北海道の交通関係

北海道新幹線とJR北海道のゴールデンウイーク輸送量

2018/05/09
北海道内の連休中のお天気は前半に比較的良かったのですが、後半は残念ながらぐずついた天候であまりお出かけ気分にならなかったのは残念であります。
JR北海道から連休中の利用状況が公開されまして、各媒体北海道新幹線の輸送量が減ったと報道しています。この手に目ざとい北海道新聞が静観しているのは後に北海道新幹線不要論でもぶち上げる準備でもしてるんでしょうか。
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180507_KOGWzisseki.pdf

 

日本経済新聞 2018年05月07日
GWの北海道 新幹線は9%減、国内航空線は8%増
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30166450X00C18A5L41000/
> JR北海道が7日発表したゴールデンウイーク(GW、4月27日~5月6日)の利用状況によると、北海道新幹線(新青森―新函館北斗)の利用者は前年同期比9%減の7万8400人だった。2016年3月の開業から2年がたち、利用が一段落した。
北海道新幹線の1日平均乗車率は2ポイント減の38%だった。在来線の利用者は1%増の18万200人。訪日外国人客の利用が多かった函館方面(東室蘭―苫小牧)が2%増、インターネット申し込み専用の割安切符が好調だった釧路方面(南千歳―トマム)が4%増だった。
新幹線と在来線の主要区間を合わせた都市間輸送実績は2%減の25万8600人だった。新千歳空港駅の乗降人員は6%増の33万9200人だった。 一方、道内を発着する国内線の旅客総数は8%増の77万1429人だった。

 

読売新聞 2018年05月08日
GWの新幹線9%減…高速も減、航空は好調
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180508-OYTNT50018.html?from=ycont_top_txt
>JR北海道、主要航空各社、東日本高速道路北海道支社は7日、大型連休(4月27日~5月6日)の利用状況を発表した。鉄道、高速は前年より利用が減り、北海道新幹線は利用者が前年比9%減の7万8400人、平均乗車率は前年より2ポイント低い38%にとどまった。
新幹線と在来線3線区(函館、旭川、釧路方面)の特急列車の利用は同2%減の25万8600人。JR北は「新幹線の開業効果が薄れたことが響いた」としている。 高速道路の主な区間の交通量は1日平均で1万7400台で同4%減。

 

HTBニュース 2018年05月07日
北海道新幹線1割減 GWの利用状況まとまる
https://www.htb.co.jp/news/archives_1303.html
> 航空各社やJRのゴールデンウィークの利用状況がまとまりました。空の便の利用が増えた一方、北海道新幹線の利用は去年より1割減っています。 航空各社の道内発着便は、外国人観光客の後押しなどもあり、去年より利用客が5%から9%増えました。

北海道新幹線開業前から考えましても、正直北海道新幹線の利用人数(利用率なんか見たって意味がないよ。以前の特急の倍以上定員持ってるんだから)が過去の特急列車に対して極端に多くはなっていないのが残念な話です。単純な繁忙期輸送だけ考えればせいぜい10年前の10%マシ。まぁ、それでも今や前年より増えること自体がそうあるわけではないこと、東日本大震災後の旅行自粛時代なんかを考えるとずいぶん持ち直したものだと思ったりします。
JR北海道の現時点での大問題は新幹線よりも在来線特急の輸送量です。公開されているJR北海道の繁忙期輸送実績から算出しますと、2007年(このあとスーパーカムイやスーパーとかちの新車両になった改善より前)に比較した現在の輸送実績
青函区間 116.1%
函館方面 84.6%
旭川方面 70.5%
釧路方面 55.8%
ですぜ。旭川方面なんか1日当たり3000人も利用客が減ってるわけ。釧路方面も2000人、頼みの函館方面ですら1000人以上減ってる。
これでは列車の本数を維持できない。列車本数が減ったから使わないというのは勝手だけど、これが続いたのは結果利用客が他のモードになったこと。そして「帰省」というものが少なくなったこともある。
地方の人口減少が今まで比較的緩やかだったのは、中年期から老年期への30年「基礎的」な人口は減らなかったから。「おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行くの」ができるから。
今、あなたのご実家、どなたか住んでいますか?
私個人も実家のあった地域にはもう墓しかありませんので、帰省という行動はしません。年末年始、お盆に連休、列車に乗って帰省する行動を行うこと自体が減ってしまっている。これが連休中の移動の減少にも当然繋がるわけです。
そして、やはり大きいのは自動車道の開通。
私も車を運転しますので、この連休は帯広から日高を巡ってみました。高速代金はせいぜい5000円、ガソリン代も同じくらいでしょう。この一周で、札幌から帯広経由で大樹まで230kmほど高速道路、広尾まで3時間半程度。そこからえりも経由日高道経由で4時間程度。とても鉄道を使いましょうとはなりません。これを鉄道とバスで行くことは困難です。
日高道も帯広広尾道も現在も事業が進み、将来的には両道を使えば天馬街道などを通じて道央-道東方面の代替ルートにもなり得るわけですね。一時期は広尾道に関しては沿線自治体が反対意見まで出し、その費用を交付税として町に欲しいという議決例がありましたが、その後撤回されています。
しかし、すでに「公共交通機関を使うこと」があまりにも非効率なわけです。これがまだ、札幌から帯広までですと言えば鉄道にまだ分がありますが、それとて駅で完結するわけではないですからね。
公共交通。乗らなければ無くなります。鉄道を維持する必要があるのではありません。「運転できない人は移動できない」という事態をさけなければならないわけです。「町に汽車くらい走ってなきゃ格好がつかない、オレは乗らないけどな」では交通機関は残りません。
もし、次にどこかに出かけるなら、一度公共交通を使って頂きたい。そう悪いモノではありません。しゃかりきになり景色も見ずに結局ハンドルを握りつづけなければならない運転をもう少し楽なものに。プロが運転してくれるものに委ねてはいかがか?こうおもうのです。

カテゴリ: 北海道の交通関係 北海道新幹線 JR北海道 航空

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