北海道の交通関係

あくまでお願いですが「北海道で観光をお楽しみください」

2018/09/18

地震から約2週間経ちました。もちろん甚大な被害に苦しんでいる地域はまだ多く存在しますが、多くの地域は落ち着きを取り戻し、多くの観光施設は通常通りの営業を行っています。また、鉄道、バス等の公共交通機関も多くの路線が通常に近い運行を行っています。少なくともこの週末にかけてJR北海道は日高線等一部の地域を除けば運行を再開できる見通しです。

日本経済新聞 2018年09月18日
JR北海道、地震で11億円減収 早期に通常運行
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35459560Y8A910C1L41000/
 JR北海道の島田修社長は18日、胆振東部地震の影響を受けて2019年3月期の鉄道収入が11億円減る見通しを示した。同日、自民党北海道支部連合会が札幌市内で開いた地震災害対策本部会議に出席し明らかにした。列車を通常より大幅に運休し乗客が減少した。JR北はこれまで地震とは別に、台風21号の影響で1億円減収する見通しを示していた。


JR北海道だけで11億円の減収を想定しています。これはあくまで収入の減少分の話です。設備の復旧などの費用は全く別の話ですので、実際にJR北海道が被る被災額は今後現れるかとは思いますがかなり大きい額になります。

もちろんJR北海道だけではありません。多くの観光施設が9月の3連休を一定の収益確保の時期と捉えて営業しようとしていたことは想像に難くありません。どうしても本州方面から北海道へは日帰りというのはあまり期待できず1泊、2泊としたい。そういう意味で3連休はそれが期待できる日程です。北海道旅行を計画されていた方も少なくないでしょう。

しかし、その地が営業しているかどうかも含め、北海道自体の発信が遅れたという面もありますし、どこからともなく出てくる「この時期に被災地へ行くのは不謹慎」と言い出す方々のために、多くの観光で食っている方々は窮地に追い込まれるのです。

もちろん余震の心配もありますし、現実に被災し、観光どころでは無い地域もありますが、震源から離れた地域はほぼ問題が無い状態です。行って移動し泊まって飯を食う。これだけでも北海道にはプラスになるわけです。

個人的な話ではありますが、この3連休は地方への移動、宿泊、そして食事を取って簡単に観光したいと思っています。北海道でも被害の少ない地域に住む以上、なにかできることは「被災地ボランティア」ばかりではありません。普段行かない場所、普段行かない店、普段行かない地域への移動そのものが北海道にプラスになる。それを信じて行動したいと思います。

北海道の交通関係 JR北海道 日高線

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