北海道の交通関係

北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)

2019/06/02
札幌側から立岩トンネルを抜けて川を越えると仮称新八雲駅です。(このあとは仮称を付けず新八雲駅とします)

付近は畑や放牧地が広がる典型的な農村地帯です。新幹線路線を設計する際に既存施設である道央自動車道と八雲町市街地への干渉は避けたいと考えたに違いありません。機関区跡地など比較的鉄道用地が残っている長万部に比較すると八雲の現駅付近に新幹線を引くには半径の小さなカーブと多数の住宅地の移転などが必要で、高速性能も求められる北海道新幹線で、速達列車は停車しないと思われる八雲地区の駅設置は郊外にならざるを得なかったと思います。それでも新函館北斗以北ではかなり小さいR6,500mという比較的急な曲線を描いてできるだけ市街地に寄せているとも言えます。

旧熊石町地域だけではなく、せたな町、今金町方面からの利用も考えられる位置に設置される新八雲駅。完成後は江差線なきいまJR北海道で最も西の駅にもなります。

さて、八雲町は新八雲駅付近の周辺整備基本計画を発表しています

 

八雲町
北海道新幹線新八雲(仮称)駅周辺整備基本計画
https://www.town.yakumo.lg.jp/soshiki/shinkansen/syuhenseibi.html

これによると約200台の駐車場、20台の貸切バス駐車場、そして駅周辺にあえて人工物を置かず牧歌的風景を見せるという新しいスタンスの駅となりそうです。これは普通に考えるとなかなか無い試みだと思います。多くの自治体が新幹線駅前にはビルが乱立しホテルがありコンベンションセンターなど本当に必要かどうかはさておき作る気になるものです。八雲町はそれを行わず、駅を出ると放牧地と立派な牛がいる、こんな北海道らしい駅があったっていいのではないかと思うところです。

もちろんこれには批判はありましょう。しかし、大きな集落の無い北海道を走る新幹線にとって、駅は「空港」に近い役割とも言えます。車でアクセスし直接移動する。そういう面は割り切っても良いような気がします。地方空港で空港の前が原野だからといって批判することは無いですよね。駐車場が有り、バス等で市街地にアクセスできれば問題無いのです。

新八雲駅は新函館北斗まで10分程度、札幌まで35分程度と推定されています。札幌が「ちょっとそこまで」になるのは大きそうに見えます。

道道42号八雲北檜山線に設置されている新八雲駅付近を示す看板
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)
付近は本当に何も無い牧草地です。近くに航空自衛隊の八雲飛行場があるなどもふくめて余り人がいない場所ではありますね。
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)

駅データ

駅中心:新青森起点203.0km・東京起点877.9km
開札:-
落札額:-
施工者:-
工期:-



2019年9月18日追記
鉄道・運輸機構の八雲鉄道建設所は2014年に開設されていますが、その後新築移転されています。
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)

また、新八雲駅近くにあるはずの新青森起点200kmの杭を捜してみましたが、道路沿いに200.184kmの杭がありましたので紹介いたします。
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)
北海道新幹線工事箇所(仮称新八雲駅)
実際に200km付近は現在も農地のため立てにくいというのがありそうです。杭から野田追トンネル北工区側を見ています。

カテゴリ: 北海道の交通関係 北海道新幹線 北海道新幹線工事箇所

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