北海道の交通関係

お盆期間中の「新幹線予約」について

2018/08/10
お盆時期、早くから指定席の獲得に動く方にはあまり考えなくてもいいことなんですが、やはり予定を急に決めるという方は多々おられようかとも思います。そこでこんな記事を見ると、ああ、新幹線がら空きだなと簡単に思っちゃう。

 

NHK 2018年08月06日
お盆のJR予約数1.9%減少
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180806/0002057.html
JR北海道のことしのお盆期間中の新幹線と特急列車をあわせた指定席の予約数は、去年と比べて1.9%減少し、JRでは座席に余裕はあるものの早めの予約を呼びかけています。


しかし、現実にはなかなかそうはなっていなくって
お盆期間中の「新幹線予約」について
こんな感じに満席になってる列車ってのが、まぁ当たり前なわけです。えっ?北海道新幹線に空席があるっていってたじゃないか。
お盆期間中の「新幹線予約」について
ええ、間違っていません。北海道新幹線の予約は8月11日というピークの日でも空席がありますよ。満席になっているのははやぶさ1号と5号だけ、あとは空席がありますから北海道新幹線は「がら空き」とはいいませんが、ある程度空席はあります。
しかし、ちゃんと区間を見ての通り、東京から新函館北斗へ移動しようとする人は満席ですから乗れません。新青森から新函館北斗への移動は空席有りですから乗れますよ。そういうことです。
もうひとつ
お盆期間中の「新幹線予約」について
東京-新青森です。ほぼ満席ですね。△になっている31号も多分当日は満席になったことでしょう。
つまり、首都圏を出ると、仙台、盛岡など東北の各駅を利用される方である程度埋まってしまった新幹線は、首都圏から北海道という需要に応えきれないのですね。

もちろん、一定の販売数制限が行われていますので、東京-仙台の客を優遇して満席になっているわけではないのですが、JR東日本としては東京-北海道だけを優遇するわけにもいかず、731席の列車編成のどの程度を仙台、どの程度を盛岡、どの程度を新青森、そしてどの程度を新函館北斗に振り向けるか?一般には公表されておらず、わからないわけです。

それでも北海道へ新幹線で行きたい

●どうしてもはやぶさ号で早くいきたい
さて自由席のついていない北海道新幹線は予約が取れない限り使えない?といいますとそうでもありません。仮に東京-新函館北斗を利用する場合、全区間で取ると満席でも、仙台-新函館北斗、盛岡-新函館北斗なら指定席が取れるかもしれません。また、満席の列車では「立席特急券」(りっせきとっきゅうけん)が発行されます。着席できない代わりに立ってでも乗ることができるのですが、こちらも発売枚数には制限があります。

 

JR東日本
新幹線の特急料金
https://www.jreast.co.jp/kippu/1203.html


●乗り換えてでも何とか行きたい
盛岡-新函館北斗の区間では「特定特急券(立席)」という、極端言えば「どうせ満席にならないんだから自由席の料金で適当な空いてる席に座れまっせ」という特急券も出ています。(しかしその席の指定席客が来たなら当然譲らなければならない)

JR東日本にしてみれば東京-盛岡には自由席を連結した列車を出してるんだから、予約無しでも盛岡乗り継ぎで東京-新函館北斗を移動できますよとしているわけです。新幹線は改札内の乗り継ぎの場合全区間を通しの特急料金で発行するので、確かに損は無いのですが時間がかかることは考慮しなければなりません。

なお、あまり明文化しているのを見かけたことが無いのですが、仙台-盛岡は「途中に停車駅のあるはやぶさ号」は自由席特急券で空いている席に座れるという謎なルールがある。(仙台以北の列車本数が少なく、また、はやぶさ号が全車指定席であることの救済)ただし、前後にはみ出せないので、これを北海道客が使うことは難しいとは思う。

北海道新幹線のルールを見直して欲しい

しかし、こう書くと、正直ルールが複雑すぎて、あまりにも酷い感じもする。特に「特定特急券(立席)」に関しては、あまり宣伝したくないのか、新函館北斗や木古内駅でこれに関する掲示などは見かけていない。「北海道新幹線は全車指定席」とはあちこちに掲示があるが。
これなら、盛岡以北に自由席を連結したほうがよほどわかりやすい。せめて1号車2号車(1号車が定員が少ないのでざっと130席ほどになる)の指定席販売をできる限り盛岡以南に限定して、「特定」の利用客が合致しないようにして欲しいわけだ。自分の席を探して歩くと既に「特定」客が飲み散らかしている座席に座るのは正直気乗りしない。それか「特定」も指定席にし割り引くかどちらかだろう。

開業時からずっと言われているが「北海道新幹線ガラガラ」を散々報道しておきながら、結果的に本来必要な東京-新函館北斗で買おうとすると満席になっているのを改めなければ北海道新幹線の利用実績が上がるわけも無く、このままのルールで札幌延伸されたら非常に不便で不安になる。特に今度は北海道側の札幌-新函館北斗の需要も入るわけで、一定の号車を利用する区間で分け合うなりを考えないと、無駄に空席の多い車両が長距離走ることになる。東京-仙台だけの利用で残り700kmを空席で走るなんて非効率が許されてはならないわけです。

少なくともわかりにくい「特定」の制度は早く見直してもらわないとなりません。電子化が進んでいる昨今ですから「自由席」という制度をやめて、必ず指定席を発行する方が理にかなってるように私には思えます。

カテゴリ: 北海道の交通関係 北海道新幹線

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