北海道の交通関係

テレビ東京系「ガイアの夜明け どうする?ローカル鉄道」を見て

2018/05/05

リアルタイムで見ることができなかったのですが、やっと見ることができました。掘り下げが少なく、そこそこ残念な内容でありましたが、それでも取り上げたことに意味があります。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
三江線に関しては、廃止までのプロセスの前に鉄道増便やバス使った施策まで行っています。つまり「本数が少ないから利用客が減った」訳ではありません。もともと地元に利用するという機運がなかったからですね。
北海道の日高線、夕張線に関してはあまりにさらっと、そしてJR北海道の赤字額だけを紹介して終了。まぁ、ここを掘り下げるだけでそれだけで番組が必要です。
平成筑豊鉄道の試み。一つの考え方です。しかし「文句を言う高校生」のために駅のデザインを水戸岡氏にさせるのなど、何か悲しい。もちろんその駅の塗り直しなどに学生を動員したのはとてもいいことです。また「観光列車」に関しては以前から言うように地元自治体の協力があってなんぼなんです。地元の自治体がろくに協力しない路線が維持できるわけがないのです。
JR北海道に限らず本当に地域の路線を残したいなら「使うしかない」わけです。で、「使わない理由」を本数がない、運賃が高い、駅が汚いなどの鉄道会社要因にしていますが、これが満たされたとしてあなた方は本当に路線を利用するのですか?仮に15分に1本あったって車使ってるのが現状でしょ?じゃなきゃ千歳線の快速エアポートなんかこんな本数では足りないですよ。
そして自分たちが使わないから「観光列車」で他から呼んでくればいいと言う安易な考えになる。観光列車なんて今までろくに考えてこなかったのを言うのは「安易」なんです。本当に観光列車で客を呼びたいなら今の「沿線自治体のおもてなし」が本当にそんなもんで観光客に満足させられるのか考えてみればいい。現実「道の駅」すらろくな運営していないのが現状でしょ?車で来る人も立ち寄らせられないような自治体が鉄道で客を呼べるわけがない。
JR九州のような観光列車があればおらの街にも観光客がくる?JR九州の観光列車って辛辣ですよ。協力のない自治体の駅にはろくに止まりませんよ。少なくともJR北海道の沿線自治体の方々は今までのJR北海道の「観光列車」に当然協力しましたと胸を張って言えるんですよね?まさか観光列車の停車でも駅に何も掲示せず、特産品も売らず、降りた観光客を放置したなんてことはよもやありませんよね。私が見たいくつかの駅、いくつかの自治体は幻想ですよね?声大きく「鉄道の維持が観光客には大事」なんて言ってる自治体に限って今までの観光列車に非協力的だったように私は思いますけどね。
だからこそ「廃止提案」されるんですよ。
平成筑豊鉄道は沿線自治体が拠出して「観光列車」を作ることになりました。今まで補助金拠出はしても鉄道運営に無関心だった沿線自治体が少しでも協力的になるなら素晴らしいことですが、これからが大事です。

北海道の交通関係 JR北海道 日高線 観光列車

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