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北海道の交通関係
JR北海道の「臨時列車」を楽しむ
2018/07/07
JR北海道が過去に様々な臨時列車を運行してきたことは何度かご紹介していますが、では、今はどうかと言いますと、なかなか臨時列車を運行できない懐事情が垣間見えます。それでも、折に触れて臨時列車を出す努力は行なっているようですので、できる限り利用したいとも思うわけです。
JR北海道の臨時列車は全国版の時刻表に掲載されるダイヤ改正時から予定されている臨時列車(例えば特急北斗や富良野ラベンダーエクスプレスなどの増便)と、ある程度突発的に運行がアナウンスされる列車の2種類があります。今回は後者の話。
今年度の実績では4月14日・15日に行われた室蘭線沿線イベントの増発列車、6月23・24日に行われた夕張支線沿線イベントの臨時列車がありました。
今回7月6日という急な日程でアナウンスされたのが「La Fête des Vignerons à YOICHI」という余市町で開催されるイベントへの臨時列車。
JR北海道
2018.07.06「La Fête des Vignerons à YOICHI(農園開放祭@余市)」開催に伴う臨時列車運転ついて
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180706_KO_YOichi.pdf
このイベントは2015年から開催「ワインぶどう園を巡る農園開放祭」というものです。普段公開していない農園を見学でき、ワインのテイスティングも楽しめるイベントなので、公共交通で行きたいイベントですね。
余市観光協会はこのイベントに札幌からのバスツアーを組んでいますが、本臨時列車の案内は残念ながらありません。あと、余市町のページには本イベントも含めてなんの案内もありません。
この時間帯の列車は間隔が空いていますし、特にニセコ方面への接続のある列車はかなり混雑することが予想されますので、この増便はとてもいいことです。願わくばもう少し早くアナウンスしてほしいですが。
もう一つ、9月の臨時列車としてアナウンスされたのが小樽・倶知安・ニセコを経由して札幌と函館を結ぶ特急ニセコ号です。
JR北海道
2018.07.06 札幌~函館をニセコ経由で結びます!「特急ニセコ号」運転!
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20180706_KO_Niseko.pdf
こちらは最近は恒例の臨時特急列車で、だいたいこの時期には公になっているかと思います。ニセコ地区と札幌・函館を直行する列車はなく、特に長万部方面とニセコの間の列車本数が極めて少ないことから、正直言いますともう少し長い期間運転してもいいのでは?という印象を持ちますが、車両繰りに余裕のない現状なかなか厳しいのが現実です。
とはいえ、今年もニセコ方面への臨時が出ますので、是非ともご利用いただきたい列車です。
この他にも各地域での臨時列車も出る場合があります。昨年ですと釧路-川湯温泉の「阿寒摩周国立公園誕生記念号」をノロッコ車両で運行したり、池田町の秋のワイン祭りでも臨時が出ました。告知されなかった臨時では十勝毎日新聞花火大会の臨時なんかもありますね。こういうものはもっと広く告知したほうがいいのですが。
JR北海道は各支社のホームページが本社ページに統合され、各地域の観光情報がわかりにくくなった印象を持ちます。特に支社からのプレスリリース頻度は下がっているように見えます。JR北海道のホームページから例えば花咲線の観光列車を検索するのはちょっとわかりにくい。こういう面だけでも改善の余地があります。
また、各メディアもこのような発表があっても掲載しないものが多い。一企業のリリースを簡単に扱わない意識があるのかもしれないが、廃止議論の時は散々「公共の」という言葉を使い、その公共が利用する臨時列車は公共性がないものとする理由がよくわかりません。
とかく、地方のバスも含めて少しでも北海道の公共交通に興味のある方は、是非臨時列車もご利用ください。そして地方バスの臨時便も興味を持って欲しいと思います。そして、JR北海道、北海道バス協会など、ある程度のオフィシャルでまとめて紹介できるような仕掛けも欲しいところです。