北海道の交通関係

(掘削完了)北海道新幹線工事箇所(後志トンネル落合工区)

2019/05/13

後志トンネルは札幌側から見ますと(仮称)新小樽を出発して最初に入るトンネルです。18km近くの長大トンネルです。
余市や仁木の集落をまわる在来線に比較すると山中を横切るように進みます。そして赤井川村付近に出てきます。

後志トンネルで最も新青森側の工区が落合工区で、ほぼ出口付近に現場が設けられています。ここがトンネル出口と予想していたのですが、少し横坑を掘って繋げるようにも見えます。



現場は国道393号線の道の駅あかいがわから小樽側約1kmの場所です。現場ゲートから抗口は見えないようです。


この途中には北海道新幹線のルート上に設置される鉄道・運輸機構の看板があったポールだけが残されています。(googleストリートビューには看板の確認ができますので、何かの経緯で看板が外されたのかはわかりません)

現場の仮囲いには新幹線の走行シーンが表示されています。この付近でトンネルを出た新幹線は次の二ッ森トンネルまでのわずか1km程度の区間ですが高架橋の上を走ると思われます。道の駅などが車窓に見えるとは思いますが防音壁の方が高いでしょうか。
なお、今のところ高架橋については発注されていませんのでまだその姿を見れるのは先になりそうです。




安全祈願祭

鉄道・運輸機構 2015年10月30日
北海道新幹線、後志トンネル(落合)他工事の安全祈願について
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20190513_01.pdf







2021年5月現在


(こちらも工期が延長されています)


(実際の出口抗口部もざっと見渡したところでは特段の工事はされていないように見えます)



(現場近くにある鉄道・運輸機構の工事杭は表示内容が復旧されていました。また、近隣の住宅が解体されている模様です)


2021年8月追記



新青森方出口付近にブルーシートを張って周囲の工事をしている様子が覗えます。付近にある鉄道・運輸機構の新幹線工事杭の示す方向になります。


2021年11月追記



新青森方出口付近の工事が進んでいます。


2022年5月追記

まもなく工区内掘削完了を迎えるようです。出口付近の工事が進んでいます。



工期は令和6年(2024年)5月24日まで延長されています

2022年9月現在

新函館北斗側出口工事が進んでいるようですが、今のところ掘削完了とはされていません。


工区データ

区間総延長:本坑4,865m及び路盤17m
工事起点:310.118km(新青森起点)
工事終点:315.000kmトンネル始点310.135km(推定)
開札:2015年3月13日
落札額:94億円
施工者:大成建設・佐藤工業・田中組・堀松建設工業特定建設工事共同企業体
工期:72カ月間
安全祈願祭:2015年11月16日
工事終了予定:2021年3月25日(2022年6月24日に変更、さらに2024年5月24日に変更)
2017年10月現在掘削延長:1,520m
2018年4月現在掘削延長:1,828m
2018年10月現在掘削延長:1,978m
2019年4月現在掘削延長:1,978m
2019年10月現在掘削延長:2,228m
2020年4月現在掘削延長:2,727m
2020年10月現在掘削延長:3,253m
2021年4月現在掘削延長:3,840m
2021年10月現在掘削延長:4,387m
2022年4月現在掘削延長:4,803m
2022年10月現在掘削延長:4,803m
2023年2月9日掘削完了

次の工区

本工区に関しては、次の記事も確認ください。

2022年5月 北海道新幹線札幌-後志の建設予定地に行ってみました
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=1132


←新函館北斗方面

二ツ森トンネル明治工区
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=558

札幌方面→

後志トンネル北上沢工区
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=556

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