北海道の交通関係

旧湧網線をどうにかバスで旅する方法を考える

2016/08/30

さて、旧国鉄の廃止代替バス路線が休廃止に追い込まれる例があるわけで、先日はバス廃止を免れつつもいつまで残るか怪しい天北線転換バスに乗車してきたわけですが、一足先に転換バスがまるで廃止になった路線があります。それが湧網線です。

湧網線は網走と旧名寄線中湧別を結んだ路線でサロマ湖を車窓に見ながら乗ることができた路線であります。残念ながらこの地域の路線は全く乗ることができていませんで、そうこうしているうちに代替バスまでも廃止になってしまったという路線です。

2010年を最後に網走バスが運行していた代替バスは運行を休止、網走-常呂を網走バスが7往復運行します。
ここからが問題。
常呂-サロマ湖入口(浜佐呂間付近)を北見市営バス(旧常呂町)が3往復運行します。
浜佐呂間-佐呂間-浜床丹は「佐呂間ふれあいバス」が4往復運行しています。
しかし、基本的に通学するためのバスですので運行時間は早朝と午後だけ。接続は全く考慮されていません。
そして毛呂地-中湧別を湧別町営バスが運行しています。

このため線路をトレースするのはかなり厳しいわけです。

網走側から出ますと
・平日のみ対応
網走駅前 06:35(網走バス土休日運休)
常呂タ 07:20
常呂タ 07:25(北見市営バス)
サロマ湖入口 7:45
徒歩(約2km)
浜佐呂間 13:49(佐呂間ふれあいバス浜佐呂間線月-金)
佐呂間タ 14:29
佐呂間タ 15:35(佐呂間ふれあいバス若里・トカロチ浜線)
井田宅前 16:10(自由乗降なので国道交点まで乗車)
徒歩(約2km)
計呂地3号線 18:04(湧別町営バス計呂地・中湧別線)平日は16:35芭露行きもある
中湧別 18:40
遠軽行き、紋別行き両方に接続有り

土曜日ですと、網走バスが1便遅くなり、北見市営バスも1便遅くなるとサロマ湖入口にはいかず栄浦止まりのため、歩く距離は6km以上になります。佐呂間ふれあいバス浜佐呂間線が約1時間10分早くなります。
網走駅前 07:20(網走バス)
常呂タ 08:10
常呂タ 08:35(北見市営バス)
栄浦 08:50
徒歩(約6km)
浜佐呂間 12:32(佐呂間ふれあいバス浜佐呂間線土)
佐呂間タ 13:12
以下同じ

日曜日は佐呂間ふれあいバス全便運休のためこの乗り継ぎは不可能です。祝日と土曜日が重なる場合は土曜ダイヤで運行となります。

中湧別側から出ますと
・平日のみ対応
中湧別 12:20
計呂地3号線 12:52
徒歩(約2km)
井田宅前 13:55(佐呂間ふれあいバス若里・トカロチ浜線月-金)
佐呂間ターミナル14:18
佐呂間ターミナル15:43(佐呂間ふれあいバス浜佐呂間線)
浜佐呂間 16:14
徒歩(約6km)
サロマ湖栄浦17:10 20:05(網走バス)
網走駅前18:12 21:07

土曜日は中湧別を1便早く出なければならないので
中湧別 09:05
計呂地3号線 09:37
徒歩(約2km)
井田宅前 12:38(佐呂間ふれあいバス若里・トカロチ浜線土)
佐呂間ターミナル13:01
以下上記と同じ
となります。

日曜日は同様に接続できません。


まぁ、妄想で実際にやっていないので、なんともいえませんが、現時点で佐呂間町の各所は公共交通機関でのアクセスが最も難しい地域の一つといえるかもしれませんね。佐呂間ふれあいバスの町外線は曜日限定であり、基本的に通院を意識した便のため一般利用の難しい便となります。

ちなみに佐呂間町への毎日運行の定期バスは札幌発着の都市間高速バス「イーグルライナー」のみで、札幌発は夜行便となります。岩佐着は3時30分、岩佐発札幌行きは12:25です。岩佐と佐呂間ターミナルの間に接続は考慮されていませんので、ここからの佐呂間市街地へのアクセスも非常に難があります。

サロマ湖は魅了される観光地ですが、レンタカー利用などを行わない限りアクセスできないのは、地元はそれでいいのかもしれませんが、観光を考えると辛いことですね。

ちなみに、これ、私試してないんで本当に乗り継げるかはわからないですからね。
試された結果うまく乗り継げなかったらご容赦ください。

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