北海道の交通関係

路線バスの将来はかなり壊滅的

2016/09/26

路線バスの減便廃止は田舎の話しとタカをくくっていると、いつの日か目の前のバス停も無くなってしまうかも?と思うほど酷い状況があります。

札幌市内のバスにおける平成27年度の補助金案件は全134系統で6億4891万円の補助金で運営されています。
http://www.city.sapporo.jp/sogokotsu/index/documents/ijikeikaku_h27.pdf
これはあくまで札幌市単独補助です。長距離便の一部は道、国の補助が入っているものがありますが、これは別枠です。北海道全体でバス補助金は約35億円使われています。

しかし、その事実が本当に市民が知っているのかは疑問な部分です。バスを利用する市民は一握りで、その人達が安い運賃でバスを利用して、多くの市民の税金でバスを維持する理由はなにかというのはちゃんと勉強しておく必要があります。
http://mm-education.jp/pdf/tebiki12.pdf
たとえば小学校で教えている公共交通学習の一つです。

しかし、これとていつまでも増え続ける補助金に耐えられるわけもなく、利用の少ない路線からバスもなくなっていくことは致し方ないでしょう。北海道の場合まだ単一都道府県内で完結するだけにマシな部分がありますが、既に幹線系統のバスですらろくに繋がっていないという事実もあるわけです。

路線バスの旅で北海道を旅しようとしても「高速道」を使っていないだけで都市間路線を使わない限りろくに経路を繋ぐことはできません。
第20弾でも特急釧北号やら特急ねむろ号なんかを使っていますが、これは本来の意味する「路線バスの旅」での利用は疑問です。しかし、これらを使わないでゴールするのは難しかったでしょうし、季節運行のウトロ-羅臼路線を使わなければ経路は繋がらず、その場合先にゴール地に行くことになるから想定していなかったでしょう。また、バスの空白地帯は当然歩けるような距離ではありません。

札幌市内という人口希薄ですらないような路線ですら年間2000万円赤字出す路線があるわけで、(最悪路線は中央バスの西48新川発寒線ですが、地下鉄琴似駅-発寒駅付近-国際情報高校-新川営業所という比較的まともな経路の路線です)バスの利用低迷が続いていることを伺わせます。

結局はバスの利用をする人が比較的人口の多い地域であってもクルマを運転しない世代に偏っている事実があります。高齢者は割引運賃で乗車でき、通学生も定期券は割引です。まともな運賃で乗る客があまりにも少ないわけです。

札幌市内では都心ですら自動車通勤を認める会社がある以上仕方の無い部分もありますし、地下鉄やJRからバスへの乗り継ぎを嫌う層は非常に多くいます。それらの人をバスに戻すことは難しい以上これからもバス利用者は減り続けることになりそうです。

なお、札幌市内近郊に関してはJRも地下鉄も利用客を延ばしている事実があります。逆に渋滞で時間の読めない都心部へのバス乗り入れを少なくする方法に移行する方がいいとは思うのですが、これまた、バスの利用が多いのも鉄道並行の幹線路線だったりするのが皮肉なところです。

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