北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」収集旅第4回-2

2017/09/14
前回はこちら
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=822

●赤平駅(赤平市)

8月に実施したときは芦別は訪問し当駅は訪問できなかったので、今回訪問することにします。赤平駅は1999年に「赤平市交流センターみらい」として建て替えられました。公共施設としての側面は強いものの駅としてこれほどの高層建築は北海道では例がありません。
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駅としては昨年業務委託駅から簡易委託駅となり、みどりの窓口も閉鎖となりました。現在近距離きっぷを扱う窓口営業時間は平日の7:00-14:30となっています。
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なお、ご当地入場券は窓口営業時間中でも8:30-14:30、それ以降は時間外も交流センターの窓口で発売します。平日14:30-17:00、土曜休日8:30-17:00となります。
表面は東滝川-赤平の朱色キハ40、裏面はズリ山階段です。この旧赤間炭鉱ズリ山階段ですが駅裏にあり、777段の階段で展望できる場所があるようです。

赤平の人口は1万1千人を割り込みました。1987年の人口が2万2千人でしたので半分になったということになります。もちろんそれが鉄道利用客の減少に繋がります。この沿線人口がこれほど減っているのに同じだけの本数は維持できないわけです。
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●滝川行き中央バス

中央バスは滝川-芦別にバスを頻発運転していました。当時運炭輸送のために増発の難しかった根室線の補完もありますし、実際に住民も運行本数の多いバスへの信頼があったわけです。また、ふらの号ができる前から芦別から札幌への直行特急バスも運行されていた実績があります。
現在では高速ふらの号と減ったとはいえそれでも30分から1時間おきという頻度で動くバスが市民の足となっています。
先日訪問した芦別では駅からバス停が離れていましたが、赤平市はバスターミナル廃止時に駅前に交通ターミナルを設置しました。交流施設に交通接続点を作るという施策は非常に理にかなった方法です。

バスはほぼ定刻にやってきて、車内は10人ほど。定期代の関係で学生は鉄道を使う例が多いのですが、この便では高齢者の姿を多く見かけます。
東滝川で父親と子供が乗車。お父さんは30年ぶりにバスに乗ったと子供に話しています。地元が交通機関を捨てている政策は仕方が無いのですが、そのしわ寄せを事業者に求めるのは正しいとは思えない部分です。

中央バスは小樽本社ですが、戦時統合で各地のバス会社が合併した経緯があります。さすがに今では関係ないと思いつつやはり小樽、札幌、空知と大きく運転手の気質やサービスレベルが異なります。
この便の運転手さんは非常に運転が乱暴であり、最初からスムーズな運転をしようという意識が無い(技量が足りないとは思いたくないが)のはどうかと思います。昨年もこの路線ではどうかと思う運転手さんに出会っていますので、これは空知事業部(空知統轄事務所)根本の問題では無いかと思う部分です。なお、中央バスの空知事業部は現在札幌事業部の下部組織になっていますが、営業所は空知中央バスへ委託しており、運転手の所属もあくまで空知中央バスであり、中央バス本体とは待遇、教育面で差がある可能性はあります。

過去の経緯から非常に多くの路線を持つ中央バスですが、現実的に空知地方の各路線は路線維持すら難しい状況に陥っています。それはJR北海道問題とそれほど変わらない部分です。事業者の責任を声高に叫ぶのはその問題点を霞ませます。正しい知識があれば交通事業の問題は理解でき、それを改善する方法もまた見えてくるものです。

なお、赤平-滝川のバス運賃は440円、JRは260円と大きく乖離します。


●旭川行き2329M

さて、滝川からは先日ご当地入場券が発売開始になった妹背牛に向かいます。わずか2駅ではありますが16km近くあり、特急が停車しないだけに訪問のしずらい駅の一つです。
3両編成に20人ほど乗せた列車は進みます。3両目に一人乗車し、車掌さんにきっぷを見せております。当然のように下車は私しかいませんし誰も乗りません。
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●妹背牛駅(妹背牛町)

この駅に降りた記憶は全くありませんが、札幌から275号線経由で移動すると深川方面に行く時に通るので、街としては通った記憶があるという印象です。
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妹背牛町は農業の街、石狩川と雨竜川に挿まれたこの流域は米作りの盛んな地域で、旧札沼線沿線の雨竜町や北竜町などとも交流があるのはバスの路線などでもわかります。留萌線沿線の秩父別町への町営バスがありましたが廃止されています。
人口は2500人を下回った程度、1987年には4000人近くの人口がありました。
駅は例によって80年代中頃までに無人化され、その後は駅前商店で簡易委託、その後無人化という経緯を辿っています。簡素な駅ではありますが比較的綺麗に維持されていますし、駅前には町が設置したトイレもあります。
駅内に北海道日本ハムファイターズのマスコットB☆Bの人形が置かれてるのが少しびっくりしましたが、駅前に行きます。
ご当地入場券は駅前の田中商店で発売、営業時間は6:00-20:00と長く元旦以外休まないようです。表面は妹背牛-深川の785系特急、裏面は妹背牛温泉ペペルです。

商店の女将さんと話しますと、車に乗って何十枚も買う方や本州から見えたという方もおられるとのことですが、聞いた限り列車で来た人は初めてとのこと。時間があると申しますと妹背牛温泉ペペルの入浴券を勧められました。これ台紙に入った硬券で、ちゃんと使用後は戻して貰えるとの話なので購入。500円。その間にも車で来られた入場券購入者がおられました。


●妹背牛神社と妹背牛温泉ペペル

これまで入場券購入でなかなか時間を作って街を見ることができなかったんですが、前回の遠軽に続き1時間半ほどの時間がありましたので町を散策します。またよさげな雰囲気の妹背牛神社に参拝。
ちなみにあくまで一般的にですが、駅と神社、役場などの位置関係というのはその街の起こりだったりがわかるわけで、そういう関連で歩くのは楽しいことです。
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妹背牛温泉ペペルは1993年開業。一時期流行った町営温泉施設の一つで休日とあって車がたくさん。当然列車で来た人はいないはずです。
フロントで早速券を出そうとしたのですが、なにやら職員と客が揉めている。この温泉70歳以上は300円になるという割引制度があるのですが、年齢を確認できる証明書を持っていない客が「見た目で割引しろ」「おまえらには誠意が無い」「カネの話じゃ無いんだ気分が悪い」などと暴言ぶってるわけです。全く話にならないのですが、その客、従業員の名前を聞いてクレーム入れる気満々で帰って行ったようですが、職員対応に問題ありませんし、このような輩を見る方がよほど気分の悪いことです。妹背牛町はこのような輩の話を真に受けて職員を処分することの無いように求めるとともに、客は選んだ方が良いとも思うわけです。
温泉自体は露天風呂と内湯が1つで比較的ぬるめで長く浸かっていられるいい温泉です。掛け流しで贅沢なお湯って感じがいたします。また、飲泉が蛇口では無く公園の水飲み場のような常時出しっ放しというのも面白い。湯量が豊富なんだと感じさせます。

温泉を堪能して駅まで歩きますが、さすがに少々寂れた感じの街ではあります。しかしながら公共施設の整備は行われていますので住みやすい街なのではと思うところです。


●岩見沢行き2336M-手稲行き3238M区間快速

夕方4時半も廻りますと少し日が傾いてきました。あとは帰宅だけです。妹背牛駅にはどこからやってきたのか外国人らしいにぎやかな集団がいます。これを避けた車両に乗ると、今度はなぜか滝川から声の大きな酔っ払いの集団が乗車、また車両を移動します。いろんな人が乗る公共交通ですが、マナーを感じさせるわけですね。
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そういえばちゃんと721系のF5001に座って乗ったの始めてかもしれません。通勤時はたまに現れますが、なかなかこの特徴的なモハ車に乗らないんですよね。
接続の区間快速もうつらうつら、この電車で眠るのが好きなのです。


今回は5駅の収集ができました。以前購入した札幌駅も含めて28駅を買えたことになります。残りは73駅です。ここで一旦空知、上川地区の収集を終了。いくつか残してきた心残りはありますが、焦って集めるものでも無いですしね。ただ、中富良野町のような不誠実な発売対応は今後も似たような例はありそうだなと思っています。報道では「好調」とされるご当地入場券ですが、JR駅で発売できない駅は地元の協力あってこそですので、その地元が適切な情報を出さないようでは収集することもできませんし、街に良い印象も与えられないでしょう。もちろんこんな収集する客など町の相手する客では無いという観点もありましょうが。

追記

9月13日にJR北海道より一部駅のご当地入場券をセイコーマート店舗で行う旨の案内がなされました。今回訪問して購入できなかった中富良野も含め、いくつかの休日購入不可駅や窓口閉鎖の早い駅について、セイコーマート店舗での販売がされることは素直に喜ばしいことです。最新情報をご確認ください。

次回はこちら
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カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 わがまちご当地入場券 一日散歩

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