北海道の交通関係

札沼線沿線自治体と北海道知事の協議に関する報道

2018/05/01

JR北海道からの廃線提案と代替交通網の構築案が出され、沿線自治体は廃線協議を拒否しているものの「個別協議」にこぎ着けている札沼線(北海道医療大学-新十津川)沿線で動きがありました。

日本経済新聞 2018年04月27日
JR札沼線の存廃、北海道知事「議論加速したい」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29952870X20C18A4L41000/
> JR札沼線(北海道医療大学―新十津川)のバス転換を含めた存廃議論を巡り、北海道の高橋はるみ知事は27日、北海道浦臼町で札沼線の沿線4町長と会談した。各町長は鉄道の利用状況や廃線になった場合の代替交通策などを説明。
高橋知事は「道や国など全ての力を結集して議論を加速したい」と述べた。 会談には沿線の月形と浦臼、新十津川、当別の各町長のほか、JR北海道の西野史尚副社長らも参加した。4町は現在JR北と個別に議論しているが、早期に意見をまとめ結論を出す考えだ。
新十津川町の熊田義信町長は、6月末をめどに町の結論を出すと述べた。 札沼線は町民の利用が極めて少ない。4町は「維持のために町が費用を負担するのは困難」との認識だ。道も交通政策総合指針でバス転換も視野に協議するのが適当としている。

毎日新聞 2018年04月28日
知事「札沼線、早期結論を」 沿線4町長らと意見交換 /北海道
http://mainichi.jp/articles/20180428/ddl/k01/020/254000c
> JR北海道がバス転換の方針を示した札沼線(北海道医療大学-新十津川)の沿線4町長と高橋はるみ知事の意見交換会が27日、浦臼町であった。当別、月形、浦臼、新十津川の4町長のほか、JR北海道や道運輸局も参加し、議論を加速化し早期に結論を出すことを確認した。
これに対し、高橋知事は「鉄道を守りたいとの思いは一緒だが、限られた財源や時間の中で、最適な交通体系は何か早期に結論を出してほしい」とした。 修了後、高橋知事は浦臼駅から札沼線の列車に乗車し、秘境駅と知られる豊ケ岡駅を視察した。


沿線4町の首長とJR北海道副社長そして北海道知事の初めての会談となります。路線の乗車人員が非常に低いこと、特に浦臼以北は住民利用が皆無な上、住民の利用方向も異なるわけで、鉄道維持よりも交通網の再構築の方が「使う住民」には求められるわけです。

北海道新聞 2018年04月28日
「道も地域支援する」 高橋知事、廃止検討の札沼線4町長と協議
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/184975
>【浦臼】高橋はるみ知事は27日、JR北海道が廃止を提案している札沼線(北海道医療大学―新十津川間)の沿線4町長と空知管内浦臼町で意見交換し、「JRとともに道もしっかり地域への支援をしていきたい」と述べた。


今回の協議は道主催であり、北海道庁としても「話の早そうな」自治体から手を付けたい意識はあるものと思います。これは、一時期の沿線自治体の強硬なJRとの協議は行わないという態度から軟化したこと、そして、ローカル線の維持のために沿線が求められている負担について千葉県のいすみ鉄道を視察し、いすみ鉄道社長の「バラ色な話」が実際には千葉県や大多喜町など沿線の支出により行われている事実を改めて知り、それだけの負担を自分達ができない事をはっきりわかった結果とも言えます。本来はもっと早くに気がついて欲しいのですけどね。
北海道知事としては、今までJR北海道問題ではJR北海道側への「自助努力」だけを言い続け、各自治体からも北海道は逃げているという批判を受けて、なんとかこの件でイニシアチブを取ろうとすれば「半分決定している」札沼線の廃線を「苦渋の判断で北海道と沿線自治体が決めた」形にするのが良いという結論になったものと思われます。

UHB 2018年04月27日
JR札沼線「廃線になっても協力を」 路線廃止問題で高橋知事 沿線町長と意見交換 北海道
https://uhb.jp/news/?id=4436
北海道 高橋はるみ知事:「廃線になったとしても観光地域づくりとしての整備も協力してやっていたただくことが活力向上にもつながる」 国や北海道は、JR北海道への支援の枠組みについて、2018年夏までに方向性を出すとしています。


メディアによっては「廃線前提での会議」のように報じており、私もそのように受け取っています。

hbcnews 2018年04月27日
高橋知事が初めて札沼線に乗車
http://news.hbc.co.jp/49a4a18e56cb14da23390de557e2974a.html?time=1525133235389
> (高橋知事)「慎重を期しながらスピード感をもって最適な交通は何か結論を導いていく」 その後、町長らに見送られ高橋知事は浦臼駅から初めて札沼線に乗りました。


もう既に「最適な交通」という話になっています。この地域の最適な交通が鉄道であるわけが無いのです。
この協議とは別に、3月改正以降新十津川駅の滞在時間が拡大することになったことも受け、新十津川町が新十津川駅の窓口を復旧し、ここを観光案内拠点として使うことになりました。

北海道新聞 2018年04月18日
新十津川駅に観光案内拠点 町職員常駐へ 32年ぶり「有人駅」に
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/181179
>【新十津川】空知管内新十津川町は、JR札沼線終着駅の新十津川駅を27日から観光案内所として利用する。17日にJRと合意した。町が職員を配置して観光客らに対応する。同駅に人が常駐するのは32年ぶり。 駅舎は木造平屋約40平方メートル。


これにより新十津川駅前の「寺子屋」で販売していたわがまちご当地入場券の発売窓口が駅窓口に変更になりました。ただ「臨時休業する場合があります」という案内は堪忍して頂きたいですが。
また、報道にはなっているのですが、沿線7施設スタンプラリーが行われています。

北海道新聞 2018年04月19日
札沼線に乗って湯巡りを 28日から沿線7施設スタンプラリー
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/181481


これに関しては全く公式的な情報が検索されず、正直どう行われているかもはっきりしません。個人ブログでしか状況がわからないようなものは参加しにくいので、是非本気でやるなら沿線町、各施設でもう少し大々的にアピールして頂きたいものです。

北海道の交通関係 札沼線 わがまちご当地入場券

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