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「わがまちご当地入場券」追加購入の旅5
2019/08/13
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅も5回目。最初は応募券を切り取っていない券を手元に置きたいという観点から始めたわけですが、よくよく考えてみますと、複数の販売箇所がある駅で当初は発売していなかった駅、街中のコンビニエンスストアで購入しなかった駅なんかもあるぞと思い直しまして精査した結果、宗谷線ではセイコーマートでの販売を行う3駅でセイコーマートで購入していない駅がありましたので、まぁ、お盆休みですので訪問してみようと。
前回
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=885
普通・快速列車しか使えない青春18きっぷなどを使っていても、最近は本数の少ない滝川-旭川を乗車券・特急券を追加して特急に乗ることが増えてきました。この区間を特急に乗れるだけで接続パターンが増えますので重宝します。
ただ、今なら札幌-旭川の駅ねっとトクだ値の方が安い区間も多いので札幌から特急利用もアリです。
さて、旭川駅からは快速なよろ1号です。旭川-名寄は多くの列車が「快速」であって、比較的高速に移動することが可能です。この列車も旭川-名寄76.2kmを平均速度55.8km/hで走ります。逆に言えば旭川近郊を除けばこの列車が停車する永山・比布・和寒・剣淵・士別・風連・名寄くらいしか利用の見込める駅がないとも言えます。もう少し性能の高い車両で運行できれば早くなりそうにも見えます。事実特急ならこの区間1時間かかりません。
さすがに帰省時期でもありますので、なよろ1号はほぼ座席が埋まるくらいの乗車率でスタート。今日は少し肌寒いくらいの天候で、冷房のないキハ40の1両ではありますが、窓は開けず扇風機が回るような状態で走って行きます。永山も比布も乗ってくる方が多いくらいで、名寄まで乗り通す方も多く見えます。この区間が(特殊な時期であれ)一定の利用があるというのは素晴らしいことです。だからこそ設備面の改良は急務でしょう。
名寄駅(名寄市)

前回は確か乗り継ぎの数分で購入したので、駅を降りて外に行くのは久しぶりです。駅前にはバス乗り場が集約され、名寄市の施設である駅前交流プラザ「よろーな」に案内所が入っています。札幌・旭川方面への乗り場へは屋根も設置され濡れずに乗ることも可能です。しかし、駅はといえばリニューアルされたとはいえ古い駅舎が鎮座。昭和2年に建てられたものですからね。古いものを大切にという気持ちはわかりますが、今やバリアフリーは急務。バスターミナルまで集約できる駅前交流施設設置時に駅を無視したのかが、名寄市の今の気持ちということなのでしょう。


小雨の中を向かいます。昔ながらの駅前通りという感じの通りですが、閉店店舗も多く、町の空洞化は進んでいます。国道との交点が西條百貨店で地場の大型店舗として道北各地に店舗を有します。ここからほど近い場所がご当地入場券発売箇所のセイコーマート名寄西4条店です。

名寄市には2008年にイオンショッピングセンターが進出。市内バスはイオンのICカードWAON保持者はショッピングセンターへのバス無料などもあり、かなり広域から客を集めています。名寄市外からの買い物客を集めつつ、周辺も含めた商業施設の閉鎖などもあります。駅からかなり遠いのもあって交通機関の利用者も減ることになります。
さて、駅内には「風っこそうや」客のもてなしもあるのでしょうが、駅の歴史を展示するスペースが設けられています。2009年まで駅内、特急の車内販売で販売されていた角舘商会の駅弁パッケージなども展示されていました。


士別駅(士別市)
さて、また列車に乗ってこんどは士別に向かいます。ここも停車時間だけで購入した駅でしたので、駅を出るのはめったにないことです。
駅前の通りを歩くと地元農協JA北ひびきの本所が、いかにも過去に店舗だった感じでここが西條百貨店の士別店の跡地。現在西條は郊外型店舗として国道沿いにあり、このあたりに郊外型のスーパー、衣料品店などが立っており、クルマではないと買い物しずらい立地になります。

ご当地入場券発売箇所のセイコーマート士別南大通り店は駅前通り沿い。駅を出てここまで店舗は少なく、食品などの購入も駅周辺では難しい状態です。それもあって駅構内に売店と駅蕎麦(フードサービスささき)が生き残ってるのかもしれませんが。
さて、国道沿いの士別大通6丁目バス停に行きますと、道路がかなり渋滞中。帰省時期であるこの時期、郊外は信号が無い北海道の道路でも、このような市街地は多数の信号が設置され、あまり信号の連動が考慮されていないこともあって渋滞を引き起こすんですよね。次の行程にそれほど差し障りのないようにしていますが、バスがあまり遅れると困ります。
旭川近郊では道北バスと旭川電気軌道のバス位置情報が検索できるバスロケーションシステム「バスキタ!」が運用されており、バスの現在位置と遅れ時分がわかります。
https://asahi.buskita.com
このシステムは札幌市のIT企業メディアマジックの開発、ジェイアール北海道バスが実証実験に参加しており経済産業省の補助事業に採択されています。旭川市もサイネージ形案内表示等に補助を行っているはずです。旭川近郊ではほとんどの市内バスが表示できるはずで、冬期などの遅れが大きい時期に威力を発揮します。
このシステムの良いところはWEBサイトでの表示ができること。わざわざアプリを入れさせるタイプは、その地域にちょっとお邪魔しただけの人には非常に使いにくいのです。

バスは5分ほど遅れて到着。名寄と旭川を結ぶ普通便です。遅れからしても郊外ではそれほど渋滞していないように見えます。
塩狩駅(和寒町)
先日塩狩駅の塩狩峠記念館でも購入した塩狩駅のご当地入場券ですが、セイコーマート発売のものは購入していなかったのでね。和寒町は当初和寒町役場(土日祝休み)とセブンイレブン和寒町店(24時間)・ローソン和寒町店(24時間)の3箇所で発売しており、セブンイレブンが駅から離れていたこともあって役場で購入しました。2017年8月にはローソンが発売箇所から撤退、そしてセブンイレブンも今年発売から撤退しており、若干混沌としております。最終的に終了の9月まで購入できる全発売所と思えば、一応ここも購入しておきたいわけです。
士別を出たバスは国道を外れて駅前を通ると踏切に。ここで宗谷線の特急を待ちます。お客さんはわずか3名で、鉄道に比較して乗っていないなぁという印象です。バスそのものも閉まりきらない窓ががたついているなど古さを隠せません。塗装を見てもわかるとおり静岡県の事業者からやってきた中古車でざっと20年以上前の車輌。
その後も畑の中の一本道をひた走り、剣淵を経由して和寒に向かいます。和寒バス停はセイコーマートが隣接する待合所になっており、ここでバスは10分程度休憩します。士別-和寒のバス運賃は600円で、鉄道なら360円と大きな差があります。

ご当地入場券発売箇所のセイコーマート和寒店はバスターミナル隣接に駅からも近く、最初からここが発売箇所でしたらかなり楽でした。まぁ、入り組んだ道を役場に走ったのも思い出ではありますが。

和寒駅には士別翔雲高校の生徒会が作ったと思しきポスターが貼ってあります。2017年の訪問時にも別のポスターが貼ってありましたので、毎年生徒会が作成しているのかもしれません。高校生の利用が多い駅で、その高校生が鉄道に感謝しこのようなポスターを貼るというのは、クラウドファンディングで有名写真家が撮った写真でポスターを作るなんてよりずっと意味があって、心を打つものです。

比較的利用が多い旭川-名寄の宗谷線ですが、それとて今や一ローカル線に過ぎません。少しでも利用を増やすこと、そして他人任せではなく自分達が乗ることが必要なことでもあるのです。

帰りの列車は接続が良いのか立ち客もいる混雑。必要性はわかっていて、それでも自分達は補助ひとつできず、乗車促進運動一つできず、国頼みを言っているようでは乗っている方のこの路線すら先は危ういのです。
次回
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=889