北海道の交通関係

何をやっても批判すればいいという北海道新聞の報道姿勢

2019/02/15

北海道新聞 2019年02月15日
JR北海道が観光列車 厳しい経営の打開狙う かさむ経費、収益増不透明
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/276868
 JR北海道が28年ぶりに新造の観光列車仕様の特急車両を運行するなど、観光需要の取り込みを強化する背景には、人口減などの逆風が吹く中、新たな収益源の確保などを図り、厳しい経営状況を打開する狙いがある。ただ、観光列車の運行は経費がかさみ、実際に収益増につながるかは不透明。他の列車への波及効果や観光による地域活性化といった付加価値を生み出し、運行継続をどう図るかが課題となる。


ああそうですが。観光列車は運行経費が運賃ではまかなえないから儲かるような商品では無いと言い続けている当ブログですが、北海道新聞さんも少しはわかっていただけたでしょうか?ってか、幾ら文系で社会経験の無い間抜けな記者が考えたにしても「観光列車」なんて儲からないのはちょっと考えたらわかるでしょ。

JR九州のような観光列車をやっていないからと批判するご発言は何度か見ましたね。で、自前で観光列車やったら収益が云々言うわけ?全く二枚舌で3歩歩いたら前のこと忘れるようなアタマなの?道新記者は。

北海道新聞 2017年07月06日
鉄道旅情
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/season/2-0115667.html
▼道内でも 北海道新幹線 が開業する一方、ローカル線の廃止が懸念される。急行はなくなり、特急は間引かれ車内販売もほとんど姿を消した。速さや快適さ、経済性を考えれば仕方ないが、寂しさは募るばかり▼こうした中、JR九州や東日本の豪華列車が人気を集めている。6月からは西日本も「トワイライト瑞風(みずかぜ)」の運行を始めた。車内でおいしい料理を味わい、途中下車して観光を楽しむ。新たな鉄道の魅力に違いない▼ただ、料金は数十万円から100万円を超す。気軽には乗れない。せめて、昔ながらの寝台列車を復活させてはもらえないか。心地よい列車の揺れに身を任せ、眠りに落ちる至福の時間をもう一度味わいたい。


こんなバカなコラム書いてたのが北海道新聞の主筆ですよ。はっきり言います。現実どころかアタマのなかお花畑のバカな記者と主筆がこの程度の記事を書くんですよ。読者バカにしてるのかなんなのか知りませんけどね。居酒屋で話してたってこの人頭悪いんじゃないかと思いますよ。

北海道新聞 2018年04月02日
【電子版オリジナル】JR「単独では維持困難」路線 まだまだある自助努力策 道北
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/177085
さまざまな装飾を施し、経費をかけても、JRが手にできるのは通常の運賃と特急料金だけ。満席になっても通常の特急と比べて座席数が少なく、JRの実入りがその分減る。
しかし、これもJRの売り方次第では、もっと改善できるのではないか。JR九州の走らせる「ななつ星」などは、1人当たり数十万円という高い料金を取っている。運賃や特急料金ではなく、さまざまな観光や食事を組み合わせた「旅行費用」として徴収しているからだ。ある観光関係者は「JRが乗客に直接座席を売るのではなく、旅行会社とタイアップすることで、もっと利益が上がる方策を生み出せるはずだ」と指摘している。


これも記者コラム。バカだよねぇ。本当に道新記者って・・・(佐藤元治)って署名記事ですよ。この人検索したら鉄オタだってんだから。自社の記事しか読まず、興味のある「でんしゃ」だけを追っかけてたらこんなバカになるよという見本。ななつ星の収支構造理解してたらこんなもの導入してもJR北海道の収益拡大にも自助努力にもならないことあきらかでしょ。ほら、東急から豪華な汽車来るよ。旅行会社でもある東急とタイアップだ。で、これがJR北海道の収益拡大になるの?あらためて考えてみようか。
このレベルで「自助努力」って自分の知識をアップデートする自助努力しなさいな。

そもそも何でも批判してればお金貰えるという自社の報道姿勢があるからこういう記事書く記者しか表れないし、批判記事書けば書くほど上司に褒められるんじゃ無いかなぁ。政権批判とJR北海道批判してればいいんでしょ?いいご身分だよね。

どの記事にも共通するのは取材に行かないこと。JRだけでなく、関わる人に取材に行かず思い込みで書くんだよ。あと「ある観光関係者」とか絶対取材してないでしょ。そんないい加減なこと言う観光関係者なんていないよ。観光に関わる人は旅行代理店がどれだけ運輸やサービスの実施者の利益を削ってるか知ってるからね。取材もしないで思い込みで書いたんでしょ?

そういう記事が多すぎるの。すぐに取材にいけるJR関係ですらこんなだよ。政治、経済、ろくに取材しないで書いてるに決まってるじゃないですか。そんな記事が信用できるわけが無いのよ。

さて、JR北海道は定例会見で観光列車の新造と改造を決定したと発表しました。

JR北海道 2019年02月14日
2019年度以降の新たな観光列車の取り組みについて
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190214_KO_Kankou.pdf


「北海道の恵み」シリーズとして札幌・旭川・函館・釧路の各地区に1両づつ従来型の普通列車用気動車を改造して投入し「好評だった」として2019年度は新たに2両改造し投入するとしています。「紫水」「山明」と名前がつく2両は基本は「北海道の恵み」シリーズと同様の改造を行うと思われます。改造費用が「北海道の恵み」より200万円増して1000万円となっていますが、座席にテーブルを整備し、これは地域の関わりによる「供食」を意識していると思われます。

「観光列車」等とほざいている割には、なかなか沿線自治体との協力が得られないわけですが、過去の観光列車は、現地に到着しても無視され、物産販売どころか無人駅に置き去りにされるような地元自治体の酷い対応を何度か目撃していますので、このような「テーブルを装備し」「車内で飲食するのが前提」な車両を導入するということは、JR北海道からの「地元自治体に何を期待してるかわかるよね?」って話です。

そういうことまで考えてこのプレスリリースを見ている地元自治体なんか皆無でしょ?で、ろくにニュースにもしないんだから。

もう一つは現行の特急用車両をベースに新造する「261系多目的車両」です。5両編成を2編成10両製造するということで、こちらは老朽化しているリゾート車の代替になると思われます。しばらくはリゾート車と併用することになりましょう。
こちらはベースが特急用車両ですし、こちらも向かい合わせでも使えるテーブルを装備していること、グリーン車の代わりにフリースペースとして「イベントや食事に利用できる」場所を提供するなどこちらも「供食」を狙っています。もちろん車内で調理はできませんので各地域で販売、提供し車内で食べることができるというコンセプトです。

聞いてますか?沿線自治体の皆さん。供食ですよ。地元の名産、食べてほしいもの、提供しなきゃダメなんですよ。そういう列車をJRは提供したんですからね。

現在JR北海道が保有するリゾート列車はクリスタルエクスプレスが4両編成で定員168。ノースレインボーエクスプレスが5両編成で250人です。今回の「261系多目的車両」が既存の「261系特急車両」と同様の定員であるならば5両編成で約230人程度だと思います。中間に「261系特急車両」の増結車をつけることが可能ですから1両あたり60人程度の定員を増加できます。これで臨時特急などにも利用できると踏んでいるわけですね。観光列車にしても定員が欲しい列車がありますからね。


あとは定員が多いなら多いだけ利用客が満足できるだけ「沿線自治体はサービス」できるのか?も問われているわけです。JRにお任せなんてやってたから観光列車がみんなダメになったんですよ。

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