北海道の交通関係 JR北海道 札幌市交通局 北海道新幹線 北海道新幹線工事箇所 サイトアクセス傾向 並行在来線問題 保存車両 夕張鉄道 車両更新 新しい施策 自動運転 路線バス サイト更新情報 話せる券売機 日高線 高規格道路 花咲線 北広島球場輸送 夕張支線 廃線跡 留萌線 ダイヤ改正 地域交通 路線維持問題 輸送障害 読まなくていい日記 人口減少 高速バス 札幌市電 バリアフリー 札沼線 室蘭線 高速道路 ICカード乗車券 徒歩 根室線 踏切 貨物線 えきねっと 鉄道高架化 新型コロナウイルス JR東日本 千歳線 自転車 深名線 列車位置情報 時刻表 北の大地の入場券 輪行 北の40記念入場券 空港民営化 観光列車 運行トラブル わがまちご当地入場券 人手不足 一日散歩 乗車促進運動 地方と札幌 航空 フォーラム 北海道鉄道活性化協議会 夕鉄バス 空港輸送 宗谷線 JR九州 石北線 夜行列車 認知症JR事故死関係 東北新幹線 青い森鉄道 バス業界 道南いさりび鉄道 JR西日本 ホームドア 新幹線 LCC 国鉄廃止路線のその後 バニラエア 免許返納 釧網線
北海道の交通関係
北海道の交通関係サイト終了のお知らせ
当サイトは終了することといたしました。本件に関しましては以下をご確認ください。
当サイトは2023年12月末で閉鎖することといたしました
ファイターズ北広島移転に関する報道
2018/05/06
以前から私は北広島がファイターズ球団を誘致するにあたって観客アクセス輸送をどのように考えているのか?まさか移転が決定すれば市や球団が何もしなくても、周りが勝手に協力してバスを出したり駅を作ったりしてくれると安易な考えをしていませんか?と危惧していました。
事実上の北広島移転が決定すると次から次へアクセスの問題点が出てきて、それに対して北広島市がろくに考えていなかったことが露呈しています。
元々北広島市にしてみれば開発に失敗し遊休地になっているきたひろしま運動公園の敷地さえ使ってくれれば、今までの市政の失敗が覆されるわけですから、あとはどうなっても構わないわけです。球団に対して固定資産税を免除しようが上下水道の整備を行おうが「球団が来てくれる、BPで町が潤う」とさえ言っていれば反対意見を黙殺できます。
本来はこういう状況の時が一番怖いのです。猪突猛進に進んだ結果、世にもアクセスの不便な球場と烙印を押され、客が減ろうが「無税」で事実上の運営費が軽くなる球団はともかく、市の負担は増え、球団からいただけない固定資産税以上に市が設備しなければならない固定資産を自前で処理していく必要があります。その負担がピークになる頃市長は既に替わっていることでしょう。
北海道新聞 2018年05月02日
新球場23年3月開業 アクセス道1本優先整備 北広島市と道、球団側初協議
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/185907
>【北広島】プロ野球北海道日本ハムが北広島市で進める新球場を核とするボールパーク(BP)構想で、BP周辺に新設するアクセス道路2本のうち、1本は新球場の開業に間に合うよう優先的に整備する見通しとなったことが1日、分かった。
球団側は新球場について2020年5月着工、23年3月開業を目指しており、道と北広島市は周辺道路の渋滞緩和に向け、急ピッチでインフラ整備に取り組む。 残りの1本については、開業後に完成させる方向で調整している。
BPの建設候補地「きたひろしま総合運動公園」予定地へは、観客のおよそ3分の2がマイカーやバスなど自動車を使うと見込まれている。敷地内には5千台分の駐車場が整備され、試合日はシャトルバスも最大で100本近く必要となる。
ファンが多い札幌との円滑な行き来には国道274号の活用が欠かせず、「アクセス道路建設は最重要課題」(道幹部)となっている。
このため、北広島市は道に対し《1》274号に接続する市道大曲椴山線と、BPとを結ぶ全長約2キロ《2》274号とBPを直接結ぶ約1キロ―の2本の新道の整備への支援を要請している。
市道とを結ぶ新道は、直線コースで国の特別天然記念物「野幌原始林」(北広島市西の里)の近くを通るため、市は文化庁の助言を受けながら、環境への影響のないルートを選ぶ方針。道幹部は「調査、設計、用地買収と作業は多いが新球場開業に間に合わせることは可能だ」とみる。
一方、274号とを直接結ぶ新道はJR千歳線をまたぎ、陸橋を建設する必要があるため、大がかりな工事となる見通し。都市計画の変更も不可欠で、23年の完成は難しく、市道とを結ぶ新道を先に開通させる方針だ。 アクセス道路2本の総事業費は少なくとも約30億円に上る見通し。
今後は2本の新道を、道道か市道のいずれにするかや、建設費の負担について関係者で協議する。 1日には、市と道、BP準備会社「北海道ボールパーク」(札幌)による初の実務者協議の会合が北広島市役所で開かれ、道路建設への課題を整理した。
読売新聞 2018年05月02日
ハム新球場への観客輸送で4者協議へ
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180502-OYTNT50024.html?from=ycont_top_txt
>北広島市、道、準備会社、JR プロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地移転を巡り、北広島市と道、準備会社「北海道ボールパーク(BP)」は1日、同市で初の3者協議を開き、試合後の観客輸送について、JR北海道を交えて分担率などの議論を進める方向性を確認した。
北海道建設新聞 2018年05月01日
20年5月に新球場着工 道、北広島、道BPが初の3者協議
https://e-kensin.net/news/105617.html
>記者団の質問に答えた島田取締役は、「取り組む課題に関して共有できた。今後は、このような会を開くのではなく、実務者間が必要なときに会って進めていく形になる」と説明し、スピード感を持って新球場建設や交通アクセスなどの課題に取り組むと説明。
18年末に事業化への最終判断をし、20年5月の新球場建設の着工を目指していくとした。 JRの新駅に関して市の川村室長は、JR北海道との協議に「今後、道も参画してもらう」と述べ、オブザーバーとして道ボールパークなどの協力を求める考えを明らかにした。
hbcnews 2018年05月01日
新球場実現へ加速…北広島市に「推進室」新設
http://news.hbc.co.jp/83bd7807e588b7d75f9efbfdf2ce82d3.html?time=1525222465927
> 「5年後に開業ということで相当タイトなスケジュールでご苦労かけますが/全力で職務にあたっていただきたい」(上野正三・北広島市長) 辞令交付のあと市役所では道と球団関係者が顔を合わせ、建設地の決定後、初めての3者協議が行われました。
「日付が決まっている以上、夢の実現ではなく目標だと思っている。目標を達成するためにはスピード感を持ってやらなければ」(島田利正・北海道BP取締役) 協議では、球場と国道を結ぶ新しい道路やJRの新駅、そしてシャトルバスなど、課題の交通アクセスを中心に話し合われました。
>「(シャトルバスについて)バス事業者とはまだ具体的に接触はしてないが今後に向けて当然関連するところではあるので、話はしていきたい」(柴清文・北広島市BT推進課長)
北広島市や球団側は再来年5月の着工に向け準備を加速させたいと意気込んでいます。
新球場のアクセスに関しては、当初より「現実的に国道274号1本で札幌方面への輸送をする」以上破綻が目に見えているわけです。そこへのアクセス道路も当初は1本となれば、5000台の駐車場から国道へ出るだけでいったい何時間かかるんですか?という状態になるわけです。
北海道開発局が無責任に「全面協力」を打ち出しましたが、これも税金である開発局予算を私企業の催しのために整備するということですので、他の道路整備の関係上優先できるものではありません。国道274号は北広島だけでなく長沼、夕張、そして道東方面への物流を担う道路で今でも休日の夕方は渋滞するわけで、デーゲーム終了の時刻に、ここに簡単に5000台(半分と見積もっても2500台を流し機能すると思っている方がどうかしているわけですね。
また、鉄道輸送に関しては、一部にJR北海道は観客輸送で儲かるのだから駅を設置するべきだという意見がありますが、単純に計算すればいい。運賃として1人の観客から得られるのは1000円程度、1試合で1万人が利用し、年間60試合があるという最大限の計算でも年間得られる運賃はわずかに6億円にしかなりません。これでは車両を購入することすらできません。駅設置には最低でも30億程度がかかります。(同様に集客施設隣接で設置された埼玉県の越谷レイクタウン駅の設置費用が37億円。これは越谷市と都市再生機構が全額負担して、JR東日本は特段の負担をしていない)越谷レイクタウンのような巨大ショッピング施設と違うのは球場輸送は「一度に大量の客を捌く必要がある」わけで、簡素な設備では安全な輸送はできません。同様の球場輸送をする西武球場前駅では6線の線路に3面の広いホームを有しています。これとて西武球場が設置された1979年以前からここには終点の駅があり、これを拡幅できたという利点があります。
以前の報道で引き込み線設置で100億円という報道もありますが、これは当然JR北海道が負担するべきものではありません。「JR北海道は儲かるのに新駅に否定的」と言うなら、これだけの負担をして20年後にやっと駅設置設備費がとんとん、車両や乗務員手配は別ね等という状態が「儲かる」わけがないことを理解していない浅はかな意見と言わざるを得ません。(これを識者といわれる方が経済誌に書かれるのだから世も末です)
北海道新聞 2018年04月27日
日ハムボールパーク、新駅開設なら引き込み線 北広島駅活用ならホーム増設も
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/184554
まして、北広島市は「(シャトルバスについて)バス事業者とはまだ具体的に接触はしてないが今後に向けて当然関連するところではあるので、話はしていきたい」という無責任なことも言っています。シャトルバスを札幌市内まで伸ばす場合、少なく見積もっても片道1時間程度の運行時間がかかります。このバスを球場に戻す時間も1時間。つまり、球場を出るシャトルバスの初便が次の球場からの客を輸送できるのは最低2時間後、5分に1本バスを出すとすれば単純に24台のバスが必要。これが福住駅、大谷地駅、新札幌駅等複数にまたがれば、単純に100台以上のバスと乗務員を確保しなければならないのです。これは「最低」の台数ですよ。現実には使える道路が観客の自家用車で渋滞するのもわかりきっている。ヘタしたら球場から国道へ出るまで1時間コースです。出て行ったバスが次の輸送に使えることは(少なくとも札幌市内までのバスについては)考えにくいのです。
少なくとも北広島市は渋滞しない(シャトルバス専用ルート)を設置するなどを考えなければ球場輸送は完全に破綻します。
そもそも北広島にはバス路線は少なく、バスを札幌市内からかき集めるしか方法が無いわけです。現状の札幌ドーム輸送ですら札幌市内だけのバスでは台数が足りない状態です。バスの待機所も含めた球場輸送のシミュレーションは既に行わなければならない状態でしょう。
北広島市がどのように観戦客輸送を考えているのか、それとも勝手にJR北海道や各バス会社がやってくれる(儲かるはずだから)と思ってるなら、このプロジェクトは大変なことになりますよ。今すぐまともな観戦客輸送を考えてくれと。真剣に考えてくれと言いたい。