北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②

2018/02/26
前回はこちら
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=833


●早来駅(安平町)

11分ほど遅れて由仁を発車した列車は6分停車の追分駅をすぐに発車。乗客は高校生がほとんどで、彼らは列車が停車してから立ち上がりのろのろ進むという悪循環で列車がなかなか進めない状態です。(これ、私の通学時のバスだと運転手怒って降ろさず発車するなど「事件」もあったくらいで、高校生には少し強権的に定時運行への協力をさせたいところです)
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
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無事に早来に到着したのは16:17分頃。また高校生が並んでいます。由仁町までは空知振興局管内だった室蘭線は安平町からは胆振振興局になりますので高校生が一旦いなくなるわけですね。

ご当地入場券はオモテ面が沼ノ端-遠浅の日高線色キハ40、裏面はSLと菜の花畑をデザインしたもので、胆振と日高の自治体は共通コンセプトのデザインになっています。駅内にある安平町物産館で発売。8:30-18:00となっています。このスペースは「町民ふれあい広場」ともなっており喫茶スペースなどもあるようですが今日は残念ながら時間がなくパスです。

安平町は人口約8200人、2006年に早来町と追分町と合併しています。人口こそ減っていますが、何かと先進的なことをやっているイメージ。その一つが「あびらチャンネル」でこの町はテレビ局を持っています。ケーブルテレビではなく電波で出していますので誰もが受信出来ます。11チャンネルに割り当てられ、町内の多くの地域で受信出来、地域情報を放送しています。次回ゆっくり訪問して試してみたいものです。

さて、乗り継ぎのバスが遅れてるようですが、その間に苫小牧からの列車が到着、バスが定時なら接続しないのですが列車を降りた若い女性がバス停に立ちます。普段から遅れを見越してるんでしょうか。


●浜厚真駅(厚真町)

早来駅前を16:18発車のあつまバスは4分ほど遅れて到着。苫小牧からの便で高校生を多数降ろしました。ここもほぼ並行した時間にバスと鉄道が走りますが、所要時間と運賃がJRのほうが安い中、高校近くを走る利便性はバスの方が高く使い分けられているようです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
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バスは住宅地を抜け道道10号千歳鵡川線に入り快調に進みます。車内の乗客は7人、途中での下車は少なく安平町に入り、高校を過ぎた「本郷団地」で下車します。運賃は440円でした。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②

さて、日高線にある浜厚真駅とはかなり離れたここは厚真町の観光協会があります。浜厚真駅のご当地入場券はここでの発売。土日祝日休みの8:30-17:30と非常に入手難易度が高い駅になります。オモテ面は勇払-浜厚真のキハ40日高線色、裏面は夕日の浜厚真サーフィンのイラストです。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
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厚真町は人口約4600人、南北に長い土地ですので、浜厚真駅付近から、実際の発売箇所である厚真中心地までは15kmほどあります。域内の交通はさきほどのあつまバスが担っており新千歳空港や苫小牧に直行しています。

さて、今回先の早来駅もぎりぎり乗り継ぎでしたが、帰りももう一工夫します。本郷団地前を16:50発の便に乗ると厚真市街地の「厚真」に16:53着、で、鵡川行きの便が16:55発です。これに乗り継げれば日高線の鵡川にいけます。まぁ、失敗したら早来に戻りゃ良いというのもあり挑戦です。
本郷団地前バス停には、ぼろぼろの道南バスの標柱もあります。時刻は書いておらずかなり昔に廃止になった物を撤去していないように見えます。少々寒い中バスを待ち定刻に厚真行きが来ました。厚真高校の高校生が乗っている予想だったのですが、乗客0。厚真までは140円、降りても周りにバスは無く、振り替えると今乗ってきたバスがそのまま鵡川行きになりました。運転手氏「どこ行くの?」と不思議そう。高校生の利用客すらいないのですから一般利用があるわけも無く、この便は鵡川高校の生徒を厚真側に運ぶ回送便の意味合いが強そうです。
バスはあまり路面の良くない道道10号をひた走り鵡川駅前に到着。完全に乗客0でございました。運賃は800円。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
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●鵡川駅の問題

さて、鵡川駅に着きますと、すぐ接続の静内行き列車代行バスが駅前に止まっています。待合室に入ると列車を待つ人は1人だけ。その列車も15分ほど遅れる案内です。

この時間鵡川を出るバスは
17:26 むかわ町営バス田浦・二宮行
17:26 むかわ町営バス米原・花岡行
17:27 むかわ町営バス有明行
17:28 むかわ町営バス汐見行
17:30 あつまバス厚真行
17:35 列車代行2237静内行
17:35 道南バス苫小牧駅行
17:41 道南バス穂別出張所行
とあるわけですが、17:25着の苫小牧からの列車に接続させる気があるのかどうかというのがあります。町営バスは駅内にもポールにも時刻表は掲載されておらず域外の人は全く使うことができず、鉄道を待つことなく発車していきます。
あつまバスも発車、その後苫小牧行きの道南バスが到着、運転手氏が駅まで来ましたがトイレ利用だった模様でそのまま発車(こちらは乗り継ぎ者はいないだろうが)静内行き代行バスと道南バス穂別行きだけが待っている状態で列車が到着。静内行きは14人乗車、穂別行きは1人乗車で出発となりました。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
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鵡川駅は富内線廃線時に「交通ターミナル」として整備された経緯があります。常駐者がいないのはある程度致し方ありませんが、本数の少ない町営バスが全く鉄道連絡しないというのも微妙なところです。元々道の駅で札幌からの高速バス「ペガサス号」または「ひだか号」さえ受けられれば良いという観点かもしれませんが苫小牧方からは「うらかわ号」を受けられないダイヤ(夏季はこれを受けて発車するよう改められる)ですので、本来鉄道を待つべきではないかと思うわけです。(ただし、この日乗り継ぎ客がいたかは定かではないが)

むかわ町はこれだけの本数のバス網を持っているわけで、利用客を増やす必要はないのかもしれませんが、地域の足としてはどうも情報公開が足りませんし、もう少しなんとかなりそうな雰囲気があります。

●日高門別駅(日高町)

さて、代行2237便は車内には高校生がほとんどですが、静内に行くという大きな荷物の人もいます。運行は酒井観光です。例によって運転手さんが指令に人数報告し、約15分遅れで出発です。
国道を折れて汐見駅を経由、乗降無し。先ほど先に発車した1人乗せてる町営バスとすれ違うのももどかしい話。胆振振興局と日高振興局の境にある汐見から日高方面への需要はほぼ無いわけで、この駅だけでもデマンドタクシー代行(代行バスは国道の汐見入口停車)だとバスの所要時間が10分程度短縮可能と思うとね。
富川駅は道路沿いに多数の迎えの車が並んでいます。約11人が下車。なんと誰も定期を見せない。あまりにも酷くないだろうか。完全に定期レスフリーパス。もちろん彼らはちゃんと購入していると思いたいが、これは良くない傾向。
ここから今度は富川高校の生徒6名が乗車。富川高校は2233便だけが高校前を経由し、それ以外は高校から15分ほど掛けて駅バス停まで来る必要があるわけです。
日高門別駅には18:30過ぎに到着。鵡川からの運賃450円を運賃箱に投入します。ここは平時少し余裕を持って到着するようで、だいたい10分遅れに短縮されて出発ていきました。

日高門別駅のご当地入場券は日高町役場で土日祝日休みの9:00-17:00。もう一箇所セイコーマート門別緑町店で6:00-24:00となっています。今日は平日ですが既に役場での発売は終了してると思われますので、バスで走ってきた元来た道をとぼとぼ高台に歩いて行きます。約1kmあるはずで15分程度はかかる予定。少し近道があり、10分程度で到着し無事購入です。オモテ面は富川-日高門別のキハ40日高線色、裏面は門別競馬場イラストです。駅に戻ると少し時間がありますので駅見学。駅舎内は薄暗くしか明かりもついておらず不気味な感じです。ホームもそこへの通路も除雪されておらず雪の下。にもかかわらずホームの街灯だけが点灯しているのはシュールな空間です。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
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日高町は(旧)日高町と門別町が合併しており、日高門別駅は旧門別町にあります。途中に平取を挿む飛び地合併で、人口は約1万2000人ほどですが、80年代に比較すれば5000人は少なくなっているわけです。

駅前にはこれまた迎えの車が何台も。やってきた2238便は鵡川観光のバスで高校生が15人ほど下車。これまた定期を見せている風ではありません。残りの乗客は3人ほどで鵡川に向かいます。


●日高線代替バスで「運賃」を支払う

さて、今回用意したJR乗車券の区間外に当たる区間は現金で運賃を支払っています。さきほどの鵡川-日高門別は450円ちょうどあったので支払っていますが、帰りは沼ノ端までの運賃が必要になります。代行バスでどのような扱いになるか興味深かったわけです。

鵡川に到着し他の乗客2人が降りてから運転手さんに相談。「一旦ここまでの運賃を払う」その後列車車内または着駅で精算ということのよう。ただ、バス車内では両替出来ないということになります。あくまで信用乗車スタイルとは言え、運賃精算が済んだという証明ができるわけでもないので、これまたもう代行輸送3年にもなるのに、若干のいい加減さを感じるところです。
また、2238Dの運転士さんにも同様に相談しましたが、結果的には「苫小牧駅の精算窓口で」ということになるようです。苫小牧駅も中間改札があるわけではないので、そのまま無札で本線に入れるわけで、どこかで正しく精算させて欲しいというのがあります。
結局苫小牧駅の改札で日高門別-沼ノ端1270円を購入しています。
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●千歳線3駅を怒濤に

さて、既に20時を過ぎていましてそろそろ疲れておりますが、こんな機会なので千歳線3駅もまとめて購入しようという予定です。
2839Mは特急の遅れを受けて約6分遅れで出発。南千歳では隣のホームに札幌行きの快速エアポートが並びましたが、こちらが先発。千歳駅に到着です。

●千歳駅(千歳市)

千歳駅のご当地入場券は2階改札口のみどりの窓口で、5:30-23:00の発売。オモテ面は南千歳-追分のキハ361系スーパーとかち、裏面は支笏湖、新千歳空港、パレットの丘写真です。

千歳市は人口約9万6000人新千歳空港や自衛隊基地を持ち、空港関連など今も人口が増えている80年代から比較すれば30%以上増えており、北陽小学校は1400人もの児童を抱え今では日本一のマンモス校となっています。この学校が分離し別小学校が開校すれば「北海道最後の小学校新設」かもしれません。

●恵庭駅(恵庭市)

すぐにやってきた快速エアポートで1駅、恵庭駅です。5:35-23:30発売で、オモテ面は北広島-島松の721系ですれ違っているのが183系スラント車なので「とかち」時代か臨時特急が頻発した火災事故後かもしれません。裏面は花ロードえにわ。道の駅ですね。

恵庭市は人口約7万人。札幌にも千歳にも通いやすいこともあってベッドタウン化しています。こちらも80年代から3割程度増えています。

●北広島駅(北広島市)

夜の到着便が多いこの時間もエアポートは活況。次のエアポートも立客が多数です。5:45-23:30発売で、オモテ面は上野幌-北広島の721系、裏面は様々な風景にAMBITIOUS cityとの銘。クラーク博士がBoys, Be Ambitious!と残した地が現在の北広島市島松になることからですね。

北広島市は1996年に市政施行。人口は約5万9000人、2005年頃に6万人を越えていましたが現在は微減です。これは札幌のベッドタウンとしては少々不便であって都心回帰が進んだこと、新千歳空港等を職場にする場合は少々遠いことがあるようです。


●一周完了

さて、22:10の3979Mでラストです。この列車は快速ですが白石停車です。途中一部をバス等で繋ぎましたが一周タイプの乗車券はなかなか面白い試みでした。「途中下車
」というのを久々に体験しましたが、まぁ、今では有人改札も少なくワンマン列車では基本見せるだけですので、きっぷには特に何の印もなく終了しました。
「わがまちご当地入場券」収集旅第8回-②
今回は江別・岩見沢・早来・由仁・栗山(暫定解除)・浜厚真・日高門別・北広島・恵庭・千歳の10駅収集出来ました。

現在までの収集完了駅は
函館線 熱郛(暫定)・小沢・仁木・余市・小樽・札幌・江別・岩見沢・美唄・奈井江・砂川・滝川・妹背牛・深川・旭川
根室線 赤平・芦別・富良野
室蘭線 小幌・洞爺・伊達紋別・登別・白老・苫小牧・早来・由仁・栗山
千歳線(全駅完了) 北広島・恵庭・千歳
石勝線 夕張
富良野線 上富良野・美瑛
留萌線(全駅完了) 秩父別・石狩沼田・留萌
宗谷線 比布・塩狩・剣淵
石北線 愛別・遠軽・北見・美幌・女満別
札沼線(全駅完了) 石狩当別・豊ケ岡・浦臼・新十津川
日高線 浜厚真・鵡川・日高門別・新冠・静内
(暫定はJR利用で購入していないため、購入箇所に鉄道で降りた時に購入扱いとする)
以上53駅収集済、残り47駅(暫定1駅除く)です。

札幌圏の駅はほぼ終了しましたので、これからはどうしても遠距離、日帰り収集の難しい部分になってきますので、ペースは落ちていくでしょうが、その代わり「汽車に乗る」は楽しめることになりますね。


(コメント追記)
今更ですが、厚真町本郷団地の道南バス標柱は新千歳空港から穂別へのむかわ町の予約制町営バス(道南バス委託)のバス停でした。この訪問時は一切時刻表等の掲示がありませんでしたが2018年12月訪問時には時刻掲示もありました。
http://www.town.mukawa.lg.jp/secure/3110/20121019155736104.pdf


次回はこちら
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カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 わがまちご当地入場券 一日散歩

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