北海道の交通関係

北海道新幹線工事箇所(渡島トンネル南鶉工区)

2019/06/11

函館と江差を結ぶ国道227号線、このあと各工区はこの道路とほぼ並行に現れることになります。とはいえ新幹線のルート自体が国道と並行するわけでもはりませんので、比較的長い斜坑を掘ってから本坑を掘るという必要があります。そのため長い斜坑があるトンネルを中心に先に発注されているんでしょうね。

南鶉工区は北斗市にある3つの工区の最も札幌よりの工区になります。厚沢部と北斗市の境の峠が中山峠で札幌近郊の同名峠と紛らわしいのですが、ラジオの交通情報では札幌近郊、函館近郊と分けてるようですね。こちらの峠はサミットをトンネルで抜けています。

工区のヤードは国道沿いにありますのでわかりやすいところです。このような斜坑を作っての工事はトンネルの途中から掘り始めることで全体の工期を短縮することにも繋がりますし、完成後にこの斜坑を避難路などに使用できるというのがあります。前例となる八甲田トンネル26.455kmのトンネルをは6つの工区で掘り、4つの斜坑を掘っています。このうち2つは避難および作業用として現役のようであります。さて、渡島トンネルの斜坑は開通後も使われるんでしょうか?


国道沿いに工事看板が設置されています。

抗口は丘の向こう側と思われます。




安全祈願祭

鉄道・運輸機構 2017年08月21日
北海道新幹線、渡島トンネル(南鶉)工事の安全祈願について (PDF: 632.5 KB)
https://www.jrtt.go.jp/corporate/public_relations/pdf/pressh290821.pdf
(見ることができない場合)
https://traffic.north-tt.com/txt/20190611_01.pdf



現場事務所

現場事務所は新函館北斗駅近くの北斗市内となります。





工区データ

区間総延長:本坑4,400m及び斜坑1,220m
工事起点:163.260km(新青森起点)
工事終点:167.660km
開札:2016年12月16日
落札額:109億円(税別)
施工者:前田建設工業・西武建設・協成建設工業・森川組特定建設工事共同企業体
工期:97カ月間
安全祈願祭:2017年9月1日
工事終了予定:2025年2月5日
2019年5月現在掘削延長:斜坑1,091m
2019年12月斜坑掘削完了
2020年4月現在掘削延長:109m
2020年10月現在掘削延長:311m
2021年4月現在掘削延長:391m
2021年10月現在掘削延長:507m
2022年4月現在掘削延長:507m
2022年10月現在掘削延長:650m


次の工区

←新函館北斗方面

渡島トンネル天狗工区
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=587

札幌方面→

渡島トンネル北鶉工区
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=585

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