北海道の交通関係

東洋経済「鉄道が消えると街は廃れる」はウソだった!は本当か

2018/05/17

まず、東洋経済WEBサイトに掲載された記事を確認して欲しい。

東洋経済
「鉄道が消えると街は廃れる」はウソだった!
https://toyokeizai.net/articles/-/220717


著者の鼠入昌史氏が増毛町に取材に行ったかまではわからないし、増毛町の担当者氏もどのような立場であるかわからないし、実際にインタビューした対象もよくわからない。実際にはネットに上がっている情報だけで書けてしまう可能性があるような記事で、沿岸バスの通学定期値下げの話も信憑性は無い。(これは30年前ということで国鉄羽幌線転換関係があるだろうが、増毛町には何の関係も無い。小平町等からの通学定期と増毛町からの通学定期の金額差が大きいことから町独自の補助が始まった時期と符合するので、あくまで定期券の割引が発生した理由は増毛町そのものの制度の話だ。また、増毛高校の閉校に伴いそれが強化されたこともある)
そして、鉄道廃止前326万円だった通学生への定期代補助は現在911万円まで膨らんでいる。(29年予算)
http://www.town.mashike.hokkaido.jp/menu/kakuka/kikakuzaisei/pdf/H29yosangaiyou.pdf
これは補助額を拡大してJR定期券並みの金額(ほぼ1/3)そして親の収入制限も無くなったため通学生全員が受けていることでもある。もちろん原資はJR北海道から得た支援金だ。

さて、留萌線留萌-増毛について当方は次のブログを書いている。数字などは当時の報道された情報を元にしているが、公式に金額がわかる情報はあまり多くはない。
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=185

本日の記事で再度数字などを検索していたところ、北海道の鉄道関係で著名であろうと思われるブログで、当方のブログ記載事項そのまま使用した記事を発見し、少々ガッカリしています。自分のブログにするならば、もう一度その数字が正しいのか検証を行うべきで、単純に私のブログ内容の骨子を使って自分の主張を補完しようというのはあってはならないことです。自分の言葉で、自分で裏取りし、そして自分の主張をなさる。それが大事な話であります。でなければせっかくのネットへの発信が意味の無いものになりましょう。


ところで、留萌-増毛の廃止では増毛町に手厚くJRからの支援金が交付されましたが、留萌市に関しては設備撤去費用名目での3000万円しか報道・議会便り等で確認できていません。土地無償供与と、特に留萌港近くに残る築堤や橋脚の撤去費用が大きくなりそうな予想なので、これをJR側が持つという形で支援するという意味に見えます。
留萌市にしてみますと元々鉄道通学生も一般利用者もほぼおらず、バス定期券補助も元々行っていないことからその部分の支援は求めないという形になったのかもしれません。むしろ港湾へのトラック乗り入れを阻害する形であった留萌線の即時撤去の方が緊急性が高いと判断したのではないかと思われます。増毛町との差について議会などで問題にならなかったのかしら?と他人事ながら気にかかるところです。

なお、留萌駅-増毛町の「早朝・夜間予約制乗合タクシー」に関しては増毛町への単独支援で留萌市内の降車もできません。(上りは瀬越駅付近留萌税務署、幸町での降車可能)ですので、本当に留萌市は「留萌線の留萌以遠の利用者は一切おらず不要である」という認識だったことがわかります。あまりにも留萌市の「ものわかりの良さ」が際立ちます。

この区間の廃止に関しては沿岸バスにも直接的な支援は一切無くバス増便も一切行われていないことも特筆されます。そういう意味で、あまりにも異例な対応であるように思われます。

そして、増毛町の(本当に聞いたかは知らんが)「担当者」と言われる人の「廃線が日常生活に影響を及ぼして困っているということはありません」ってのはあまりにも酷い言い草だなとは思います。町長、町議会議員をはじめ「通学で使う」「観光で使う」「通院で使う」と口汚くJR北海道の対応を罵ったコメントはとは全く違うコメントに、せめて著者は町長くらい聞きに行けよとも思います。

北海道の交通関係 JR北海道 留萌線

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