北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2

2018/07/27
まさかの釧路駅付近での宿泊先が確保できず、釧路郊外のネットカフェに泊まった2日目。よく眠れたけどいびきうるさかったんじゃないかと心配。

前回はこちら
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=842

●釧路駅(釧路市)

東釧路駅の目印はコープさっぽろ貝塚店。ただ、店と駅の位置関係がいまいちよくわかっておらず、まさか店の駐車場裏未舗装路を入ったところが駅とは想像もつきませんでした。駅の裏側も貨物側線などが払い下げられた場所に住宅が建ち並びますが、駅が使いやすいわけではないんですね。
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2
ここから7時30分発の列車で釧路に向かいましょう。この列車が厚岸始発でキハ54の2両編成。前が流氷物語号の白、後ろがルパン3世ラッピング車という豪華編成です。東釧路であらかたの高校生を降ろしてきましたがそれでもそれなりの利用があり、ざっと40人ほどが釧路で下車しました。

この時間に何本か到着する列車を見ていますと7:58発の大楽毛行きに乗り継ぐのも見られます。高校が比較的広く分散していることもあって、このような需要もあるのでしょう。
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2
ご当地入場券は駅窓口で発売、5:20-22:30となります。オモテ面は釧路-東釧路間のノロッコ号。裏面は「釧路という異国」とした釧路湿原、幣舞橋です。また、「キハ183系(初期型車両)記念入場券」も購入。当駅はおおぞら号です。キハ183のおおぞらは印象深いです。キハ183系=おおぞらという印象があります。

釧路市の人口は17万1千人、やはり20万人都市のイメージが強いのですが、ずいぶん落とした印象があります。製紙工場、今も残る石炭の構内掘、そして漁業の町なわけですが、その漁業が不振で全国一の水揚げ高を記録したのは90年代の話になります。

釧路の人口減少はそのまま札幌との移動の主力であった鉄道輸送量にも響くわけです。スーパーおおぞら誕生以降自動車から鉄道への分担率の移転が起き、事故前の2010年には52.9%を記録しました。つまり、札幌と釧路を結ぶ需要の半分を鉄道が担っていたわけです。しかし、トリップ数は1995年の半分になっています。鉄道利用者は減少という結果になっているわけですね。そして高速道路延伸により分担率が減ったことが伺えるわけです。
2014年のデータでは釧路-札幌の1日平均鉄道利用者数は1650人です。


●いつもの列車で観光気分「普通列車を観光列車にする取り組み」

さて、先ほどの2両編成からルパン三世ラッピング車が残り、これが今日の「観光列車」となるようです。出発は4番線で、釧路駅ではこの4,5番ホームにエスカレータなどの設備が無く、階段で移動です。
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ホームにはJR職員の制服といくつかの記念撮影グッズ、そしてパンフレットが置いてあり、係員も立ってはいるのですが、今日の利用客にいかにもな「観光列車」な人がいない感じですので拍子抜けです。
列車は20人ほどを乗せて出発します。特段ホームでの案内も無いですし、記念撮影グッズなどは別にこの列車に限らず置いておいても良いわけです。

・GPSアプリは「改善しなきゃダメ」
さて、今回の「観光列車」の取り組みはあくまで普通列車に観光的なものを付加するという形で行われます。車内で観光地の案内は行わず、それはスマートフォンアプリと位置情報で音声ガイド概要を知らせるということを考えたわけです。
この案内アプリ「SkyDesk Media Trek」は富士ゼロックスが開発した「音声ガイドの制作および配信のための制作支援サービス」で、音声合成によるコンテンツ制作ツールも提供しているわけです。文章をこのツールで音声合成に変換し、配信する形な訳ですね。
ダウンロードはスマホになれていればそれほど難しくはありません。外国人対策としてもこの方法自体はいいとは思うのです。
しかし、位置情報の取得に関してはどうしてもズレがあるので一部のポイントが再生されないなどもありますし、そもそもイヤホンを聞こえてない時間帯もし続けるのもまた苦痛でもう少しやり方がありそうです。
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・減速運転は◎
減速する場所は別寒辺牛湿原付近と落石岬付近で、2箇所ともなんとなくうつらうつら寝てしまったりぼーっとしたりして通過する場所ですので、ここでメリハリがあるのはいいですね。本当にちょっとだけで良いんで車内アナウンスが欲しい。
また、東根室駅の2分停車。こちらも下車しなくても車内から撮影しやすいだけでもいいです。だらだら止まるくらいなら2分位っていいと思います。
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●東根室駅(根室市)

今回は根室駅ですぐ折り返します。まぁ、次回ゆっくりまた来たいと思いますしね。
ご当地入場券は東根室駅として駅窓口で発売、5:20-17:00となります。オモテ面は別当賀-落石のキハ54。裏面は「最東端駅東根室」としたキハ54イラストです。「キハ183系(初期型車両)記念入場券」も購入。当駅はまりも号です。 札幌-釧路の夜行列車の延長運転は何度か行われましたが、結局定着せずに終わりました。現在も構内に「183」と書かれた停止位置目標があります。
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根室市の人口は2万6千人、80年代は4万人のイメージですから大きく落とした印象があります。水産業、そして国境の町。高校生の時にこの町に眠い目をこすりながら釧路始発の列車で来て、岬に行ったのを思い出します。


●浜中駅(浜中町)

さて、折返しの快速はなさきは20人ほどが乗車。あまり通過駅が多くないのは普通列車減便で快速を代替にしているからですね。「観光列車」ではないとはいえ、こちらの列車も車窓を見る人が多い、それだけ地元客の利用は平日であっても多くないことが伺えます。
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浜中駅はルパン三世がお出迎え。モンキーパンチ氏の故郷であり、ルパンで売っているわけですね。ここ浜中駅から浜中町中心部である霧多布地区からは大きく離れており、過去には霧多布地区へはほぼ全ての列車に接続するバスが運行されていました。80年代初めだと9往復ほどがあったわけです。2000年代ですら6往復毎日運行だったこの路線は現在平日のみ4往復運行となっています。それだけ地方のバス路線の厳しさがあるわけです。
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乗っていた列車と茶内で交換してきた根室行きを接続してバスは発車します。車内にお客さんは3名。それでもマシな方なんだろうな。途中の榊町地区でも1人乗せて、気持ちいい直線道路を進んでいきます。役場では一旦役場前で転回。ここでも下車があります。役所関係の方に見えますので釧路方面への出張などで鉄道を使うようにしているのかもしれません。
バスは坂を上がった高台の霧多布温泉ゆうゆに到着し終点になります。運賃は570円。ここは高台に儲けられた温泉施設ですが、低地に位置する浜中町中心部からの避難施設にもなっています。過去には十勝沖地震やチリ地震で大きな津波被害を受けた街なのです。

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ご当地入場券はここ霧多布温泉ゆうゆカウンター窓口で発売、10:00-22:00第1月曜休みです。オモテ面は茶内で交換するキハ54。裏面は霧多布岬、霧多布湿原など綺麗な風景です。ご当地入場券の約束としてキャラクターなどの使用は制限されています。いくら浜中町がルパン三世で売っていてもご当地入場券には使えなかったようです。

浜中町は人口6000人ほど、気候が安定しているので酪農も盛ん、そういえばタカナシ乳業の工場が見えましたね。また昆布漁も盛んで日高よりも生産量は多いのではないでしょうか。この町も80年代には9000人はいたはずですが、今も町立の霧多布高校が維持されています。そういえばムツゴロウさんの動物王国は浜中町でしたね。

さて、次のバスの発車までは20分ほど、慌てて入湯料500円を払って温泉に浸かります。茶褐色のお湯に浸かると気持ちいいですね。市街地、岬方面を一望できる露天風呂まであって時間を気にしながら入るのはもったいない。しかし今日は致し方ありません。
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●厚岸駅(厚岸町)

霧多布温泉ゆうゆからのバスは厚岸にも出ています。前面に大きく[26]と書かれている霧多布線です。この接続バスは厚岸駅行きますので好都合です。このバスも平日6往復、休日3往復となります。浜中駅のご当地入場券を休日に鉄道・バスを利用しての収集はかなり難易度が高いのです。このため今回は平日に訪問しております。バスの時間と鉄道の時間をうまく合わせる必要があるのでその街であまり時間が取れないのが残念ですね。
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2
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さて、このバス、鉄道とは大きくルートが違うので楽しみにしていたんです。私の他に2名を乗せて出発ですが、すぐに降りてしまって私一人を乗せて進みます。霧多布湿原を横目にびわせ地区、渡散布(わたりちりっぷ)、火散布(ひちりっぷ)とすすみ高度を上げていきます。厚岸町に入りあやめヶ原はあくまでバスでは通るだけなんだけどちょっと降りたくなる場所ですね。景色の良いところも通りますし鉄道とはまた違う景色です。
急に住宅が出てきたら厚岸の市街地。一旦史跡国泰寺まで往復し厚岸大橋を渡ります。全町457mの海上橋で、1972年の建造です。これ以前は日本道路公団の「有料道路」としてのフェリーだったわけですね。厚岸駅までの運賃は1200円でした。
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2

ご当地入場券は厚岸駅窓口で発売、6:20-15:10です。駅裏の道の駅厚岸味覚ターミナルコンキリエでも発売します。オモテ面は厚岸-糸魚沢のキハ183系お座敷車。裏面は「四季新鮮旬の味覚に出会えるまち」とカキ、アサリ、牛乳の写真です。まだ駅の営業時間内で駅と道の駅2箇所とも購入しました。
厚岸町は人口9500人ほど、80年代は1万5000人という印象ですので、これまた減らした感じがいたします。
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2
厚岸といえば駅弁「元祖かきめし弁当」ですが、発売元の厚岸駅前氏家待合所さんは14時半で閉店とのことで、14:10のバス到着で買えるかな?と思っていたのですが、どうも早じまいだったようです。これは仕方ないですね。前日に予約して列車で受け取ればよかったと後悔です。

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15:03発の釧路行き、厚岸からはやはり乗りがよく、それでも30名ほどですが釧路へ向かいます。釧路からはスーパーおおぞら10号。これで札幌には8時過ぎには着くんだから、まぁ、早いと思うんですね。まぁ、きっちり5時間かかるわけですけど。とはいえ、この距離を運転するというのはそれはまた大変なことで、鉄道で寝ていけることは幸せなことだよなぁと思ったりします。
「わがまちご当地入場券」収集旅第13回-2

今回でご当地入場券収集完了駅は
北海道新幹線(2/2全駅完了) 奥津軽いまべつ・木古内
函館線(22/25) 函館・新函館北斗・大沼公園・鹿部・森・熱郛(暫定)・昆布・ニセコ・倶知安・小沢・仁木・余市・小樽・札幌・江別・岩見沢・美唄・奈井江・砂川・滝川・妹背牛・深川・旭川
根室線(8/17) 赤平・芦別・富良野・白糠・釧路・厚岸・浜中・東根室
千歳線(3/3全駅完了) 北広島・恵庭・千歳
室蘭線(10/10全駅完了) 小幌・洞爺・伊達紋別・室蘭・登別・白老・苫小牧・早来・由仁・栗山
石勝線(1/2) 夕張
富良野線(3/3全駅完了) 中富良野・上富良野・美瑛
留萌線(3/3全駅完了) 秩父別・石狩沼田・留萌
宗谷線(8/11) 比布・塩狩・剣淵・士別・名寄・美深・音威子府・天塩中川
石北線(7/8) 当麻・愛別・上川・遠軽・北見・美幌・女満別
釧網線(0/6)
札沼線(4/4全駅完了) 石狩当別・豊ケ岡・浦臼・新十津川
日高線(5/7) 浜厚真・鵡川・日高門別・新冠・静内
(暫定はJR利用で購入していないため、購入箇所に鉄道で降りた時に購入扱いとする)
以上76駅収集済、残り24駅(暫定1駅除く)となりました。

今回はJRを23,210円分使いましたので、前回と合わせて42,010円乗りました。
・運賃
札幌-根室 8,200円
白糠-音別 360円
音別-白糠 360円
根室-浜中 1,270円
厚岸-札幌 6,800円
合計16,990円
・特急料金
札幌-釧路 3,110円
釧路-札幌 3,110円
合計6,220円

しっかり元を取れていますので大満足ですね。


次回はこちら
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=844

カテゴリ: 北海道の交通関係 JR北海道 わがまちご当地入場券 一日散歩

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