北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」追加購入の旅1

2019/07/25

「わがまちご当地入場券」は全101駅+新夕張駅に変更になった夕張市分も含めると102駅分を集め終わっておりますが、キャンペーンに応募した時に切り離した応募券、これが切り離されていないきれいなのも手元に残しておきたいなとか、複数の発売箇所のうち片方しか行っていない等も含めて、若干の「やり残した感」があるのも事実。

そしてすでに「2周目」を始めてはいるのですが、10月よりJR北海道の運賃値上げがありますので、初乗り運賃が変更になれば当然入場券の値段も上がる。結果、券面が作り直される可能性もあろうかとは思います。

「わがまちご当地入場券」も2017年夏からの発売ですからすでに丸2年を経過します。そろそろリニューアルがあってもいいともおもうところです。そして今回あまり話題になっていませんが、特段JR駅とは関係の無い自治体とも「ご当地GO!GO!チャレンジスタンプラリー」を北海道日本ハムファイターズとコラボレートしており、ご当地入場券サイズのステッカーを現地配布しているという事も行っています。これを発展させれば現在の北海道179市町村+青森県今別町を含めた180市町村で始めることも可能なのかなとも思うところです。(駅としては最寄りJR駅のもので良いように思うし、セイコーマートとの販売契約があるのである程度各町で販売を行うという事もできましょう)

まぁ、夢物語はともかく、101駅購入のおさらいも含めて、9月末までに約25駅分、応募券の切り離されていないご当地入場券購入の旅に出てみましょう。

今思えば各駅2枚購入とかしていれば良かったかなぁとも思うんですが、結局手元に残したいのは綺麗な1セットと思えば応募した分は新しく買えばいいとは言えますかね。札幌圏の駅はいつでも買えるということで後回しだったところもありますが、改めてまわってみましょう。

DM併結

JR北海道には全国的にかなり特殊な運行形態を行っている列車があります。国鉄時代の伝統的な部分もあるんでしょうけど「電車」「気動車(ディーゼルカー)」「客車(機関車に引かれる動力を持たない車両)」というのは基本的に併結して運行することはありません。また、運転士さんの免許も異なります。しかしJR北海道は余市、倶知安方面からラッシュ時に札幌への直行便を運行するためには札幌圏の電車列車と同等な性能、同等な設備が必要と開発したのが201系気動車で、通常は電車列車より遅く、収容力も落ちる気動車を、電車と遜色ない性能と内装として製造、しかも電車列車と併結して走ることができるという、全国的にも珍しい構造の車両です。JR北海道の多くの運転士さんが電車と気動車両方の免許を持つこともこのような車両の導入に都合がよかったかもしれませんね。他社では多くの電車運転士さんは気動車の免許を持たないと思われますし。

本来は、札幌圏の拡大が続くなり、札幌郊外の発達がもう少しされるなら類する車両はもう少し製造されただろうとも思うわけですが、残念ながらこの車両、4編成しか製造されず、実際に札幌から余市、倶知安方面への直通本数も増えることはありませんでした。地域の要望があってのことだったはずなんですけどね。

ということで、結果的に残った列車が倶知安6:20-小樽7:33-札幌8:19という1本だけ。そしてこの1本が小樽-札幌で電車列車と併結するという特殊な運行をするただ1本の車両となったわけです。そして、札幌で気動車を切り離して苫小牧行きとして運行されます。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅1

今回はその特殊な運行区間をこの時間帯のラッシュ輸送確認の意味も含めて乗ってみます。とはいえ、ディーゼルの音はすれど、車内は他の電車通勤車輌と変わることはありませんし、走行自体もスムーズです。このような車輌を開発する技術力と柔軟な発想があったんだなとも思いますし、それをほとんどの道民は知りませんし、将来的にはこの車輌も消える運命なのでしょう。


北広島駅(北広島市)

札幌で気動車を切り離し、3両になった苫小牧行き。こちらにそのまま乗っていこうかと思います。しかしまぁ、こちらの車輌、えらく窓が汚い。JR北海道の110km/h以上の速度で走る車輌は基本的に窓ガラスの飛散防止のためにポリカーボネートの板がガラス外側に張ってあります。ガラスより軽く透明度も高いので施工当初は全く問題が無いのですが、衝撃性には強い素材でもひっかき傷には弱く、洗車ブラシなどで傷が広がりついには窓全体が白い磨りガラス状になってしまうわけです。そこに鉄粉などが付着すると赤さびの色がまんべんなくつきますので、もう見るに堪えない車窓となるわけです。もちろん定期的な交換が行われていますが、検査の周期と傷のつきやすさにはばらつきもあります。しかし、車窓が酷いのはちょっと耐えがたいので、洗車ブラシの材質や構造なども含めて考えて頂きたいところです。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅1

さて、列車は北広島に。そう。比較的近いところの駅が「応募券無し」を所持していないんですね。列車は快速列車の接続と特急の通過を待つので約8分停車。このくらい時間があれば一旦改札を出てご当地入場券の購入が可能です。
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ファイターズボールパークの最寄り駅として設備の改修を行うことになっていますが、元々通勤需要しか考えられていない駅ですのでそれほど構内が広くなく、困難がありそうですね。


恵庭駅(恵庭市)

元の列車に乗って恵庭駅に。ここでは停車時間がありませんので、乗ってきた苫小牧行きを見送ります。恵庭駅も改修され橋上駅舎になっています。快速停車駅になりましたので利便も高い駅ですね。

ここからは6分後続の快速エアポートに乗車します。午前中の空港行きは空港利用客も通学等の客も多く混雑しています。快速エアポートの増便は現在の時間4本から時間5本へとのことですので15分間隔が12分間隔になります。それでも混雑解消には限度がありますのでさらなる増発も求められることになりそうです。
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千歳駅(千歳市)

さて、快速で1駅、快調に走ってきた快速エアポートは千歳に到着。アナウンスでは空港へは終着までと言いますが、ここで下車して空港はどこ?という方は絶えないようです。聞いてない人、思い込みで動く人はそれなりに多いと言うことですね。

さて、ここでは向かい側に先ほどまで乗っていた苫小牧行きが止まっています。千歳で長時間停車して快速を待つ苫小牧方面への普通列車は珍しく、この時間は特急の本数も多いことから普通列車が割を食ってるわけですね。おかげさまで千歳駅でもご当地入場券が購入できて、また、苫小牧行きに乗ることができます。


苫小牧駅(苫小牧市)

苫小牧は4つのホームで4方向の列車を捌きますので、なかなか慌ただしい雰囲気の駅ですね。駅自体も80年代に高架駅として作られたものですので、なんとなく東北新幹線のような案内サインや雰囲気があります。駅の旅行センターは閉店しセブンイレブンになっており、その関係で駅売店も閉店。ただ、この駅は駅内に駅そばや弁当の購入ができる喫茶店が残っていたり、拠点駅の雰囲気はまだまだあります。
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千歳線関係のご当地入場券4駅、10月以降は2回目として当初言っていました市役所、役場訪問と市内で1食調達なんてのはやりたいですね。近すぎてなかなか行かない町達ではあります。
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さて、ここからは東室蘭行きに乗り換えまして、豊浦に向かいたいと。この東室蘭行き、日高線のロゴがあります日高線専用色のキハ40。対して、車窓に実際に日高線を走る列車はノーマルなキハ40で、JR北海道はここ最近状況の良い車輌を各所で融通して運行しているように見えます。昨年あたりにも旭川近郊で普段は使われないはずの釧路所属のキハ40を見ていますし、釧路所属車輌なはずの滝川付近の根室線で苫小牧所属のキハ40を見ていたりします。車輌面で言えば背に腹は返せない状況にあるように思います。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅1

日高線用のキハ40も強馬力改造をされており、快調に走りますが、1両で充分なほどの客しかいないのも残念なところではあります。苫小牧-東室蘭は一定の運行間隔を維持して欲しいなとも思うところです。特急や貨物列車の関係もありますが運転間隔がバラバラで憶えにくいんですよね。

東室蘭から乗り換えた豊浦行きも日高線用のキハ40。試験期間なのか学生の利用もあり、思ったより利用されています。洞爺からは買い物袋を下げた高齢者が。これは現在豊浦にスーパーマーケットがなく買い出しを列車で行っている人がいるということですね。豊浦駅は階段無しでは駅から出ることもできませんので、このような状況を放置しているのは行政の対応としてもどうかと思います。なお、伊達紋別は昨年自由通路兼用の新跨線橋が完成しておりエレベータも稼働しています。
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小幌駅(豊浦町)

さて、ご当地入場券のうち、一部は駅構内の委託取り扱いだったりしますが、ここ豊浦駅もそうで、平日日中だけ駅構内で営業している食堂での取り扱いです。町内の温泉施設しおさいで土日も含め長時間取り扱いますので、ご当地入場券自体の購入に困ることはありませんが、このような平日のみ営業というのも興味深いところです。
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豊浦駅構内で食堂を経営しているのは社会福祉法人豊浦豊和会で、障害を持つ方の福祉就労施設としての側面があります。しかしながらメニューはラーメン、蕎麦から定食もあって充実しています。今回は親子蕎麦を注文。黒々とした本格的な蕎麦とダシの味も美味しく、思わぬ収穫でした。食後にアイスコーヒーもついてきて600円というのもリーズナブルです。
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店舗内だけでなく、待合室のテーブルでも食事ができますし、少し昼時を外しましたが利用客も多く繁盛しているように見えます。ここでは小幌駅グッズなども扱いますし、簡易委託駅として近距離きっぷも発売しています。

無事にご当地入場券を購入して、街の中を歩きます。豊浦町の市街地、唯一のスーパーだった農協スーパーの跡地は更地になっていて貸物件に、そして町外れの食品も一部扱うホームセンターニコット方面から重そうな買い物袋を下げて雨の歩道を傘も差せずに歩く高齢者。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅1

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そして町役場には2018年に作成したはずの北海道胆振・日高バスマップが山になっていますが日本語版は無く英語版、中国語、韓国語のみ。いざ観光客が役場のパンフレット棚を見ても、正直何も得るものが無いわけです。
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何度か書いていますが、この町は「小幌駅」に金を出す前に自分達の町の町民に向いた政策が必要と思います。今回の参議院選挙も豊浦町は18時までで投票所を終了。一部投票所は17時までとなっていて、もちろん人員面などわからなくもありませんが、それでいいのかなという疑問もあるわけです。
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帰宅

豊浦駅から長万部方面の「2番列車」となる14:55発も1両だけ。平日ではありますが、観光客が乗っていて、小幌駅では5人ほどが下車しています。肌寒い天候ですが半袖なのが大丈夫かしら?と心配になります。この駅では寒くても建物内で待つという事はできません。

長万部では久々の長万部温泉。まだ時間が早く独り占めですが、とかく熱い!この熱いお湯につかれるのもこの街の魅力です。北海道新幹線長万部駅開業後はこの温泉街側にも駅の出口ができますので、この温泉街、魅力的に変わるでしょうか。
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ここからは倶知安方面へ。1両の列車ですが、高校生が乗るのは黒松内あたりまで。思ったより地元客っぽい感じの方が少ないのが気がかりです。この通称山線部分は北海道新幹線開業後どのような形で運行するのか、存廃も含めて検討されています。しかし、利用客数を考えると明治時代の設備がまだ残るこの路線を維持していけるのかは微妙な部分でもあるわけです。
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倶知安駅は既に構内にいくつもの測量跡が。駅部の設計も発注されるはずですし、あと5年もすればこの付近の工事も開始されるものと思います。どんどん景色は変わっていくのでしょうね。

次回
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