北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」収集旅第7回

2018/02/11
JR北海道の「わがまちご当地入場券」という企画。その町を訪れて、その地域でしか購入できない「入場券」を入手するという単純でありながら奥深い企画だなと思うのであります。

「わがまちご当地入場券」については過去日記 「JR北海道わがまちご当地入場券を応援したい」
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=815

または公式サイト
http://www.jrhokkaido.co.jp/gotochi/
を参照ください。全101駅で発売されています。

現在までのご当地入場券収集完了駅は
北海道新幹線(0/2)
函館線(8/25) 熱郛(暫定)・札幌・美唄・奈井江・砂川・滝川・妹背牛・深川・旭川
根室線(3/17) 赤平・芦別・富良野
千歳線(0/3)
室蘭線(6/10) 小幌・洞爺・伊達紋別・登別・白老・苫小牧・栗山(暫定)
石勝線(1/2) 夕張
富良野線(2/3) 上富良野・美瑛
留萌線(3/3全駅完了) 秩父別・石狩沼田・留萌
宗谷線(3/11) 比布・塩狩・剣淵
石北線(5/8) 愛別・遠軽・北見・美幌・女満別
釧網線(0/6)
札沼線(4/4全駅完了) 石狩当別・豊ケ岡・浦臼・新十津川
日高線(3/7) 鵡川・新冠・静内
(暫定はJR利用で購入していないため、購入箇所に鉄道で降りた時に購入扱いとする)
以上38駅、残り61駅(暫定2駅除く)です。

過去の収集の様子をを以下に記載しております。
1回目
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=816
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=817
2回目
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=818
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=819
3回目
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=820
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=821
4回目
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=822
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=823
また、日高、夕張への訪問時も購入しています
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=824
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=826
6回目
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=831

-----ここまでテンプレート-----

前回の収集旅は昨年10月でしたから、どれだけ時間をあけたんだという話なんですが、どうしても年末忙しくなったり、雪の関係で出にくくなるということもございますし、残念ながらJR北海道には冬季に使いやすい企画乗車券がないのもあります。とはいえ、そろそろ収集復活しないと2年で全駅集めたいというのが難しくなりますからね。

さて、今回は雪まつり、雪あかりの路の開催中で混み合ってるとは思いますが、残してあった小樽駅、そして函館本線「山線」区間の札幌方を訪問してみようかと思います。


●とはいえ最初は小樽築港

ちょっと用事があったので、小樽築港に一旦下車してからのスタート。小樽築港駅は再開発で大規模ショッピングセンターと連絡通路で繋がっています。このショッピングセンター。ホテルや映画館も併設されて大規模な駐車場もありますので、今日のような日はここに車を停めて観光するのもいいかもしれません。鉄道利用も快速列車も含めた全列車が停車する小樽築港駅が最寄りで使いやすい駅です。
小樽築港は機関区があった過去もありますし、今でも長万部-小樽の除雪列車はここを起点にしているはずです。側線にはDE15が出番を待っています。このDE15は定期運用なはずで、夜に長万部を一往復するはずです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第7回


●小樽駅(小樽市)

さて、11:30の区間快速で小樽へ向かいます。3両の車内はかなり混雑しています。小樽駅に着きますと一斉に階段に向かう人波。私はしばらくホームに佇むことにします。
同じ列車に乗っていたウエディング姿の新郎新婦がホームで撮影しています。韓国からの方ではないかと思いますが、ホームの白線をはみ出しての撮影は少々怖い。ホームに駅員氏はいませんし、アナウンスで注意喚起しているのも日本語だけです。昨今は朝里駅で線路に立ち入り記念撮影する外国人観光客にJRが警備員を配置する状態になってしまう状態です。JR側だけの問題ではなく、観光客を誘致する小樽市、北海道も含めて対応の検討をしたほうがいい。事故が起きてからJRを責めても無意味な話です。観光客が快適に観光を楽しむことができるようにするのはJRだけの問題ではないのです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第7回
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さて、列車が到着するたび大混雑の小樽駅ですが、意外と窓口は空いていまして無事にご当地入場券を購入。番号は5000番代の後半で観光地だけに枚数が出ていますね。ご当地入場券表面は小樽築港-朝里のキハ201写真、裏面は小樽運河です。小樽駅の窓口営業時間は5:30-22:45でだいたいいつでもご当地入場券が購入できます。

小樽市は人口は約12万人。昨年12万人をついに割ってしまい、高齢化比率も高くなっています。1980年代には17万人程度はあり、60年代には20万人を数えていますが下げ止まりが見えません。江別に人口を抜かれており札幌圏で明暗が分かれる格好になっています。とはいえ観光客数は年間400万人を集め、特にインバウンド観光客が伸びている現状があります。
JR北海道の鉄道路線は函館本線1路線ですが、小樽駅を境に札幌圏電化区間と非電化区間に別れており列車運転本数も大きく異なります。小樽駅の利用者数も伸びており、これは観光客数の入り込みによるものですね。


●12:35発1940D倶知安行き

さて、ホームに戻りますとまだ写真撮影の方が。倶知安行きは混雑しそうなので早めに並んでおきます。キハ150-101とキハ401821の2両編成で、後ろのキハ40に乗り込むことにします。札幌圏で使われるキハ40は3列シート改造が進んでいます。この車両も対象で、キハ40量産車の特徴二人がけシートも一人がけに改造されています。一人旅にはいい場所ですね。
車内は外国人観光客が7割くらい見えます。立客もそれなりにいますが余市までの客も多そうです。英語での放送があるのは親切ですが「余市に止まるのか」と何人かに聞かれましたのでアナウンスや表示の改善は必要と思います。
「わがまちご当地入場券」収集旅第7回
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列車は定刻に出発しましたが、塩谷では対向列車が遅れて到着、少し遅れながら進みます。ただ、強馬力改造車もあってかグイグイ登っていきますので遅れは解消しそうです。長万部-倶知安は2両運行を増やそうという工夫は見えますし、実際混雑するのが余市-小樽ということもあって「なんとか2両に抑えて」いるともいえます。
余市で半分くらい下ろして、だいたい座席が全て埋まるくらいの乗車率になっています。車内は相変わらず半部以上が外国人、しかも欧米系の顔が多く見えます。この列車は長万部方面への接続がないので、みなさん倶知安から各スキー場に向かうのでしょう。私は小沢駅で降ります。


●小沢駅(共和町)

共和町は小沢駅から分岐していた旧国鉄岩内線の沿線に町役場や集落があります。1985年に廃止になった岩内線の代替バスは倶知安始発で、ここで乗り換える人はあまりいませんので、今は利用客も少なく静かに佇んででいます。
跨線橋はその当時と変わらず、跨線橋内には小沢駅職員一同の銘がある観光地を描いた絵画と、今となっては懐かしい行き先案内が掲示されています。駅舎は小さなものに改築されています。
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構内ではモーターカーが除雪作業の待機をしています。ラッセル車では雪を押し分けることしかできませんので、このロータリー式のモーターカーで雪を飛ばしたり、後方の貨車に積んだりし、撤去するわけです。安全な運行に大事な作業で、これを税金、自治体負担で行うのが道路や空港、自社で行わなければならない鉄道は他の交通機関と大きく異なるところであります。
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さて、ご当地入場券発売は駅からほど近い国道沿いの佐々木商店です。この商店は小沢駅無人化後簡易委託を受託していたそうで、店の中に運賃表や国鉄時代の看板が展示されています。不定休で07:00-18:00営業となっています。概ね日曜日休業のようです。ご当地入場券表面は倶知安-小沢のキハ150写真、裏面は共和町のかかし祭り、神仙沼、農作物写真です。
共和町は人口6000人、1985年頃は8000人ありましたので、ずいぶん減っています。最近は「らいでん」ブランドでの農作物を出荷しており、スイカやメロンが特産です。「らいでん」といえば急行列車の名称でした。岩内線直通や蘭越行きなど、線内の需要に合わせた列車でしたね。
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さて、小沢といえば「トンネル餅」ですね。こちらは駅前通りを挟んで反対側末次商会で販売しています。なかなか開店している時間にお邪魔できなかったのですが、今日は無事入手できました。店番のお祖母様の懐かしい話をいっぱい聞けて幸せな時間です。今年は雪が多いこと、近く倶知安-共和に高速道路(倶知安余市道路)が開通すると、店の前の道路を通らなくなるだろうなど、いろんな話を聞けました。あっという間に下り列車の時間です。
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●14:22発1941D小樽行き

倶知安から先ほど乗ってきた車両がそのまま折り返してきました。2両の車内はやはり座席のほとんどが埋まっており、ロングシートの隅に腰掛けます。地元客が少ないのはこの列車の直前に高速バスニセコ号が走っているのもありましょう。ニセコ号の本数は少ないながらも小樽までは国道沿いの主要箇所で乗り降りできますので「路線バス」として使用できるわけです。
景色を見ながら約30分で仁木駅です。降りたのは私だけですが、3人ほど乗車して発車していきました。
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●仁木駅(仁木町)

沿線にりんごの木が目立ってきたら仁木駅。過去には列車交換可能だったこの駅ももう交換できなくなってから軽く30年以上経つはずです。それでも駅の前後は昔のままグニャと曲がってそれがあった時代を伝えます。
無人駅ですが駅舎は立派で最近まで簡易委託があったと思いますが、今では完全に窓口は塞がれています。待合室の古めかしいベンチや、高い天井、改札口の跡、個人的に好ましい形の駅です。
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駅から国道まで少し歩きますが、駅前のいくつかの家で歩道に消雪パイプがあるのが驚きです。水を出して雪を溶かす装置は本州では見たことがありますが、寒冷地の北海道では「スケートリンク」を作ることになりかねませんので滅多に見ない設備です。仁木町が特段温暖ということもないはずですが、どのような理由なんでしょうかね。
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さて、ご当地入場券は駅から5分ほど歩いた国道沿いのセブンイレブン仁木北町店です。24時間ご当地入場券が買えます。ただ、駅にもセブンイレブン店内にもご当地入場券についての掲示はありません。ご当地入場券表面は銀山-然別の183系臨時特急ニセコ写真、裏面は特産のさくらんぼ、ミニトマト写真です。
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店内で購入できるドリップコーヒーと一緒に求めてここからは1駅バスで移動します。
仁木町の人口は3400人ほど、1960年代から半分に減ったことになります。閉校した仁木商業高校の跡地に通信制高校の北海道芸術高等学校があり、生徒の作品が駅に展示してあります。


●15:24発高速いわない号

セブンイレブンのはす向かい、仁木郵便局前のバス停にはぴったり定刻にバスがやってきました。今日は気温が高く道路が乾いていることもあってバスが全く遅れなかったようです。車内には約15人ほど乗っています。いわない号は約1時間おきに運行されており、小樽までは国道経由でもありますので、路線バス的にも利用されています。なので私も余市駅前十字街まで利用することができます。バス運賃は列車と同額の210円でした。ちなみにこのバスはSAPICAと交通系ICカードが使えます。
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●余市駅(余市町)

余市駅付近のバス停は郊外への路線バスが入る余市駅前と、高速バスが利用する余市駅前十字街に別れています。これが一見さんには正直わかりにくいと思うんですが、十字街の位置がそのまま余市駅前すぐということもあり、なんとかならないかと思うところです。中央バスの案内所は駅内にありますので、観光客的な話をすれば駅前広場にバスを集約した方が良いのでは?というイメージです。
余市駅は1996年に観光物産センターとの複合駅として建て替えられており、駅内でアップルパイなどを購入することが可能です。駅前にはニッカウヰスキー北海道工場が見えていますし観光客の多い駅でもあります。ただ、駅としての設備はそれほど広くないので、今日のように客が多いと列車を待つ場所に困るわけです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第7回
「わがまちご当地入場券」収集旅第7回
余市町は人口約1万9500人ほど、2万5千人の印象が強かった過去ですが随分減りました。ソーラン節の発祥の地と知られており、駅のスタンプにもなっています。ご当地入場券は駅窓口で発売ですが06:45-17:30ですので夜間は買えません。ご当地入場券表面は仁木-余市のキハ150写真(しかも室蘭線用の100番代と当線の0番台2両)、裏面はワインのふるさとと銘打った葡萄畑です。


さて、今回はこれでおしまいなのですが、帰りの列車で本州からの観光客と思しきかたが「JR北海道はアホだ、こんなに客がいるのに増結しない」普段使わないから車両を増やせない、その増結車両は年何回もない「人の多い時期」のために遊ばせられません。確かに余市-小樽は混雑するものの2両で乗れるだけの量でしかないわけです。それ以外の区間は空きがあるような状況。結果的にこんな時期に来て文句だけ言う世論にも問題があるのでしょうね。

さて、今回は小沢・仁木・余市・小樽の4駅で42駅収集済、残り59駅(暫定2駅除く)となりました。

次回
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=833

カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 わがまちご当地入場券 一日散歩

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