北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1

2017/08/03
JR北海道の「わがまちご当地入場券」という企画。その町を訪れて、その地域でしか購入できない「入場券」を入手するという単純でありながら奥深い企画だなと思うのであります。

「わがまちご当地入場券」については過去日記 「JR北海道わがまちご当地入場券を応援したい」
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=815

や公式サイト
http://www.jrhokkaido.co.jp/gotochi/

を参照していただきたいですが、101駅での発売が予定されており、7月20日から81駅で発売されています。(8月4日から10駅追加)

北海道在住で、JR北海道の路線には過去全て乗ったことはあるとはいえ、全ての駅に降り立ったわけでもありませんので、この「わがまちご当地入場券」は改めて「その土地」へ行くことができるきっかけとなります。ぜひ、企画に乗っかって廻ってみたいなと思いますね。

そんなことで、月が変わった8月2日にその収集のためだけの旅行第1弾を敢行して参りました。今回の旅行ではある程度行き慣れた地域ですが、この「わがまちご当地入場券」の購入が平日の限られた時間しか行えない、比較的入手難易度の高い駅を先に廻ってしまおうという観点から行いました。そのため水曜日という週の真ん中、そして8月上旬という臨時列車運行されている日を選んだわけです。なお、使用した切符は青春18きっぷで普通列車、快速列車は全線利用可能です。


●意外と混雑する「ラッシュと反対向き」電車

出発は札幌駅を6:41に発車する滝川行き2123Mです。この列車は札幌まで6両でやってきて、前3両が滝川行、後ろ3両が札幌で切り離されて、このあと7:00に発車する2125Mとなります。結局6両とも滝川に行くわけですね。
札幌発車時点では軽く座席が埋まるほどで、私も2人掛けの席を相席してる状態。これが各駅停車するたびに次々客が乗ってきます。旅行者らしい方は少なく日常的な利用者が多いように見え、野幌を発車する頃には立客まで現れます。正直札幌から離れる早朝の列車で立客まで出るとは予想外でした。岩見沢でかなり降りましたが、それでもまだ乗ってくる方はいますし、学生の少ない時期でも「通勤」に一定の利用があるのは喜ばしいことです。

●奈井江駅(奈井江町)

今回の旅で最初に選んだ駅が奈井江です。2016年まで直営駅(業務委託駅)でみどりの窓口がありましたが、現在は簡易委託駅として地元企業(富士工業)が請け負っており、土曜・日曜・祝日は窓口を営業していません。そのため平日しかご当地入場券も購入できないわけです。営業時間は6:30-10:30・15:40-18:10です。
この駅が簡易委託になったのは2度目で、国鉄末期に直営駅から委託駅になり、JR化後にみどりの窓口設置が行われました。つまり、JR化後の積極的な営業施策のモデルになったわけです。しかし、利用者は減少し奈井江商業高校の生徒利用は見込めるとはいえ駅員配置できないという結論になったわけですね。
奈井江町は人口5600人。90年代でも8000人程度はいましたので、ここ数年で大きく人口を減らしています。平成の大合併でも単独町維持を貫いたものの、今後を考えると厳しいものがあります。
交通面では浦臼町営バスが乗り入れてきます。札沼線の浦臼よりも本数が多いこともありますし、高校通学の面でも必要な足です。また、岩見沢・美唄・砂川、滝川方面への中央バスも駅前より出ていますが、それほど本数は多くありません。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
無事に「わがまちご当地入場券」を購入。表面は789系ライラックの写真、裏面はにわ山森林自然公園の桜と、特産の米です。なお、この駅では近距離切符を常備軟券で売っていますので、砂川までの1枚だけ購入しました。

奈井江駅のホームは車両との段差が大きい低いホームが未だ残っているのも珍しいです。多くの駅が80年代頃までに改善されていますが、この駅でここまで低いホームが残ってるとは思いませんでした。約20分後に発車する2125Mでこの駅を後にします。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1

●滝川駅(滝川市)

大きな駅はいつでも買えるという気楽さがありますが、少々乗り換え時間がありますのでここも購入しておきます。駅窓口の営業時間は5:20-23:30で年中無休ですのでいつでも購入できます。当駅の「わがまちご当地入場券」図柄は表面が根室線のキハ40(朱色)、裏面が菜の花、たきかわ紙袋ランターンフェスティバル、グライダー、ジンギスカンです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
滝川市は人口41,000人。空知地方の中核都市です。90年代でも5万人のイメージでしたので、やはり大きく人口が減少しています。JRの減便も批判されますが、札幌への中央バスの高速便も大きく本数を減らしています。駅前の西友の入っていた再開発ビルは今は廃墟のような佇まい。滝川の凋落が周辺市からのバスや鉄道の利用客にも影響するわけで、厳しいところです。
駅前ロータリーの再開発はほぼ終わっており、既存バスターミナルを分裂させるのか懸念していた「バス乗り場」は結局タクシー乗り場として使っているようです。

ここからは8月6日までしか運行しない臨時特急フラノラベンダーエクスプレス1号に乗車します。この列車が運行しており、なおかつ平日というこのタイミングだけの乗り継ぎです。青春18きっぷでは乗れないので、乗車券と特急券は事前購入済です。(運賃540円自由席特急料金620円)
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●臨時特急フラノラベンダーエクスプレス1号

旭山動物園号車両での運行です。現在は動物園号の任を解かれて、近々廃車になるようで、最後のご奉公という感じでしょうか。5両のフル編成で1号車はフリースペース。2号車3号車が自由席、4号車5号車が指定席です。何より車内も車外も「動物園号専用車」ですので楽しくなります。まぁ、富良野とは特に関係ないんですけどね。
乗車率は60%近くあり、大きな荷物を持った外国人観光客が目立ちます。一部の座席を荷物置き場にしていますし、デッキや通路にもいくつもキャリーバッグが並びます。
短い時間ですが最後になるだろう旭山動物園号を見届けます。何の変哲も無い特急車両の内外装に現在のラッピング技術で貼り付けるだけで新しい観光列車ができるわけで、こういう車両ならもっと走らせられるし、各自治体等も協力しやすいものと思うんですが、どうなんでしょうね。
現在本家の旭山動物園号には特急ライラックの789系電車に写真撮影座席を設置した「ライラック旭山動物園号」となって運行中です。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
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●芦別駅(芦別市)

2016年まで直営駅(業務委託駅)でみどりの窓口がありましたが、現在は簡易委託駅として芦別市が請け負っており、土曜・日曜・祝日は窓口を営業していません。そのため平日しかご当地入場券も購入できないわけです。営業時間は6:45-15:00です。
駅舎はかなり古いものですが手入れはされていますので、懐かしい雰囲気で好きな駅です。ホームはJR化後に改修されたはずでかなり広く取られています。
芦別市は人口15000人。90年代でも2万5千人程度はいましたので、やはりここ数年で大きく人口を減らしています。石炭の町から観光の町への転換がうまく行かなかったのは夕張と同様です。以前は芦別への観光列車があった時期もあるのです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
芦別-赤平-滝川は中央バスが走り、比較的便数もありますが、富良野方面は高速ふらの号のみで、この区間のみの乗車も対応しています。(東滝川-芦別相互間は利用不可)本数は少ないながらも旭川への便もあります。
なお、芦別駅前は町委託の旧中央バス市内線代替「キラキラバス」が発着、駅前を少し歩いた「芦別」バス停から中央バスが発着となります。交通に関してはあまり便利という印象はありません。

この駅でも無事に「わがまちご当地入場券」を購入。根室線のキハ40(朱色)写真、裏面はスターライトホテル、ラーメン、星空、旭ヶ丘公園サル山です。なお、この駅では近距離切符を常備軟券で売っていますので、赤平までの1枚だけ購入しました。また、この時期だけは常備軟券で当駅発の特急券を発券いただけるので富良野までの自由席特急券も購入しています。あと、指定席特急券の常備軟券もあるようですが、さすがにそこまでは職員さんの手間なので遠慮しました。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1

●滝川行き3426D

さて、滝川への帰りに乗った快速列車3426Dですが、1両の車内に座席が半分埋まる状態で到着。芦別からの乗車も10人以上いて立ち客まで出る盛況でした。観光シーズンであり外国人観光客も多い時期とはいえ、通勤通学の関係ない午前の列車にこれだけ乗っているのは心強いものです。
その後茂尻、赤平でも乗車があり、最終的には60人以上は乗っていた感じです。(もちろん多いとは言わないが、地方路線でこれだけ乗るのは素敵なこと)
これを見ると観光シーズン中だけでも滝川-富良野は増便できないかと思う部分です。


●特急カムイ9号

滝川からはこれまた特急利用です。1時間半前にフラノラベンダーエクスプレスに乗ったホームにいるのは不思議な気持ちですが、まぁ、非効率なのは鉄道を使った収集を目指す以上致し方ありません。もちろんこの列車も青春18きっぷでは乗れないので、乗車券と特急券は事前購入済です。(運賃450円自由席特急料金310円)
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●深川駅(深川市)


ここも乗り換え時間を活かして購入しておきます。駅窓口の営業時間は5:30-00:10年中無休ですのでいつでも購入できます。当駅の「わがまちご当地入場券」図柄は表面が789系カムイ、裏面が米と水田風景です。
深川市は人口21,000人。90年代でも3万人のイメージでしたので、やはり大きく人口が減少しています。元々バスの利便があまりよくなく特急利用の多い駅でした。駅前に入るバスは深名線転換バスのみで、沿岸バスや空知中央バスの乗り場は少し離れた道道になります。
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
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「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
「わがまちご当地入場券」収集旅第1回-1
ここからは留萌線に乗ります。

次回はこちら
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カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 わがまちご当地入場券 一日散歩

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