞 2018年04月26日
石北線無人5駅、廃止検討 JR「地元と事前協議」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/184165
>【北見】JR北海道が、「単独では維持困難」とする石北線(新旭川―網走)について、利用の少ない無人駅5駅と、通行量が少ない踏切41カ所の廃止を検討していることが25日、分かった。年間の維持管理費を1駅当たり100万~200万円、踏切は計4100万円削減できると試算する。
5駅はいずれも1日の利用者が3人未満の「北日ノ出」(旭川市)、「将軍山」(上川管内当麻町)、「東雲」(同管内上川町)、「瀬戸瀬」(オホーツク管内遠軽町)、「生野」(同町)。41カ所の踏切は1日の車両通行量が50台未満で、5キロ以内に迂回(うかい)路があることから廃止の対象にした。


北海道新聞では5駅と報道されました。「3人未満」の駅と、「50台未満」の踏切ということで、最初の報道では大きく聞き間違えたか、入力がおかしかったのか、いずれにせよNHKの大誤報でした。

北海道新聞 2018年04月28日
宗谷線の無人29駅、管理見直し協議へ 沿線自治体とJR
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/184967
>【名寄】JR宗谷線の沿線自治体が、利用の少ない無人駅29駅と踏切48カ所について、廃止を含めた管理の見直しをJR北海道と協議することが27日分かった。路線存続に向けてJRの維持経費の節減を図る狙い。
■見直し対象のJR宗谷線の無人駅29駅
【名寄―稚内間(21駅)】
日進、北星、智北(いずれも名寄市)、南美深、紋穂内(もんぽない)、恩根内(おんねない)、豊清水(いずれも上川管内美深町)、天塩川温泉、咲来(さっくる)、筬島(おさしま)(いずれも同管内音威子府村)、佐久、歌内(いずれも同管内中川町)、問寒別(といかんべつ)、糠南(ぬかなん)、雄信内(おのっぷない)、安牛、南幌延、上幌延、下沼(いずれも宗谷管内幌延町)、徳満(とくみつ)(同管内豊富町)、抜海(稚内市)
【旭川―名寄間(8駅)】
南比布、北比布、蘭留(らんる)(いずれも上川管内比布町)、塩狩(同管内和寒町)、東六線、北剣淵(いずれも同管内剣淵町)、下士別、瑞穂(いずれも士別市)


名寄新聞 2018年04月28日
利用少ない駅と踏切で協議へ 宗谷本線活性化推進協幹事会・廃止ありきでないが…
http://www.nayoro-np.com/news/2018-04-28.html
>【名寄】宗谷本線活性化推進協議会の幹事会が27日、市役所名寄庁舎で開かれた。利用が少ない29駅と踏切48カ所の在り方について、JR北海道と沿線自治体が協議する場を設けることを確認。廃止ありきではないとするが、将来的な廃止を懸念する声もある。


その後4月28日には同様の駅、踏切廃止について宗谷線沿線でも打診した旨が報道されました。
本件につきましては、1日3人以下という、鉄道としての輸送状況、駅維持費用に対して便益が低すぎる駅を廃止することで、列車自体のスピードアップの効果など「本当に利用のある区間」の便宜が図られることの方が大きいわけです。並行する国道が公費で維持されていることの比較し、線路設備も駅設備も全て自前で管理しなければならないJR北海道に対し、3人以下でも維持するべきだというなら、当然地元はそれ相応の支出を伴わなければならないでしょう。
特に宗谷線の一部自治体が「観光地」とする「秘境駅」に関しては、その駅に対してほぼ収入の得られないJR北海道に維持させる必要性は乏しく、現にほとんど利用が無い駅を地域エゴで維持するなら、維持費用の拠出は当然のことですし、そもそも過去に廃止された駅の時に何の騒ぎもしなかったことも考えて「今だから」騒いでるだけであり、当初から地域交通にJR北海道の利用を想定していないなど、あまりの傍若無人さにクラクラするところです。

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