北海道の交通関係

石勝線川端・滝ノ上朝の「普通列車」利用客数調査

2019/01/23

石勝線は夕張支線の廃止が決定し、3月改正後は追分−新夕張の普通列車も現在の上下10本から上下5本へ半減することが発表されています。

以前から気になっていたこの区間の朝通学時間帯の利用を調べてみました。調査日は1月23日です。追分、栗山、千歳市内各校は通常の登校日であり、特段のイベントなども無いことを確認しています。 今回は調査に協力いただけた方がおられましたので、朝の3列車の基本的な乗客数は網羅できました。

① 新夕張6:16発千歳行き 2622D
早朝に新夕張駅に参りました。朝6時をまわったところでは、まだ駅係員はおらず、無人駅扱いのなか駅ホームに入ります。
岩見沢からこの始発列車になる2両が回送されてきました。時刻は6時5分頃です。回2621Dという列車番号になるはずです。前1両がそのまま2621Dとして新夕張始発夕張行きに、後ろ1両が2622Dとして千歳行きになります。
2名乗っている運転士が手際よく切り離し作業を行います。気温はマイナス12度、身を切る寒さです。やがて準備ができて2622Dはドアを開けます。男子高校生1名と成人女性1名の2名を乗せ発車しました。
滝ノ上では高校生1名、川端は高校生3名が乗車しました。追分からは約30人が乗車し、発車していきました。

② 追分7:08発夕張行き 2623D
この列車は新夕張駅で確認。新夕張までの乗車は3名、男子高校生1名、高齢女性1名、マニアふう1名。新夕張での下車は無く、新夕張から3名が乗車しました。

③ 夕張7:08発千歳行き 2624D
新夕張駅から確認。新夕張までの乗車は5名で全て新夕張で下車。乗車は高齢男性1名、高齢女性1名計2名で出発。
滝ノ上では乗降0、川端は高校生2名が乗車しました。この列車では千歳・栗山方面への高校通学は不可。

●滝ノ上・川端の利用客
滝ノ上駅は2014年で利用者数6(乗車数3)
川端駅は2014年で利用者数8(乗車数4)
今回の結果はほぼこれを裏付けるものとなりました。結果朝時間帯に滝ノ上1(夕張方面へ利用が1あったと思われ)、川端5という結果です。日中の通院等の利用を含めるとほぼこの利用が全てでしょう。
なお、滝ノ上駅は夕張市、川端駅は由仁町に属しており、小中学生は基本的にスクールバス通学となります。
川端は駅前にスクールバスのバス停があります。 また、滝ノ上駅でもスクールバスを見かけています。


●おわりに
3月改正で新夕張、追分への特急停車列車が拡大され、普通列車本数の減少を一定カバーできますが、滝ノ上、川端は単純な減便となります。しかし、その少ない利用客のために普通列車を運用するのは酷でもあります。
3月改正での詳しい時刻などはまだ発表されていませんし、夕張市、由仁町のWEBサイト、議会議事録での内容も見かけません。
大幅な減便となる両駅の利用を見る限り、非常に少数ではありながらも、朝の時間帯の利用が見られること、そして、比較的利用がある千歳−追分も含め1運用で抑えるためには、追分−新夕張の減便が必要だったという意味でもあります。

新夕張発6:16・13:13・18:35と千歳発10:38・17:26を残すなら1運用でいけるはずです。昼便を残さず朝便を1往復するならもう1両車両が必要にはなります。(室蘭線を合わせた時刻の細かい変更は必要かもしれません)


【追記】夕張支線増便のプレスリリース
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20181227_KO_Yubaririnji%20.pdf
によると
新夕張発1303・1835
追分着1331・1902
千歳着1401・1933

千歳発1038・1726
追分発1120・1755
新夕張着1156・1825
だけが記載されています。夕張支線増便車両の追分行きになる新夕張2000の列車は接続時刻表になく、これは廃止と考えらます。(車両運用的にもこれだけを維持するのは難しい)

逆に朝の追分から新夕張への臨時がないということはここは回送でありますので、新夕張0616に類する列車は残る可能性があると考えています。現在の2624D相当の列車はスーパーとかち2号で代替できる、川端からの高校生に対してはなんらかのバスなどの措置を考えているとも言えそうです。(流石にスーパーとかち2号で追分高校は無理で、もしかすると現在の通学生が3年生で利用しなくなることをすでに掌握している可能性もあるか)


なお、別件ではありますが、夕張市のスクールバス通学の方法が少し変わったようで、滝ノ上・オソウシ地区および楓・登川地区からのスクールバスを新夕張駅まで運行、新夕張駅からは路線バスで各学校へという形としてスクールバスの運行距離を少なく、路線バスの一定の利用の担保という形にしたように見えます。
帰りは予約システムでのデマンド運行なども行い、運行経費を削減できたとの新聞記事も出ています。

(本記事は別場所に記載した日記を加筆、修正したものです)

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