北海道の交通関係

JR北海道の各駅でで発生しているご苦労

2018/09/27

先日夕方から夜間にかけて苫小牧-岩見沢を回ってきました。

現在JR北海道は地震の影響もあって以下の区間で減速運転を行っています。
・千歳線 南千歳-沼ノ端
・室蘭線 遠浅-追分-三川
・石勝線 南千歳-追分
このため千歳線の列車には20分程度の遅れが出ています。

南千歳駅

南千歳駅は千歳線と石勝線、そして新千歳空港への支線が分岐するジャンクション駅です。ホームは4本しかない上、1番線は苫小牧・帯広方面、4番線は千歳・札幌方面にしか出られません。まして、快速エアポートが各15分おきに入ってくる、貨物列車の通過もあるという慌ただしい駅です。

私はちょっと状況を見たく、1・2番ホームの待合室で見ていましたが、苫小牧・帯広方面から軒並み遅れてくる各列車から快速エアポートへの乗り継ぎを確保しながら、また、空港から苫小牧・帯広方面への乗り継ぎを確保しながらの案内誘導が行われています。

苫小牧・帯広側から遅れてくる列車と快速エアポートなどの出発順の調整は駅の管轄では無いはずですが、駅員氏は運行状況の画面を見ながら、アナウンスを繰り返しています。それでも問い合わせ客は後を絶ちません。

こういう状況を見ると列車位置を視覚化できるアプリや駅での表示を工夫した方がいいように思ったりします。一応当サイトでは「もどき」を提供していますが、公式な物が必要だと思います。


私の乗ろうとした苫小牧行きの普通列車も、札幌行きの特急が減速運転で遅くなったため、折返しの函館行きの特急の遅れもあって遅れています。駅員氏、苫小牧までの利用は特急列車の自由席も乗車券のみで利用できるようにしているとのアナウンスを行いました。これは常時行われてはいないのでしょうが、普通列車と特急列車の発車順が入れ替わったなどの場合に突発的に行われている模様です。

到着した函館行き特急は15分ほど遅れており、自由席に空席を見つけて着席。列車は猛然と発車しますがすぐに減速区間です。減速区間は45km/hに制限されており、通常に比べれば約3倍の時間がかかることになります。沼ノ端を過ぎると所定の速度での走行となり、約15分の区間に約40分かかります。

苫小牧駅

苫小牧に着きますと19:07の日高線代行バスの利用者を呼び出しています。既に19時半を回っており駅員氏が誘導、改札を出ますと一目散に駈けだしていきました。
駅の横には2台のバスが停車中。新ひだか・静内にあります酒井観光の大型バスが2台で、高校生らしき多数の方が乗っています。鵡川行きとしていますが、静内までの代行バスに接続しますので大きな遅れになることが想像できます。


苫小牧駅は市が管理する自由通路に大きな破損があり、揺れの大きさを物語ります。


苫小牧駅も駅の規模が余り大きくなくわずか4本のホームで列車を捌いています。日高線が運休しているので、札幌や室蘭方面からの普通列車の折返し列車が停車できるという状態にも見えます。大幅に遅れた普通列車は、同じく大幅に遅れながら出発するしかなく、20時近くになって19時31分の札幌行き(所定はほしみ行き)普通列車が発車。それに合わせて岩見沢行きの室蘭線列車も遅れて発車するような状態です。

駅員氏は案内だけで手一杯の様子で、ひっきりなしにアナウンスが行われる様子は既に過剰な業務となっているように見えます。JR北海道は9月26日に
「10月31日までの札幌圏の運休・臨時列車一覧」
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/unkou/pdf/unkyu926_2.pdf

を公開しましたが、基本的には遅れ列車をどこで吸収するか(小樽やほしみまで運行せず手稲や札幌で折り返すなど)という状態で根本的な遅れには対処していません。南千歳の状況もそうですが、遅れ列車について案内する係員が非常に疲れているのが見て取れます。できれば臨時運行ダイヤとして時刻設定した方がよいのではとも思いました。

室蘭線・苫小牧-岩見沢

被害が大きかった地域を走る室蘭線の苫小牧-岩見沢の列車は開通しています。沼ノ端から先は減速運行のため遅れは大きくなっていますが、早来では厚真行きのバスが列車を待つのも見られました。各社がなんとか動かすんだと尽力された結果ではありますが、接続便も含めて途中駅の駅員がいないため、管理駅からの案内も必要で、これが管理駅の業務の多さにも繋がっていると思われます。

本来なら複線区間なので遅れを最小限にできるはずですが、追分駅で苫小牧行き列車と交換、三川からは所定の運行となっています。追分では同じく石勝線列車も減速しているため接続の都合を取るのが大変そうに見えます。ただ、夜間は駅員が不在になるため情報提供という面での問題はありそうです。

なお、この日は栗山天満宮例大祭という規模が大きいお祭りが行われ、栗山から大量の高校生が乗車。約100人ほどはいましたか。車内で大声で騒ぎハーモニカまで吹いてるのがいる始末で、あまりにも酷い状況。しかも誰も乗車券を持っていないわけで、岩見沢駅の有人窓口は大混雑となっていました。まぁ、こういう状況で栗山駅に職員を派遣できればと言うのは理想ではありますが、それ以前にここまで傍若無人に振る舞えるのが恐ろしくすら感じます。

各路線が正常化されるのは今のところ10月末までとしていますが、各駅での情報発信方法、誘導方法はもう少しやり方があるような気がします。職員のマンパワーだけを頼る形は今後難しくなるわけですから情報発信にIT設備を活用する必要はありましょう。もちろん投資に限りはあるにせよ、利用客の多い駅では音声案内、画面での列車位置情報などの提供などを検討して欲しいと思います。

北海道の交通関係 JR北海道 日高線

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