北海道の交通関係

札沼線廃止代替輸送について現時点で各町から出されているもの

2019/09/17

札沼線の廃止を翌年5月に控え、そろそろ代替バスなどの運行計画が固まってきています。各資料なども出てきましたので、この段階で一度まとめておきたいと思います。

まず、当サイトで以前札沼線の廃線内容を合意した内容をまとめた記事を再掲いたします。

札沼線北海道医療大学-新十津川の廃線合意(2018/12/21)
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=459
札沼線廃線合意内容
(あくまで報道されているもの)
・廃線予定日:2020年5月7日
 (2020年5月6日まで鉄道運行。5月6日は振替休日)
・鉄道設備・関連設備の自治体無償譲渡
・設備撤去費用の負担
・北海道医療大学駅にバス-鉄道乗り継ぎターミナル機能・パークアンドライド駐車場整備
・定期券について鉄道運賃とバス運賃の差額補填
・代替バス・既存並行路線バス運行費用の補填20年分(14億8600万円)
・沿線4町のまちづくり支援金として20年3億3000万円
・学園都市線札幌-北海道医療大学の運転本数を11本増加(北海送医療大学駅札幌直通発着本数現行40本、以北を含めた本数55本に加え11本増加し66本に・なお、19年3月改正で北海送医療大学駅札幌直通発着本数は52本に増加予定)
・石狩当別駅付近にJR社員寮兼学生向けのアパートを新設




当別町

当別町は「当別町地域公共交通活性化協議会」の資料を公開しております。また、議会だよりでもいくつかの項目がありましたので紹介いたします。

第1回当別町地域公共交通活性化協議会(令和元年6月)
https://www.town.tobetsu.hokkaido.jp/site/koukyoukoutsu/22190.html
1 路線名 月形当別線
2 運行開始日 令和2年4月1日(水)~
3 運行区間 JR 札沼線石狩当別駅南口 ⇔ 石狩月形駅
4 運行路線及び 資料1のとおり バス停位置(案) ※待合所は、運行開始後、バス停利用者の状況を踏まえ、令和2年度以降に設置個所の検討を行う。
5 運行キロ数 片道 約27.3km(うち当別町区間 約18.7km)
6 運行便数 1日18便(9往復)

9 運行事業者 有限会社 下段モータース




まず、昨年12月に当別-月形の札沼線代替バス運行事業者を当別町内でコミュニティバスを運行している下段モータースに決定しています。そして本年4月に試験走行を行い、便数、ダイヤ等も案として出てきています。

運行ルートですが、当別町市街地内は石狩当別駅南口を発着し、田西会館(勤医協当別診療所付近)、当別町役場・総合保健福祉センターゆとろ(とうべつ内科クリニック付近)、もみじ公園(田園通りさわざき医院付近)、北栄団地(くろさわ歯科クリニック付近)、ポイントショップ前(当別高校付近)、東町団地、ラルズ前(スーパーアークス当別店付近)を経由します。
多くのバス停自体は既存の当別ふれあいバスに存在しますが、経路はどれとも異なる模様です。(一部はあいの里金沢線と併走することになる)
あいの里境域大駅からは金沢墓地前、金沢会館前(旧石狩金沢駅付近)、ファームエイジ前(ここから町道北8号線を経由し国道275号線に合流)、町道北十二号線、玄米酵素前(旧本中小屋駅付近)、中小屋会館前、旧中小屋小中学校前、中小屋郵便局前(旧中小屋駅付近)そして月形町内に至ります。
なお、ルートは旧国鉄バスが昭和30年代まで運行していた経路に近いとは思います。(当別市街地は異なるが)

さて、この経路ですが、石狩金沢付近から国道275号線への町道北8号線の改良工事もJR北海道が負担して整備するとしています。

議会だより令和元年6月
●札沼線代替バスの町道整備
町道北八号線道路改良工事 3,500 万円
●札沼線代替バス運行ルート
中小屋・金沢両地区から 国道275号線の旧道を運行ルートにしてほしいと要望がある。
●札沼線代替バスJR北海道からの支援
①当別町と月形町への支援
合計7億8,400万円
⇒20年間分の運行費用と初期投資費用の合計
待合所、停留所、車庫の整備等で、1億8,220万円。20年間の運行経費は6億219万2,000円である。
②当別町への支援
3,000 万円
⇒新規路線バスの運行ルートの町道整備
https://www.town.tobetsu.hokkaido.jp/uploaded/attachment/14994.pdf


なお、石狩金沢地区では旧国道である町道を終点近くまで(国道275号線との合流地点「町道北十二号線」新設バス停付近)走り、停留所を設置することを希望しており、この路線変更は当然道路改良が必要になります。その費用を誰が持つのかが協議となりそうです。
議会だより的には「当別町の負担は、20年間はないものと予定している」とのことなので。

バスダイヤについては、2台のバスでの運行を予定しており、石狩月形駅6:10始発、19:10終発、石狩当別駅7:30始発、20:20終発となっており、約1時間列車に比較してバスの終車を繰り上げることになります。所要時間は列車と接続する北海道医療大学駅-石狩月形で30分、全線で50分を見ています。医療大学-月形で見る限り列車との時間差(現行27分程度)はほとんどありません。
なお、本会議は9月に第2回が行われる予定で、ここで正式にダイヤ等が確定すると思われます。



月形町

さて、当別月形線には月形方の事業者は参入しませんでした。やはり路線運行ということで路線事業を行っている(行っていた)事業者を使用したとも言えます。早朝に月形発の便が設定されますが、回送なのか月形町に滞泊施設を設けるのかは気になるところです。(特段当別町の方には記載が無い)

月形町
平成31年度 第1回協議会開催結果
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/5763.htm
資料2-1
札沼線代替バスの検討状況
1 運行事業者
月形・当別間:有限会社下段モータース
月形・浦臼間:株式会社美唄自動車学校
2 運行開始予定日
平成32(令和2)年4月1日
3 便数
月形・当別間:1日18便
月形・浦臼間:1日10便
4 運行ルート、バス停位置
月形高校前(月形・当別間、月形・浦臼間)、月形温泉前(月形・浦臼間)にバス停をおく方向で検討中
5 運行に対する国や道の支援
国や道からの補助金の支援について協議中
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/11656/H31_1_04_siryo2-1.pdf
資料2-2
札沼線沿線代替バスの運賃(イメージ)
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/11656/H31_1_05_siryo2-2.pdf


月形浦臼間の代替バスは美唄自動車学校が運行することがわかります。美唄自動車学校は美唄市内線などの代替バス運行、貸切バス事業等を行っており、浦臼町の町営バスの委託も請け負っているようです。運賃は当別町サイトにあったものと同じですね。町内200円隣接区間400円、当別-浦臼は乗り継ぎになるが600円としています。

月形町
平成30年度 第3回協議会開催結果
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/5763.htm
資料4-2
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/11656/H3103_07_daitai.pdf



その前の会議ではバス停留所素案が出ています。
先の当別町資料では当別月形線の停留所を以下の通り想定しているようです。
月ケ丘駅前、林間住宅、知来乙、体育館、市南1、月形市街、月形町役場、月形高校前、JR石狩月形駅
しかし、資料では(▼協議が必要・○設置検討)として
▼中和第2
○南地区広域集落会館前
○月ケ丘
▼衛生センター前
▼篠津山霊園前(当別資料による林間住宅と同一位置?)
▼南耕地
○知来乙(既存ニューしのつバス(江別-新篠津-月形)の知来乙入口バス停か)
○麻生(既存ニューしのつバス体育館・月形町総合体育館前)
▼市南1
○月形市街地(既存中央バス・ニューしのつバス)
○月形役場前(既存中央バス・ニューしのつバス)
○石狩月形駅(既存中央バス・ニューしのつバス)
を検討しているようです。月形高校については当別町資料では設置を記載していますが、それ以前の会議である月形町資料では未記載です。
なお、昭和30年代まで存在していた国鉄バスでは、当別・月形町境付近に「青山入口」、南地区広域集落会館前と思しき付近に「中和学校」(旧中和小学校、現雪の聖母園支援センター)があり、当時はここから月形側は国道を離れて町道を通って知来乙駅付近を走行していた模様です。


また、月形-浦臼では
○階楽町(既存中央バス・旧JRバス月形小学校前)
○月形町立病院(バスベイが残る旧JRバス月形浮世橋)
▼北農場1(旧JRバス月形温泉前?)
○刑務所前(バスベイが残る旧JRバス官舎前)
▼コンクリート工場前(資料ではバスベイ設置とあるが、旧JRバス北農場では無いかと思われ)
-旧JRバストロッコ沢・バス停設置無し?
-旧JRバス豊ヶ岡駅通・バス停設置無し?
○厚軽臼内(バスベイが残る旧JRバス厚軽臼内)
▼新富(旧JRバス新富?)
○札比内駅(旧JRバス札比内駅前)
▼札比内
○麦乾燥調整施設(旧JRバス南札2線)
ここまでが月形町。この先は既存浦臼町営バスの停留所をそのまま使用すると思われます。

なお、時刻は始発が浦臼発7:50始発、月形着8:18、終発が浦臼19:06、月形発が始発10:06-浦臼10:33、終発17:55で、月形発3本、浦臼発4本としています。



浦臼町

路線については既存町営バスおよび中央バス滝川浦臼線の停留所をそのまま使用すると思われます。なお、路線資料などは町のサイトからは探すことができませんでした。

浦臼町
平成31年 第1回定例会
浦臼町議会会議録
https://www.town.urausu.hokkaido.jp/gikai/files/kaigirokuH31-1tei.pdf
>やっぱり駅付近に絵画等をおさめる施設をつくったり、公共的な箱ものを
つくったりしても、まだそれでも駅付近には余裕の土地が余ってくると、そ
ういう感じになるのではないでしょうか。


ちょっと、まともに代替後を議論してるとは思えない惨状ではありますが、元々町営バス、そして中央バスの路線を持っていますので、そのまま無くなっても一定の支援金さえあれば問題無いという観点かもしれません。駅を「絵画展示施設」にしたところで、誰が喜ぶのでしょう。
なお、JR負担で行われる町営バスの毎日運転化はともかく、美唄へのデマンド便についても特段の情報は得られませんでした。浦臼町にしてみれば元々札沼線を利用して月形高校へ通っている数人の生徒さえ担保できれば病院施設が貧弱な月形、当別方面へ行く人はおらず、美唄市立病院や滝川、砂川などへの便が担保されていることの方がよほど重要なわけです。

(月形-浦臼路線停留所続き、基本的に現町営バスバス停をそのまま使用)
石狩新宮
仲通線(旧JRバス甲角前)
波止場線(旧JRバス花木センター前)
晩生内市街
北晩生内
南札的
札的駅通
天理教前
浦臼小学校前
浦臼郵便局前
浦臼駅

(浦臼-新十津川-滝川は中央バス滝川浦臼線をそのまま活用)
浦臼駅
浦臼役場前
浦臼市街
ひばり団地入口
黄臼内
鶴沼公園前
鶴沼市街
南於札内
於札内
十一号線
十号線
九号線
八号線
花月市街
下四号線
下三号線
下二号線
下一号線
弥生区自治会館前(旧JRバス演舞場前)
中三号
中四号
青葉
菊水町
新十津川農高前
新十津川役場
みどり団地
橋本町
西高入口
銀河団地
西町
銀座通
NTT前
滝川駅前


新十津川町

新十津川町については現状の中央バスへの補助金支出をJRに肩代わりさせる。また駅付近整備、農地整備以外の項目は逆に無いとも思われますので、特段の新設路線はなさそうです。

2020年3月13日追記 本件について新しい記事を公開しています。
札沼線廃止代替輸送開始直前。各町の広報体制
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=944


北海道の交通関係 JR北海道 札沼線

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