北海道の交通関係

青森県の「東北新幹線」をちょっと体験してきた話「八戸」篇

2016/02/01

さて、七戸十和田を出たはやぶさ10号はわずか12分ほどで八戸へ。考えてみれば各駅停車でも30分とかからず青森から八戸に移動できるというのはやはり新幹線すごいと思います。

八戸はなかなか降りる機会のない駅ではあったのですが、通過自体は何度もって感じですかね。新幹線を降りますとドーム型の天井が迎えてくれます。途中駅になってから待避線自体はほぼ使わなくなっていますが、ホームの数に余分があるのはトラブル時にもいいですし、本当に将来的に新幹線が札幌へ向かう時にはこの駅の待避線はいろいろ使いでがあるとは思うのですがね。

ここも私と入れ替わりに多数の人が乗り込んで、はやぶさ10号は少なくとも6割程度の乗車率で東京へ向かいました。これは盛岡までの停車駅でほぼ満席になってしまうのでは?という数になりますね。

八戸駅の新幹線コンコースを見ますと、八戸開業時にあった乗り換え改札口がなくなってしまっています。在来線にはいったん改札を出て乗り換えることになります。新幹線から白鳥、スーパー白鳥へのダッシュ(当時はそう思うと乗り換え時間が結構シビアだった)は通路が狭くて結構大変だったイメージです。今は在来線コンコースも狭く、乗客もゆったりした感じであります。

八戸も利用客は増加しています。1日4400人から4773人ですから、現在のちょっと停車列車が多いかな?という感じも納得であります。その代わりこれらの駅の停車列車が多いと、北海道新幹線の所要時間にもかかわる話で、JR東日本としては増発するか、今のまま停車列車を北海道に乗り入れさせるのかの判断は難しいところでしょうね。

時間が少し遅くなった8時台ということで、駅はかなり客がおり、次々新幹線改札に吸い込まれます。08:48のはやぶさ62号の客のようで、少し遅めの出発ですら東京には午前中に着くわけで、土曜日ということもありますが「新幹線がある生活」というのが地元に根付いていることかわかります。

八戸は市街地は実際は本八戸方面なわけで、駅からは市街地へバスが10分おきに出ています。もちろんJR八戸線もありますが、本数がどうしても少なく、在来線利用に結びついていない感もありますね。あと先の七戸十和田と違い、どうしても市街地の八戸は駐車場が安くないというのがあります。ちなみに二戸駅は1日200円だそうで、新幹線の利用者の引っ張り合いというのはありそうですね。


さて、次は青森へ向かいますが、在来線「青い森鉄道」で向かいます。少し寂しい在来線改札口から入りますが、新幹線側とは異なり新幹線中間改札の跡地が真っ暗の状態で非常に寂しい感じになっています。
盛岡行きは客がかなり少なく見えましたので、県境に近いとはいえ、やはり県境を超える需要というのは少ないのかもしれません。
ほぼ同時刻に出る青森行きの快速は2両編成にざっと3割程度の乗客で出発。しかし、三沢、野辺地と大量に乗車。野辺地からは立ち客も出て、ワンマンの運転手さん大変そうです。アテンダントさんが乗っていたようなのですが、残念ながらお姿は拝見できず。青森近くなりますと乗車していた先頭車は身動きできないとまでいいませんが札沼線のラッシュ並み(笑)の混雑にはなっています。これは喜ばしいのか、それともという感じですね。前後の列車と1時間開いていますし、増発するにも増結するにもコストとの兼ね合いがありますので。
ちなみに車内のお客さんが結構フリー切符を使っているのも目にしています。この切符は2060円でコンビニ発券までしていますので使いやすく、しかも片道でもモトが取れる区間もあるはずで、かなりの割引です。八戸では切符を買う人に声をかけて売っていたようで、車内のおばさましきりに得したと喜んでおりました。これで利用が定着すればいいなと本当に思います。
列車は快調に飛ばしまくって混雑した状態で青森に到着しました。
青い森鉄道が「都市鉄道」として機能しているのを見られたのはよかったことだと思います。

ちなみに私の持つ北東北フリーきっぷはこの区間も利用可能なため、追加料金がかからないのは申し訳ないくらいです。キャラクターグッズの自販機が八戸にありましたので、応援の意味でいくつか購入しました。

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