北海道の交通関係

「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)

2019/08/30

わがまちご当地入場券集めも本当に最終回です。まぁ、今回追加購入に関しては、もう葬式鉄など傍若無人な酷い有様を横目に見ている札沼線沿線などはもう列車を使うことは考えず、クルマ利用にしている部分もあります。それは批判されても仕方が無いですけど、もう本当に乗りたくないんですよね。

前回
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=892

では追加購入の旅、続きです。

根室線帯広近辺の普通列車

新得駅に到着しますと雨が降っています。出発時点ではなんとか持ちこたえていたんですが、今日は道東方面は雨の予報です。接続時間で駅から外に出るのも億劫ですし先週も来た駅ですので、今日は駅蕎麦をすすって過ごすことにします。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
新得駅の構内にはこれから乗る帯広行きの他に4両のキハ40が留置されています。あくまでもここから滝川方面は廃止されたわけではなく、休止であり、ダイヤ的にも臨時運行ダイヤであって、復旧すれば元に戻せるように車輌運用や乗務員運用も組まれているはずです。結果行き場のない車輌がここに留置されています。2両は2427D新得行きで12:57発。言わずと知れた滝川発釧路行きの長距離普通列車だった列車に。もう2両は夕方の2553D帯広行きで16:35発。これまで留置です。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)

もちろん夕方の2両需要までの間留置することは問題が無いわけですが、仮に運休区間が「廃止」となるならば、当然車輌の配置や運用を変えてそれなりの状態にできるとも言えます。中途半端な状態が不経済な状況を作り出しているんですね。当初滝川-東鹿越の運行のために釧路から釧網線、石北線経由で釧路所属のキハ40を延々回送して対応していた時期もありましたが、現在はこちらは旭川所属の車輌を使っているようです。結果不足を補うためか数両の釧路所属のキハ40が旭川近郊で使用されていることを確認しています。
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帯広を中心にする芽室-池田には、若干ですが列車が増発され概ね1時間おきの列車本数が確保されています。しかしながら帯広での接続が悪い列車も少なくなく、4つしかない帯広駅のホームに長時間停車する列車もいるなど、利便性が劣る部分もあります。帯広都市圏は広域には新得-浦幌ともいえます。新得-帯広や帯広-浦幌には直通できる路線バスも無く、通学等は鉄道が頼りでもあります。
そして帯広付近の高校には西帯広付近の三条高校など、帯広駅をまたがって利用する通学生も決して少なくはないわけで、帯広での系統分離はあまり得策ではないとも思うわけです。

それをJR北海道が考えるかどうかはともかく、地域と一緒に鉄道の利便を向上させる施策は必要になるかとも思うわけです。特に利用が少なくなる浦幌-厚内-音別の普通列車を分離してでも一定の地域内交通としての利便を上げるというのも検討してもいいはずです。


さて、乗り継いだ新得11:47の帯広行き。車内はわずか3名ほどという寂しいものです。帯広到着が微妙な時間というのもあるのでしょうが、休日には帯広に遊びに行くと思われる学生の姿を見ますので、平日ならではなのかもしれません。十勝清水でも1名、御影でも1名と乗っては来ますが、こんな感じの利用なんでしょうね。雨が強く降っていますのでご婦人のお出かけも少ないのかもしれません。
芽室では2名下車、4人乗車で、やはり少ないとは言え芽室は帯広の都市圏なんですね。西帯広や柏林台でも乗車があり帯広までにはやっと格好がついた感じです。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
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帯広からは向かい側で6分接続の釧路行きに乗り継ぎ。こちらはざっと30名ほどの乗車があります。タラコ色の首都圏色になっている車輌で、やはりこの色は「野暮ったい」感じがします。懐かしいと言えば懐かしいのですが、あの時代のよくない国鉄のイメージの車輌でもあるわけです。

札内ではさっそく5分停車で特急の交換待ち。まぁ、これも文句を言うのはなんですが、帯広出発を5分遅くしても支障は少ないと思われ、わざわざ長時間停車させる理由はないようにも思うのですが。
幕別・利別・池田と停車してあらかた車内の乗客を降ろしてしまえば、ほぼ車内はガラガラになります。池田でも5分停車。帯広を発車して1時間ちょっとで浦幌。ここでも4分ほどの停車。車内が寒くなってきました。車内の温度計では22度、運転士さんが車内を廻りベンチレータを閉めていきます。まだ暖房までは不要ですが、ベンチレータが開いていればかなり冷たい風が吹き込みます。車内はついに4人。みなさん青春18きっぷを持ってそうな感じで地元ふうではありません。

厚内までのちょっとした山越え区間。キハ40の機関更新車でもあまりスピードが上がりません。特急ならこともなげに越えていく道のりなんですがね。6分停車の厚内を過ぎると車窓に太平洋が広がります。少し霧がかかっていて、釧路で行われているファイターズ対ライオンズのデーゲームも気になるところです。(結果降雨日没コールドゲームで終了)霧がかかっていればどれだけ照明をあてても試合の続行は無理で、釧路市民球場にナイター設備を置いたところで夏季の霧ではほとんど夜間の使用は出来ないでしょう。
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音別では8分停車。雨のホームに出てみますが貨物コンテナが並んでいた広い構内はほとんどがらんどうな感じ。今年3月改正で音別駅からの貨物取り扱いは終了した模様で、一応は地元要請で「廃止」にはなっていないものの、運んでいるのが大塚製薬釧路工場からの清涼飲料水だけということもあって再開は難しい模様です。音別駅は今も有人ではありますが、15時までと営業時間が短く、以前訪問した時は無人だったのを思い出します。無人化も近そうな雰囲気を感じます。
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ここでは新富士からの貨物列車との交換で、ちょうど窓の外にはLNGのコンテナが。苫小牧から運ばれてくるLNGの返却になりますね。

さて、列車は古瀬駅に停車。根室線でも一二を争う「秘境駅」で当然ながら乗降無し。この駅の去就も気になりますが、最初から信号場ですから駅としてまともに機能したことは少ないと思います。目の前の道路も確か市道側からは通行止め(JR職員用の私道扱いなのだと思われる)で車で入れません。確かテレビ東京の番組で2014年当時は通学生1名が親の車での利用があったようですけどね。駅周辺は無人でも数キロ圏内全く集落が無いわけでは無いので。

白糠駅(白糠町)

さて、白糠駅に着きました。15:05定刻到着で列車は3番ホームに到着し18分間停車します。車内の4人の客は誰も降りず私だけ下車です。この待避、始発用に使われる3番ホームは1983年まで白糠線が使用していたホーム。ここにタラコ色のキハ40が停まっているのはそれを彷彿とさせます。1983年と言えばキハ40は増備車がまだピカピカだった頃ですね。
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18分の停車は交換も追い抜きもなく、このあとも東庶路信号場での長時間停車もあり釧路到着は16:10ですから鈍足過ぎますね。この時間では白糠高校の生徒も通学では使えませんので、何のための停車なんでしょう。
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白糠は過去にはターミナル駅ということもあって駅内は待合室も含めて広く、以前はキヨスクや飲食店も入っていたはずですが今やがらんどうです。自動券売機の案内に時代を感じます。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
駅前にはバスターミナルがありくしろバスの職員が常駐。ざっと1時間おきに釧路方面へバスが出ています。白糠線の代替バスである町営バスは今はデマンド運行になっておりワゴン車が停車しています。
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バスターミナルには所在なげに白糠線関連の展示が行われていますが、ほぼ忘れ去られた、全く管理しているような感じを受けないもので、こんな状態で放置されているのは心が痛みます。
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白糠町は駅とバスターミナルの複合施設と駅前整備事業にクラウドファンディングを利用した支援を募集しています。

ぐうたび北海道
ふるさと納税【白糠町】海を見ても山を見ても豊富な食材にあふれる“食材の宝庫”
https://hokkaidoblog.gutabi.jp/furusato-tax-shiranuka1907/
旧国鉄白糠線に思いを馳せ「駅舎&駅前周辺整備」事業


しかし、現時点での白糠線展示を見る限り、資料などが体系的に整理されているとは思えず、資料室を設置してあの色あせた写真を展示するかと思えばそれもまた辛いものです。


高速道路の延伸で白糠や音別は札幌-釧路の昼行高速バスルートからは外れており、夜行便だけが停まります。その代わりと言ってはなんですがスーパーおおぞらは1往復を除き停車します。私が利用する時も窓口でえきねっと発券を依頼する人がいましたが、窓口氏時間がかかっています。指定席券売機ならクレジットカードを突っ込めばものの数分で発券されますので、まだ利用が多くないからとも言えますし、そもそもの利用客も少ないとも言えるところです。

さて、ご当地入場券を窓口で購入し、現時点で発売している全窓口での購入を達成しました。この駅を最後にしたのは、気が向かなかったのもありますが、残念過ぎました。

「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
さて、あとは帰ります。16:03発の帯広行き普通列車に乗車したのも私1名。下車は高校生含めそれなりにあります。釧路への高校通学は地元に高校がある白糠でも少なくないようで、地元高校の偏差値が大幅に低く進学を希望すれば遠くの高校に通う必要があるわけですね。古瀬はさすがに下車はなく、音別でほぼ全員が下車。車内にはラブラブな旅行カップルが一組だけとなりました。(ゴメンナサイねオッサン1人いなければ、貸切だったのに)
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
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この列車も浦幌で15分停車し後続の特急を待ち、次の新吉野では18分停車し2本の列車と交換です。追い抜きの場合設備的に仕方ないのはわかりますが、結果帯広駅では3分差で新得行きに接続しないというあんまりなダイヤに見えます。浦幌あたりからは高校生も乗ってきて随分賑やかになりますが、帯広の30分にわたる停車時間を所在なげに過ごす高校生は可哀想にも見えます。その停車時間の間に池田からの普通列車が到着して接続するのです。車両面でも非効率ですし、運転士もこの間は運転室で所在なげに過ごしており、これまたどうなんだろうとも思うところです。

スーパーとかち10号

まだ帯広18時台ではありますが、既に青春18きっぷでは札幌に戻ることができませんので、今回は帯広から特急とかちで実施されている大幅割引の企画切符「えきねっとトクだ値」を利用します。前日に購入しても45%引き、14日前までであれば55%引きという大幅割引が行われています。帯広-札幌は3,240円で、帯広-南千歳なら2650円と高速バスに比較しても激安です。かなり思い切った施策を行っていますので、今回帯広-南千歳を予約しました。ちなみにこの列車は南千歳ではすぐに同じホームで札幌方面の快速エアポートに乗り継げます。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
札幌からのスーパーとかち5号は5分ほど遅れて到着。子供連れのお母さんのベビーカーを降ろすのを車掌さんが手伝っているあたり、本当にJR職員は親切になったなとも思います。車内整備が行われ慌ただしく乗車。指定席はかなり混み合っており、4両で不足とまでは言いませんが、平日のこの時間は出張帰りも多いのでしょうが、えきねっと割引もJRを普段から利用する人には認知されてるんでしょう。

定刻に発車。後ろの方から何やら大声で話す客が。まぁ、今となっては車内にインバウンド客が騒ぐのは一定の「あたりまえ」とおもわなければなりません。異国の言葉が延々大声で響き渡るそれ以外はエンジン音だけ響く車内。普段から使用しているノイズキャンセリング付きのイヤホンが役に立ちます。完全に消えなくてもかなり軽減されます「耳栓」がわりで小さく音楽をかけながら移動するのが最近のパターンです。

この日は対向のスーパーおおぞらが鹿との接触で遅れて、こちらも約10分遅れで運行。トマム駅で件の家族連れが降りて静かになりました。キハ261系の乗り心地はまぁ、それほど悪いものではありませんが、パワーオン制御の変速ショックが意外と大きいのは車輌の個体差なんでしょうか。前後の車輌でズレれば前後に大きく揺れることになりますし。

オサワ信号場の所定4分の停車を相手を待たせたまますぐに発車、駒里信号場の5分停車も定刻に発車しましたので遅れは解消。南千歳駅には定刻に到着しました。ただ、ダイヤの組み方をもう少し頑張って、信号場の停車時間を短くすることは大事かもしれません。「遅い」イメージに繋がるんですよね。あと駒里信号場停車前に南千歳の到着案内が流れるのはいただけません。


根室線・石勝線は単線区間でなおかつ交換駅、追い抜き可能駅に制限がある以上ダイヤ作成のネックですし、足の遅いキハ40に合わせたダイヤが特急の足を引っ張る部分もあります。このあたりが今後どう改善されるかもJR北海道の課題の一つとも思います。
「わがまちご当地入場券」追加購入の旅7-2(最終回)
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そして、根室線各駅では枕木のコンクリート化がかなり進んでいることも見て取れます。また、側線も3本に1本をコンクリート化にすることでの改善が進んでいます。枕木は隣接3本が傷めば交換というルールなので、3本に1本をコンクリート化にすることで安全性の向上とメンテナンス省力化を行っていると思います。これがこの短時間にほぼ全線で行われていることは本当にJR北海道が安全性向上に予算を使っていることの表れでもあります。このあたりは一切報道されませんので、こういう場で取り上げていきたいものです。

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