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北海道の交通関係
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とあるコメントにしようかと思ったけど、長文なんで日記にしてみる。
2016/08/24
JR九州の稼ぎ頭は不動産事業であって、その副業で鉄道の赤字を全て埋めているから経営安定基金の運用益を全て観光列車などの資源に入れることができます。
JR北海道の鉄道赤字額は九州の約3倍で、副業による収入は1/3です。これでは観光列車への投資はできません。
副業を批判していたのは道新をはじめとするマスコミ各社ですし、そのマスコミと結託して経営批判を続ける労働組合のためにJR北海道が観光列車すら作れなかったという見方もできます。
北海道が90年代にリゾート車を連発した頃九州は経営体力を上げるための努力をしていました。もちろん観光列車などほとんど作っていなかったのはご承知の通りかと思います。しかし、あの頃に相当な経営基盤強化を行っていたからこそ今があります。また、貨物の走る区間を切り離して新幹線を先に作れたことも経営に寄与しています。
北海道は元々列車利用客が少ないことから先に列車の魅力を上げる投資を行いましたが、それは一部のマニアにはウケただけで、一般利用は結局特急の速度アップなどの方が意味があったわけです。90年代にもう少し副業に取り組み、廃止を含んだ輸送改善に地道に取り組んでいればと悔やまれるところです。特に石北線は90年代から一切手が入っていないことを考えると、もう少し改善の余地があるだけに残念ではあります。
北海道新幹線については700億程度の収入しかない中鉄道事業で100億以上が積み増され、赤字額の大きい江差線を分離できるので、この短い区間ですら北海道新幹線自体でJR北海道の赤字は増えません。むしろ実質的な上下分離で固定資産を計上しないだけ赤字は減ります。貨物会社からの収入(これは決算書上鉄道営業収入にはならない)を加えると実質的にはほぼ赤字は発生しないと思われます。
札幌延伸時に赤字額の大きい函館線を分離できますので、決算上北海道新幹線はどのようになってもJR北海道としては収支改善になります。JR九州も新幹線事業自体は赤字であっても収支改善効果が大きいんです。
はっきり言ってしまえば余裕が無い以上JR北海道に観光列車は不要ですし、それ自体は全く経営に寄与しません。九州も上場する以上株主利益が出ない鉄道事業には厳しい目が注がれますので、不動産事業の如何によっては当然赤字線の廃止問題は出ますし、観光列車の見直しも行われると思います。そもそも新製した観光列車が少ないことがそれを物語っています。
90年代JR北海道は身の丈に合わないリゾート車を新製しました。それでもあの時期に新製しているからまだ現在観光列車が一部でも運行できているのです。
批判は簡単ですが、決算書から見ると九州が必ずしもいいとは言い切れないと思います。少なくとも端でマニアが見る姿より、JR九州も経営陣の危機感は大きいと思われます。