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北海道の交通関係
地方バスの「殿様商売」からの脱却
2015/01/07
テレ東の路線バスの旅が「スリリングな」イベントだらけになる理由は、バスがどこに行くのかその地域でその時刻表を見るまでわからないこと。これを逆手に取った番組なんだよね。
知らない場所でバスに乗るくらいマゾを実感できる経験もそうは無い。たいてい乗ったバスは自分の行きたい場所に行かないか、遠くで下ろされる。
バスを利用するのは地元の人と相場は決まっていて、しかも、車などの他の手段を持たないから。そういう消極的な利用者で持っている斜陽産業であることは一目瞭然。
しかも、なぜか地元民あってのバス会社なのに地元民に優しくない。何もしなくてもそれなりに乗ってくれ、乗っても乗らなくても給料が変わらない、もしくは補助金漬けになって、会社自体がお役所体質になってる。社会主義的な一面がある。
十勝バスの成功は少なくなったとはいえ1日1万人以上の利用客がいて、その地域寡占の会社であったのがプラスに働いたと思います。比較的早く同業の拓殖バスと路線の棲み分けができ、並行する路線はほぼ旧国鉄士幌線がらみのものしか無いはずで、それも共通回数券や定期券を発行しているので住民に不便は無いはずです。
つまり、極端な過疎路線はほぼ合理化で無くなっており、客を増やす余地がある=住民がいる路線が残っていたから。それでも企業努力で客を増やすことに成功したのはすばらしいことだと思います。
これが旭川あたりになると都市規模の割に2社が未だに平行バスを走らせ各社がICカードを独自に構築し、分社合理化もうまくいかず毎度本数が減るという悪循環を繰り返すように見えます。(改善の動きはある)
札幌にしても路線規模が大きい割に路線を細かくしすぎ、結果使いにくくなっているきらいもあります。まだ「乗っている」だけに改善が期待できない部分なのでしょう。
ただ、バスをもっとよくするには住民の努力が大事なのは言うまでもありません。本当にバスが残って欲しいのなら、住民が一人毎年1000円づつ回数券を買えばいい。1万人の人口でもそれだけで1000万円の収入になる。商品券やポイントを考えれば「手元にある金券」は使うのだ。バスの利用客増に間違いなく寄与する。
これを町内会単位で進める。同時に路線需要を聞き出せればバスはまだまだ地元の足になり得るだろう。
しかし、これができるのはそれなりに人口のある地域だけの話。本当に住民がいない路線のバスは廃止が妥当で、民間で維持させるものではない。地方のバス会社と一言でくくってはいけないのがこの話なのだ。
先日路線撤退した「てんてつバス」が同じ事をしたところで路線が維持できたわけでは無い。逆に私から見て「殿様商法」の代表のような旭川の2社あたりは街の規模や路線数からしても必ず改善できると思うのだ。やっと旭川はICバスカードの共通化が決まった。それだけでも喜びたい。