北海道の交通関係

「名寄高校駅」設置に関する報道

2018/05/29

宗谷線の東風連-名寄に「名寄高校前駅」を設置する考えが表明されました。

名寄新聞 2018年05月25日
JRや道の支援受けて 議会総務文教委員会・市が名寄高校駅設置で説明
http://www.nayoro-np.com/news/2018-05-25.html
>【名寄】名寄市議会総務文教常任委員会(東千春委員長)が24日に市役所名寄庁舎で開かれ、市側が総務部、教育部、大学の2018年度事業などで説明した。
総務部関係では、JR駅の名寄高校前設置の考えで市が「予算なども含めた正式な内容は未定だが、名寄市単独の考え方で進めるのではなく、JRや道などから支援を受けられる体制の中で設置に向けて検討したい」。
また、設置までには一定の時間が必要とした上で、「新駅の設置はダイヤ改正などのシステム変更で大きな作業となるため、遅くても設置の1年前には申請しなければならない。財政部分も協議も含め、地域住民に説明してできるだけ早期に進めたい」と説明した。


名寄高校は真横に線路が走るも駅が無い状態ですから、ここに駅を設けることは利便性の向上に繋がります。ただ、駅設置の理由を宗谷線の存続に結びつけるのは短絡的で、ここに駅があると住民利便も高いなど、理由が無ければならないわけです。単純に高校前駅を作っても、現在の高校生の利用客がそのまま移行しますでは意味が無いし、今度は路線バスの存廃問題にも繋がるわけです。

そもそも名寄市は駅付近には公共施設が全く無く、病院も市庁舎ももう一つの高校である産業高校も駅から離れた立地です。駅を挿んで東西の連絡通路も無いので駅の東側の利用者も不便なまま。こういう面をひとつひとつクリアしていくのも大事なことです。

なお、同様に高校通学の便を図った駅に2000年設置の石北線西留辺蘂駅があります。留辺蘂高校への通学の便のために地元が請願して設置された駅で、2012年-2016年の5年平均で85.8人の利用があります。設置費用は2300万円。ただ、ここからでも留辺蘂高校は比較的遠く、利用自体が伸びてはいない現状もあります。留辺蘂高校自体現在の生徒数は80名以下という状態で、しかしながら近隣住民の利用も見かける駅です。

線路脇に高校のある、集落のある地域は多々あります。簡単に駅を増やせとはいえませんが、地元が負担できれば利便が増すわけですから駅設置はもう少し柔軟にできても良いと思います。運賃計算などのシステムに含まない方法として過去国鉄時代には「仮乗降場」という制度があって、運賃はその先の駅までという方法でした。これに類する方法が取れないのかは検討して欲しいところです。

逆に利用の少ない駅を簡単に廃止できる方法も検討しなければなりません。誰も利用しない「秘境駅」を残すことはその方が問題です。宗谷線は特急と普通列車の間隔を調整し、どちらも速達需要として使えるのが理想です。旭川-名寄も快速列車の高速化、ある程度の等間隔化も必要です。その中で名寄市内の郊外停留所として名寄高校前を利用する方法もあっていいはずです。

今後の行方が注目されます。

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