北海道の交通関係

青森県の「東北新幹線」をちょっと体験してきた話「はまなす」篇

2016/01/31
札幌から24時間で弾丸旅をしてきたわけですが、もともとワタシ「北海道新幹線」について日記やらで、いろいろ書いている割に、実は私自身未だに東北新幹線の八戸以北が未乗だったという情けない話がございまして、それをまず体験してみなきゃという観点から実施したものです。

ですので、目的は青森の東北新幹線3駅+北海道新幹線1駅の訪問という結構過酷なスケジュールとなりました。

行程前半は
札幌 22:00 急行はまなす
青森 06:19
青森 06:28 4632M
新青 06:33 
新青 06:49 はやぶさ8号
十和 07:03
十和 07:58 はやぶさ10号
八戸 08:10
八戸 08:58 青い森鉄道快速501M
青森 10:24

決行は1月29日金曜日。これを逃すと雪まつりシーズンに廃止直前の喧騒で本来の姿が見えなくなることもありますし、何とかこの日に決行したかったのであります。仕事が遅くなり何とか職場を出たのはもう21時を回っておりました。逆にこの時間に駅についても長距離移動できたことは「はまなす」の最大の利点ではあります。

●「急行はまなす」最後の「急行」
まずは何度か行ってきた急行はまなすと東北新幹線の乗り継ぎ。これも今回北海道新幹線とともにできなくなるルートであります。何度かお世話になっているルートではありますが、さすがにここ数年体力的に敬遠していたルートの一つでもあります。
今回日程が必ずしも確定していなかったこともあり指定席をとっていなかったうえ、しかもこの日は満席。たぶんはまなすで「自由席」移動は初めてなはずです。

当日、万一を考えて入線前からホームにいましたが、写真撮影のマニアくらいで自由席の乗車位置には誰もいません。ほどなく列車入線。今日は9両つないでいて、寝台車が1両増結、そして乗車できない座席車を1両つないでいます。

はまなすは「B寝台」、指定席券代で利用できる「のびのびカーペット」、昔の特急グリーン車シートを付けた「指定席」、そして最も安く移動できる「自由席」の4タイプを選ぶことが可能。懐具合に合わせてそれを選べるのは利点の一つではあります。ちなみにB寝台は6,480円、指定席は520円とずいぶんな差がありますので「のびのびカーペット」は横になれるだけ乗りドクと言えましょう。

自由席車両にはもれなく「ディーゼルエンジン」が付きます。はまなすは機関車がけん引する「客車」ですので、乗客が乗車する車両には動力は必要ありませんが、客車の冷暖房用の発電はディーゼルエンジンから行われますので、そのエンジンが自由席車両に必ず付くわけです。この列車の自由席が通常3号車と7号車に分かれるのはその発電設備が理由です。1両の発電設備で自車を含めて4両給電できますので8両編成までなら2両いればいいのですが、寝台車に1両同じような発電設備がある車両がいて、2両~3両給電とかなり余裕を持たせています。ちなみに寝台車の給電可能車はたしか2両しかないはずで検査の際は座席車を増結します。今日はそれにあたったのかもしれません。(車番は自分の乗った車両しかチェックしていない)
ちなみに過去にはトラブルで「冷凍列車」となったことがあるはずで、北海道の車両を語るうえで暖房用の給電や配管などの設備はなかなか興味深いものの一つです。

さて、ガラガラというより「ドー」といった感じの比較的高回転なディーゼルエンジン音が同じトーンで響き渡る自由席車内にお客様は7割といったところでしょうか。例によって稚内からの特急の遅れで15分ほど遅れて出発します。

新札幌と南千歳で若干乗車がありますが、苫小牧で3割方下車。そして東室蘭ではさらに半分が下車し、この列車の自由席は「L特急」の一部として使われていることがわかります。以前は東室蘭からこの時間でも室蘭行きの接続がありましたが、今は廃止されています。

私の乗った自由席車7号車は10人ほどになって、ほとんどの人は座席を向かい合わせにして広々と使います。これは満席の指定席ではできない芸当で、発電設備のうるさささえなければそれなりに快適です。
ちなみに自由席車は簡易リクライニングシートと言われる1段だけ少し倒れるリクライニングシートがついていますが、これも当初のロックのないものから旧特急車のロック付きシートに交換されています。昔のシートはシートに体を押さえつけていないとリクライニングが戻ってしまうので、非常に厄介だったのですが、今の車両はまだましです。

東室蘭では自由席車も減光。ただ車内放送は普通に入りますので、眠りたい人には少々酷かもしれません。寝台は札幌発車後から減光されたはずなので、これも「差」という意味ではいいことなのかもね。

北海道新聞ではまなす廃止で問題だと大騒ぎした伊達紋別では5人ほど下車、指定席車からの下車のようで自由席からは変化なし。週末で5人ですので少なくはないけれど、このために列車を仕立てることは難しい数で、東室蘭から乗合タクシーでもよいくらいのレベルと思われますが、どうでしょうね。

長万部は下車確認できず、うつらうつらしてる間に列車は函館へと近づきます。新函館北斗駅と函館車両基地を確認しましたが新幹線車両は見えませんでしたね。

函館には遅れを取り返して定時到着。進行方向が変わって先頭になる当自由席7号車はマニア氏でとかくうるさくなります。機関車が連結されますが、みなフラッシュ炊くのね。明らかに業務に支障あるんだけど、これ注意するとネットに顔さらされるみたいで、鉄オタ禄なのいないなぁと情けなく思います。

函館も定時で発車さすがに木古内を出ますと揺れが少なく、トンネル区間が一番眠れた時間ですね。蟹田で運転停車中に減光が解除されておはよう放送。まだ外は暗く、とかく車内灯が明るい。眠気も吹っ飛ぶ明るさかもね。現在は時刻変更で遅くなっていますが、以前は5時台に到着していましたから、これでも寝る時間は多くなっています。

北海道新幹線の高架を右に見て列車は進みますが、こう朝を迎えると名残惜しいものであります。まぁ、何度も乗りたいわけでもないのですけどね。

青森は06:19定時到着。3番ホーム到着。新幹線乗り換えは隣のホームに移動が必要です。目の前のホームにいるのは06:52の大館行きで、これを1往復させればいいような気がするんですけどねぇ。重い荷物で2番ホームへ移動する人はちょっとかわいそうです。

06:28の新青森行は青い森鉄道の701系2両編成で、それなりに乗り換え客は多く100人まではいないくらいでしょうか。もちろん青森からの利用客もいるでしょうが、そのほとんどは直接新幹線駅にクルマとも思えるので、純粋にこの人たちは「はまなす」からの乗り換えが多そう。新幹線乗り換えの「需要」はそれなりにあるんだけどという感じかなぁ。

時刻変更前のはまなすからの東京到着は09:23、現在時刻変更後は10:32、そして北海道新幹線開業後函館からの始発新幹線の東京到着が11:04ですので、これは仕方がないのですが、ずいぶん遅くなる印象ではあります。やたらあちこち停車する8号を速達にして新函館北斗発にできるといいかなぁとも思うんですけどね。

とはいえ「はまなす」を残せというのは反対で、車両は新しくても1974年製。北海道に80年代にやってきたときにそれなりに改造を受けていますが、すでに40年以上前の車両。私の乗った車両はそれでも昨年検査を出てるのでそれなりにきれいでしたが、ほかの車両はひどいものです。
「はまなす」を代替できる車両がない以上廃止は妥当で、こればかりは致し方ありません。また、JR北海道の乗務員に余裕ができることもよいことです。函館駅は夜間ほぼ閉鎖できますし、これはホームレス対策にもいいことです。

余談ですが、函館駅のホームレスを追い出すのは問題という発言も見ますが、ホームレスの対策はJRの仕事ではありません。駅が遅くまで開いているから駅にいるわけで、駅が閉まればそうでない場所に行くだけです。ホームレス対策のために駅を開くというのは大反対です。

カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 東北新幹線 北海道新幹線 夜行列車

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