北海道の交通関係

北海道新幹線工事箇所(仮称新小樽駅)

2019/05/09

北海道新幹線の小樽市内の駅は既存の駅に併設されず新たに小樽市郊外の北海道小樽市天神2丁目付近に設置されることが決まっています。本記事内では「仮称」を使わず「新小樽駅」と称して進めます。

新小樽駅が設置される場所は勝納(かつない)川の流域で工場や住宅などが建ち並ぶ地域です。小樽市中心部からは約5kmほど離れています。このため、駅へのアクセスに徒歩を使える市民はそれほど多くなく、駅からの二次アクセスの整備は急務となります。しかし、新小樽駅から札幌まで10分程度、新函館北斗までは50分程度が想定されますので道内アクセス自体も改善されることになります。また、現状新千歳空港から小樽までは快速エアポートでも1時間15分程度を要していますので、首都圏、東北圏からダイレクトに小樽市内に入ることができる新幹線への期待は大きいと推測されます。

小樽市
北海道新幹線
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020120400236/
北海道新幹線新小樽(仮称)駅周辺まちづくり計画
https://www.city.otaru.lg.jp/docs/2020120400236/file_contents/keikaku.pdf
(見えない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20190509_01.pdf


新小樽駅付近のまちづくり計画を見る限りでは小樽市内中心部との間はバスで15分程度で結ぶ計画となっています。駅前広場の整備、駐車場の整備が行われる予定です。また、駅付近の駐車場は300台を予定しているようです。ただ、札幌市内からのアクセスについては付近を走る高速道路にIC設置は難しいなど、アクセス面での課題はありそうに見えます。

駅の設計はこれからとなりますが、基本構造としてはホーム2面2線で追い抜きなどはできない構造になります。前後をトンネルに挟まれますので山陽新幹線新神戸駅のような構造になるように思われます。(規模的にはかなり小さくなるとは思いますが)

2019年4月現在、現地では特段の工事などは行われていません。予定地中心部付近には鉄道・運輸機構の看板が立てられています。



なお、矢印方向は札幌側で、すぐに朝里トンネルに入りますが、今のところトンネルについてはここからは工事が確認できません。奥の高架は後志道です。


新函館北斗側の住宅の一部が更地化の工事を行っています。

天神側(勝納川上流)側からみた駅予定地

小樽市内側から見た駅予定地(後志道の奥側になります)

なお、住宅の更地後には次の後志トンネル天神工区が設置されると思われます。




(2021年6月2日追記)

2021年4月現在


(杭付近は特段の変更はありませんが、近くの倉庫が解体され、舗装も剥がされています)

(朝里トンネル側は特段の工事の気配はありません)

(近隣の建物が解体され、後志トンネル天神工区が見えるようになりました)


(天神工区側から駅予定地です)



駅データ

駅中心:新青森起点328.3km・東京起点1,003.2km
開札:-
落札額:-
施工者:-
工期:-


次の工区

本工区に関しては、次の記事も確認ください。

2022年5月 北海道新幹線札幌-後志の建設予定地に行ってみました
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1132


←新函館北斗方面

後志トンネル天神工区
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=554

札幌方面→

朝里トンネル他
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=552

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