北海道の交通関係 JR北海道 札幌市交通局 北海道新幹線 北海道新幹線工事箇所 サイトアクセス傾向 夕張鉄道 車両更新 新しい施策 自動運転 路線バス サイト更新情報 話せる券売機 日高線 高規格道路 花咲線 北広島球場輸送 夕張支線 並行在来線問題 廃線跡 留萌線 ダイヤ改正 地域交通 路線維持問題 輸送障害 読まなくていい日記 保存車両 人口減少 高速バス 札幌市電 バリアフリー 札沼線 室蘭線 高速道路 ICカード乗車券 徒歩 根室線 踏切 貨物線 えきねっと 鉄道高架化 新型コロナウイルス JR東日本 千歳線 自転車 深名線 列車位置情報 時刻表 北の大地の入場券 輪行 北の40記念入場券 空港民営化 観光列車 運行トラブル わがまちご当地入場券 人手不足 一日散歩 乗車促進運動 地方と札幌 航空 フォーラム 北海道鉄道活性化協議会 夕鉄バス 空港輸送 宗谷線 JR九州 石北線 夜行列車 認知症JR事故死関係 東北新幹線 青い森鉄道 バス業界 道南いさりび鉄道 JR西日本 ホームドア 新幹線 LCC 国鉄廃止路線のその後 バニラエア 免許返納 釧網線 金木犀
北海道の交通関係
東北新幹線「はやぶさ」の指定席販売の問題点
2016/04/04
北海道新幹線に空席があるのは何の不思議もないからいいんだけど、実際に空席だからと予約しようにも「満席」となることがあることに目を背けてはならないのだ。
「はやぶさ」と「はやて」は基本的に全席指定の列車だから満席になると乗れないと思うのが普通で、北海道新幹線がガラガラという言葉に踊らされていざ指定席を取ろうとすると満席と断られるという矛盾はかなりおきている。これの理由は簡単だ。新幹線は途中駅でも乗ることができるし降りることができるからだ。
たとえば新青森-新函館北斗は○となっている列車がある。
この列車に東京-新函館北斗を予約しても「満席」と断られるのは、東京-仙台や盛岡で満席になっているからだ。
ついでに、自由席車両が連結されていない盛岡-新函館北斗は「特定特急券(立席)」という車内の普通車空席に座れる券を発行するので、そもそも「指定席券」を買わなくても乗車できる。
つまりJRが言う予約率は列車の定員731名に対しての率だが、乗車数とイコールにならないことを踏まえなければならない。
とはいえ、先の東北新幹線区間で満席になっている便はJR北海道には何の恩恵もない訳なので、避けたいところである。「はやて」時代に東京-盛岡の指定席に発券制限をしていたはずで、現在もそれが行われていることは想像はできるのだが、その数がどの程度かは公表されていないのでわからない。
「はやぶさ」に関しては東北新幹線区間においても「特定特急券(立席)」以外にも少々雑に思われるきっぷのルールがある。
・仙台-盛岡で途中停車駅のある列車は前後にはみ出さなければこの区間を自由席特急券で利用でき空席に着席できる
・満席列車には「立席特急券」が発行され、席に座ることはできない(これは特定特急券とは異なり、形としては席に座れない)
つまり、仙台以北の列車本数を考えると乗車機会が減るので様々な昔ながらの制度の焼き直しで乗せているという不思議なものなのだ。立席は寝台特急の末端区間などで過去によく利用されていた形態で。末端部の客が少ない区間に利用させるという理念は一緒だが、当時ですら上り側は「指定席」で実際に寝台客がその席を使うまでに確実に指定客を下ろすようになっている。しかも好きな席に座らせてはいなかった。
こんな制度なら仙台以北は「自由席」でもいいはずで、東海道新幹線が「のぞみ」に自由席を設置し「ひかり」「こだま」と同額にしてるように、仙台以北に停車駅のある列車と盛岡以北には自由席を付けてくれる方がよっぽど不安なく利用できる。東京-仙台なり盛岡は全車指定席でかまわないし、上り列車に関しては立席利用者は1,2、3号車等と指定して、その車両は基本的に盛岡以南の指定席を発行すればいいはずだ。
現状の特定特急券(立席)にしても、特に上り列車はこの席の利用客がいるのではないかと不安だし、そもそも途中駅から乗車の人にとっても、自分の席に他人が座っているのは気持ちの良いものではない。それを回避するにもそろそろこのあたりの不便さの解消は必要だ。
大事なのは北海道新幹線の直通旅客はちゃんと指定席が取れること。そして、盛岡や仙台の利用者も(席はないかもしれないが)利用できること。決して先に短距離利用客が席をせしめるべきではないのだ。東京新函館北斗の830km中仙台までのわずか320kmで席を使われ、その先は空席というのは非効率すぎる。
これは札幌開業後はもっと顕著に表れるはずだ。札幌-新函館北斗もそれなりの利用客が見込めるため、1本の列車がいくつもの需要を乗せて走る。指定席管理にはもっと細かい配慮が必要で、それがなければ先の例では700km以上が空席で走ることになりかねないし、もう「特定(立席)」なんて制度を使うことは許されない。
ところで、諸先輩方に教えていただきたいのだが、
東京-仙台が満席、仙台-新函館北斗が空席有りの「はやぶさ」号で
1・東京-盛岡に自由席特急券で他の「やまびこ」等に乗車し、盛岡-新函館北斗に特定特急券を発行するとき、特急券は通算されるか。(2列車で移動する)
2・同様に東京-盛岡に立席特急券を、盛岡-新函館北斗に特定特急券(立席)を発行する場合特急券は通算されるか。(1列車で移動する)
3・東京-新函館北斗に立席特急券を発行された場合、少なくとも盛岡-新函館北斗で空いている指定席に着席可能か。(1列車で移動する)
1についてはできるはずだが、結構な手間なはずで駅員氏の手を煩わすのは目に見えている。しかし、ルール的にはこれが一番確実な話しだ。
2については1列車であることだから、本来はできないと考えるのが自然だと思う。ただ、盛岡以北が「指定席」ならば発券できるんだろうか?
3については発行できるが、仙台まではともかく以北も席があるのに立ちっぱなしは変な話しだが、多分券面は「着席できません」だろう。
これは東京方が満席で北海道新幹線の指定席が購入できないときにどうすればいいかという話し。これを確実にしておくことで、北海道新幹線の「裏技的利用方」と言えるような気がする。