北海道の交通関係

北海道新幹線工事箇所(苗穂)

2019/05/01
無事に「令和」な世の中になりました。30年続いた平成の中で、日本の交通網として特徴的なのは新幹線の延伸があったことだと思います。国鉄が30年で開業できたのは東海道・山陽・東北・上越の4路線だけでした。整備新幹線という様々な呪縛の中、国の関与を薄め、地元自治体の一定の負担という「どうしても欲しいと財政的にも負担することを容認した」地域に新幹線は延伸されることになります。

皮切りになったのは長野オリンピック輸送も観点に北陸新幹線高崎-長野(北陸に行かないので長野新幹線。長野行き新幹線などと称された)が1997年に開業。その後東北新幹線盛岡-八戸が2002年に、九州新幹線鹿児島ルートの新八代-鹿児島中央が2004年に、東北新幹線八戸-新青森が2010年に開業し東北新幹線は全線開通。2011年に九州新幹線博多-新八代が開業し九州新幹線鹿児島ルートは全線開通します。北陸新幹線は長野-金沢が2015年に開業します。

北海道新幹線ですが、もとより青函トンネルは新幹線規格での開業であり、新規に着工する区間は少ないこともありまして、工事は順調に進み、2016年に新青森-新函館北斗が開業しています。

このように全国に新幹線交通網が整備されていますが、何よりも財源問題がありまして、基本的に整備新幹線は借金(国債)では建設しないというスタンスが取られていますので、距離の割に進みが遅いともいえますし、逆に地元負担がありますので無用な路線は作られないということでもあります。政権交代で一旦凍結されたものの民主党政権下で新幹線事業は事業認可されることになります。北海道新幹線の新函館北斗-札幌は民主党政権下の2012年6月29日に事業認可を受けたことになります。

 

国土交通省
整備新幹線の工事実施計画の認可について
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000032.html


個人的には北海道新幹線は有用であるというスタンスでありますし、開業を心待ちにしている一市民であります。現在工事が進む北海道新幹線の新函館北斗-札幌の工事箇所をいくつか訪問してみました。私は札幌在住のため、先に札幌近郊から見てまいりました。

苗穂駅付近の留置施設

北海道新幹線の最北端の施設になります。札幌駅に到着した新幹線車両は一旦苗穂駅近くに作られる留置施設に移動し、車内の整備などが行われ折り返し運行するものと思います。また、始発列車に使う車両を留め置く施設にもなると思われます。北海道新幹線の「車庫」は現在も使用している七重の函館新幹線総合車両所にて検査、整備が行われ、札幌開業時も新たな車庫は作られないとしています。
北海道新幹線工事箇所(苗穂)
苗穂駅の新駅舎から撮影
函館本線在来線に沿った更地ができています。この場所が予定地になると考えられます。

 

札幌市
札幌市内のルート図
https://www.city.sapporo.jp/shimin/shinkansen/gaiyo/rutozu.html


これでも苗穂駅近郊にある真照寺付近(その線路側のマンション付近)までが新幹線用地とされているように見えます。新青森駅起点で362km付近となります。途中に在来線東9丁目踏切もありますし、特段の注釈もありませんので、札幌駅からそのまま高架橋として伸びてくるのではないかと思われます。
北海道新幹線工事箇所(苗穂)
北海道新幹線工事箇所(苗穂)
東9丁目踏切付近から撮影
現在のところ工事は行われていません。

カテゴリ: 北海道の交通関係 北海道新幹線 北海道新幹線工事箇所

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