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北海道の交通関係
北海道の交通関係サイト終了のお知らせ
当サイトは終了することといたしました。本件に関しましては以下をご確認ください。
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災害と交通情報
2018/07/05
季節外れとすら言えるような大量の雨が降り続き、各所に大きな影響が出ています。皆様には、どうぞ気象情報をこまめにチェックして、身の安全を守る行動をされますようにお願いしたいです。
さて、今現在も各所では交通機関の運休、道路の通行止めが各所で行われており、移動しにくい状況になっています。
北海道新聞 2018年07月04日
土砂崩れ、浸水生活直撃 留萌で記録的大雨 5地区に避難指示、勧告
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/205449
JR留萌線深川―留萌間は終日運休。管内では土砂崩れが発生するなどで国道232号の小平町大椴―花岡間と、国道239号の苫前町霧立―幌加内町添牛内が午後6時半現在、通行止めとなっており、住民生活に大きな影響を及ぼした。
3日午前5時20分までの留萌市内の6時間降水量は96・5ミリで観測史上最多を更新。市は同5時半に災害対策本部を設置した。峠下、幌糠、藤山の3地区に避難指示、大和田、瀬越の2地区に避難勧告を発令し、4カ所に避難所を設置した。午後5時現在、66人が避難を続けた。
北海道新聞 2018年07月05日
道央道八雲で土砂崩れ 道内大雨 JR286本運休
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/205997
台風7号から変わった温帯低気圧の影響で、道内は5日午前も広い範囲で大雨が続いた。道央道の八雲―国縫(くんぬい)間で土砂崩れが発生して通行止めとなり、JR北海道が特急列車58本を含む列車269本を運休または運休を決めるなど交通も大きく乱れている。5日夕まで低い土地の浸水や、河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けている。
檜山管内の奥尻町、せたな町、後志管内の倶知安町、蘭越町でも複数箇所で土砂崩れが起き、道道などが通行止めとなっている。道警によると正午現在、高速道路2路線2区間、国道7路線7区間、道道53路線59区間が通行止め。
JR北海道は札幌―帯広・釧路間の特急22本すべてを運休。札幌―函館間の特急も5日夕まで運休する。
さて、このような交通状況を報じる時に「JR○本運休」と出るのは基本的なところです。これは報道機関がカウントしているわけでは無く、JR北海道は本社内に「北海道運輸・航空記者クラブ」がありまして、ここで各メディアに随時運休情報等を出しているわけです。記者はそのままそれを記事にしているわけです。
交通機関の「運行状況」を改善できないか?
現実に列車を利用する時は、特に札幌圏などの本数の多い路線では「運休」という情報は実はそれほど重要では無かったりします。この「運休」本数を少なく見せようとすると「3時間遅れで運行する普通列車」なんてのが出てくるわけで、利用客は「今札幌駅にいて小樽に行きたい時に電光掲示板に表示している3時間前の列車がいつ動くのか」
が知りたいわけです。本当に必要な情報はいつ列車が動くのかなのだから運休本数が積み上がることを批判的に報じるのは意味の無いことなわけですし、その運休本数だけを持ってどうこういう読者も意識を変えなければならないわけです。
私たちが必要なのは「JRが何本運休してるか」ではなく「札幌から網走に行くにはどのような交通機関が使えるのか?」という情報ではないか?と思うわけです。
そのためにはJR、バス、航空、フェリーなどの運航状況を一元的に表示する仕掛けが必要なのです。それを構築できるのは各会社個別ではできないことで、どうしても公的な方法が必要になるのではないでしょうか。
特に各地域個々に本当に必要な路線バスの運休情報などは高速バスなども含めてまずメディアにご登場することはありません。これは各社の取材網に限りがあることもありますし、メディアに対して情報提供するバス会社は基本的に無いからです。(札幌市営バスがあった頃に、冬期のバス遅れや増発便の本数を報じてたのを見なくなったのは市営バスの民間移譲で札幌市の記者クラブでバスの運行状況を発表しなくなったからです)
このような状況では、日本人だけでなく、特にインバウンドの方々には非常に困ったことになろうかとも思うわけです。もしくは「移動を諦めさせ、宿泊を斡旋する」っていうことすら必要になるわけで、そこまでをマンパワーで対応するのもまた難しいのですね。
各社の情報を集め、横断し、どの区間の何が動いているのかを的確に知ることができ、WEBサイトなどで告知する機能は必要なことです。JR札幌駅に新千歳空港の出発表示ができたのは良いことですが、バスに関しては全く貧弱で、公式サイトでまともに運行状況を流している社も多くはありません。札幌駅にいても何の情報も得られないのです。
惜しいがまだ改善できる「道路情報」
道路の通行止めは開発局の記者クラブで、さらに細かい地域状況は各振興局の記者クラブの発表を流すことになりますが、報道ではやはり断片的にしか情報を得られません。北海道内の主な道路の通行止め情報については北海道開発局は「北の道ナビ」
http://northern-road.jp/navi/ 」
にて国道・道道の通行止めを一括で表示します。これは素晴らしいことです。
しかし、ここに「高速道路」はありません。正しくは新直轄方式で建設されている無料区間の道路はこのサイトで表示します。しかし、有料である高速道路会社区間はここでは取り上げていないわけです。
こちらは例えば東日本高速道路会社の「どらとら」
https://www.drivetraffic.jp/?t=r&area=01&lv=6
で見ることになりますが、こちらは当然自社管理外の新直轄高速道路区間は無視されます。
最後の砦は日本道路交通情報センターです。
http://www.jartic.or.jp/seni.html
ここなら高速道路は有料区間、無料区間問わず見ることができます。しかも国道、道道の通行止め等も網羅されています。しかし、高速道路以外は地図で視覚的に見えるのは一部の都市内の渋滞情報だけです。
私たちが知りたいのは「札幌から函館に行きたい。高速道路が通行止めだがどこを取ればいいのか?」を特段途中の地理に詳しくなくても見ることが出来る仕掛けです。運用元が違うのはわかりますが「北の道ナビ」に有料高速道路の通行止め情報だけでも出してくれないか?こう思うわけです。
これからの運行情報リアルタイム提供
首都圏では2002年から大手民鉄9社及び公営地下鉄2局の列車の運行情報を一元提供する仕掛けが動いています。今では各社携帯アプリでの提供が行われ、各社アプリ同士がある程度連携できるような仕掛けを提供しています。また、駅構内の画面で他社の運行状況も表示するようになったのもよく見かけるところでしょう。首都圏では他社乗り入れが頻繁に行われていることもあって「自社だけ」の提供では意味が無い事が往々にしてあるわけです。国土交通省もバスロケーションシステムの標準化などに動いており、北海道内のバス会社も一部で導入が進んでいます。旭川や千歳などで複数会社を同一システムで案内するものも動いています。札幌市も導入予定にはなっています。
とはいえ、もうすこし広域圏で案内できるのが理想です。当然バスだけで無くJRなども同時に案内できる必要があるはずです。