北海道の交通関係

青森県の「東北新幹線」をちょっと体験してきた話「七戸十和田」篇

2016/01/31
新青森は比較的在来線から新幹線への乗り換えがスムーズ。とはいえ連絡改札は狭く結構な混雑です。これは新幹線特急券を用意していない人にここで売っているからなんだけど、改札前に指定席券売機1台あればよさそうな気もする。

今回私が利用したのは「北東北フリーきっぷ」で新幹線なら一ノ関以北、奥羽線なら院内以北、羽越線なら小砂川以北がフリーになる。要は青森、秋田、岩手の各県のJR線と青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道がフリーになる。が、特急券は別でありますので、新青森から七戸十和田までの特定立席特急券860円を購入。ちなみに新青森の有人改札は自動ドアで区切られたブースになっていてこれは駅員の環境もよかろう。少なくとも寒くはない。

新青森駅の駅自体は初体験だが、ここは後でも来るので新幹線ホームの視察。すでにホームの反応灯には「札幌」の文字があります。通過対応のホームドアもありますし、今は「始発駅」ですが「中間駅」感は結構ありますね。

さて、「はやぶさ8号」は東北新幹線のはやぶさ号では停車駅の多いタイプで、盛岡までの各駅に北上、一ノ関、古川まで止まるタイプ。実質的な始発列車なので人気が高いようで本日は満席になっているようです。とはいえ新青森出発時点では余裕。

全車指定席とはいえ特定特急券は空いてる席に座ってもいいといわれると、どこに座るか迷いますね。とかくすいていた1号車に乗車です。目指すはわずか15分の「七戸十和田」

実はE5系も恥ずかしながら初体験。JR東の新幹線は座席の背が直立で、適度にリクライニングを倒さないと快適ではありませんが、それでも背を倒せばなかなかいい座席です。ネックピローもJR北海道の最近の指定席座席のような可動式ですし、いい位置に合わせて倒せば快適。シートピッチも1040mmですから先ほどまでの「はまなす」の910mmに比較すれば一目瞭然の広さです。コンセントは短い時間ですがデジカメ電池を充電。これが後で結構役立つんですねぇ。

この区間は26kmもの八甲田トンネルでほとんど視界はないとはいえ、新幹線の速さ自体は実感できます。15分ほどの新幹線旅は本当にあっという間です。


七戸十和田駅は新幹線としては非常に小さい駅。ホームは上り下りの2本だけですし、階段、エスカレータ、エレベータの設備がとてもコンパクトにまとまっています。改札も1か所。橋上駅型で私鉄の郊外駅を思わせる作りです。
駅と「七戸町観光交流センター」が通路でつながっているので待ち合わせも問題ないし、駅前にはイオンと道の駅もあり、本当に「郊外駅」の感じですね。

駅前には多数の駐車場が用意され、それも足りなくなるのか駅近くには臨時駐車場と書かれた看板も。なにより驚いたのはこの駅から東京行きに乗車する数。先のはやぶさ8号も、この後に乗ったはやぶさ10号にもこの駅から各車両5人程度、軽く50人は乗車した計算です。この2本で100人近く。どれほどこの駅に「パークアンドライド」として使われているかがわかるというものです。夏季で685台の駐車場が週末を中心に満車になるのだそうです。

これは、逆に青い森鉄道としては沿線から八戸乗り換えでの新幹線利用が少ないということになり、さらに苦しい経営になるともいえそうです。これは想定内とはいえ、厳しいことですね。

とはいえこの七戸十和田が成功しているのは乗車人員の推移でもはっきりしています。1日当たり2010年475人2014年では714人です。これが東北新幹線そのものの利用客数の底上げにもつながっています。八戸-新青森の利用客数が1日当たり1万人を超えたことは喜ばしいことです。

七戸十和田駅の試みは今後作られる新幹線駅のモデルケースとして参考になると思います。道の駅やイオンのような施設と、バスやレンタカーへのスムーズなアクセス環境、そして地域の住民だけでなく広域から駅に集められる駐車場と道路アクセス。今までありそうでなかった駅の姿です。

ただ、イオンの立地はもう少し考えたほうが良かった部分で、駐車場の台数に関しては今の乗降客数が増えればもう足りません。七戸町はさらに駅駐車場を用意する必要があり、それは町としては痛し痒しな事業になります。

わずかな時間しか駅にはいなかったのですが、次のはやぶさ10号の時間が近づきました。先の8号でも乗車が多い印象でしたが、次から次へと駅に客が集まってきます。駐車場を利用する人、車で送ってもらう人、残念ながら2本ほどやってきた路線バスでの利用者は見かけませんでした。あっという間にホームはそれなりの人だかり。軽く50人はいるように見えます。私もその列に交じって次の駅八戸に向かいます。

カテゴリ: 北海道の交通関係 東北新幹線 北海道新幹線

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